【2日目】 5/31(火) 晴れヴェネツィア滞在
【午前】徒歩にてヴェネツィア市内観光(サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、ためいきの橋)【午後】自由行動(コッレール博物館、アカデミア橋、アカデミア美術館、リアルト橋) |
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●朝、ホテルにて
モーニングコールは朝7:30。朝食は8:30から。8:30頃にロビーにふらふらと出て行くと、添乗員Hさんが待ち受けておりました。 「バスタブのある部屋に替えますので、今日出発までに荷物をスーツケースにまとめておいて下さい。ポーターさんが新しい部屋に運んでおいてくれますから」 ちなみに朝食後の集合時間は9:30。慌てて荷造りするも、あっパジャマしまい忘れた、あっスリッパ履いてるよ…と手間取ってしまい、集合時間に遅れる。あわわ。 でもバスタブがある部屋とない部屋との差額分を返却しますとのことで、なにやら書類を頂いた。初日はどうせシャワーしか使う気なかったから、ちょっと得した気分だ。 ところで朝食のテーブルが一緒になった方とお話していて、「このホテル、素敵なお部屋でしたよねー。貴族の隠れ家風で」という言葉に愕然としてみたり。私の部屋はもっとモダン…というか、ぶっちゃけビジネスホテルのようだったんですが……。私の感性がおかしいだけなのか? (帰国後にネットでこのホテルのサイトを見てみたら、確かにかわいらしいお部屋の写真が。同じホテルでも、部屋によって随分雰囲気違うのね…。) ツアー参加者、ここで2名離脱。この朝食時にはいらしたそうですが、奥さんが体調不良を訴えヴェネツィアの病院に入院されたとかで、ご夫婦そろって帰国されるとのこと。飛行機のエコノミー症候群?で、命に別状はないとのことで一安心です…。 |
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●初めての買い物
部屋も移動することだし、何としても枕銭(チップ)を用意せねばなりません。しかしまだ現地通貨は紙幣しか手持ちがなく。ホテルの近くにたばこ屋さんがあり、そこでテレホンカードを買うことにしました。5ユーロ分も買えば、2〜3回日本に電話できるとのこと。イタリアでの初買い物です。 とりあえず最初の挨拶だけは笑顔で「ボンジョルノ(おはようございます)!」と言い、後はもうカタコト。「ワン テレフォンカード プリーズ!」と指を1本ビシっと突き出して言うと、おばちゃんが何種類かのテレカを出してきました。事前に添乗員さんから聞いていた、イタリアテレコムのカードを選択。3ユーロのカードしかないというので、2枚購入(添乗員さんは3、5、7ユーロのカードがあると言っていたような)。 10ユーロ札を出して、おつりは2ユーロコイン×2枚で4ユーロ。しかし枕銭の相場が50セントなので、2ユーロコインを出して「スモールチェンジ プリーズ」と言うと、笑顔で1ユーロ+50セントコイン×2枚に替えてくれました。おばちゃん、ありがとう!! |
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●ヴェネツィア本島へ
ヴェネツィアという町は車も自転車も禁止、移動手段は徒歩および水上タクシーしかないというところです。さてこの日、交通機関のストライキが行われておりました(ストライキは、イタリアではよくあることらしい)。水上タクシーは全て運行中止です。ホテル(リド島)からヴェネツィアまでの船はホテルの私物なのでもちろん運航しておりますが、その船が他の仕事(物資の輸送とか?)にもかり出されているとかで、朝から大忙しだったよう。 この日は午後から自由行動だったので、水上タクシーが運行していれば好きな時間にホテルに帰ってゆっくりできたのですが、みんな揃ってホテルの船に迎えに来て貰いましょうということになり、夜8時まで自由行動となりました。7時くらいまでにはホテルに帰って、部屋でのんびりしたかったなー…。 |
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●サンマルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、ため息の橋
サンマルコ広場にて、現地ガイドさんと待ち合わせ。イヤホンガイド(写真)を使って案内して頂きます。ガイドさんの声をマイクで拾って聞かせてくれる画期的なもので、その愛称は「耳太郎」(笑)。ガイドさんが大声張り上げなくてもいいから他の観光客の迷惑にもならないし、人混みの中でもちゃんと説明が聞けて有り難いのですが、声が聞こえるのでまだみんな近くにいるわ〜と思って油断していると、はぐれて迷子になってしまうという欠点もアリ。
現地ガイドさんは年配の女性の方。日本が大好きで、夫婦で2か月かけて日本を旅したこともあるそう。日本語がお上手なのはガイドさんだから当然としても、日本の歴史についても詳しくて、本当に舌を巻く思いでした。ナポレオンによってヴェネツィア共和国は滅亡したとのことで、ガイドさんはナポレオンが大嫌いだとキッパリ(笑)。ナポレオンに奪われた天上画の代わりに複製を飾り、戦後本物が戻った後も複製は外さず本物をその下に飾ってあったりするあたり、ヴェネツィアの人は皆ナポレオン嫌いなのかも?
右写真奥がため息の橋。はかなげで美しい名前と思いきや、これは死刑囚が渡る橋で、ここを渡るともう生きて帰ってこれないのでため息をついたことからこの名前。この橋の中も渡れまして、ガイドさんの「さあ、石橋を叩いて渡りましょう!」の声に「違うだろー!」とか突っ込んでみたり。 日本語の冗談をちょっと自信なさげに小声で言い、みんなにウケるとすごーく嬉しそうにするのは、どの現地ガイドさんも共通。 お次はガラス工場見学。ガラスとレースはヴェネツィアの伝統工芸。しかし中国製などのニセモノも出回っているとのことで、見る目を養うためにまずは本物を見て下さいとか御託を並べて、要するに買い物させたいわけねーとか意地の悪いことを思いつつ。 職人が熱く溶けたガラスをピンセットのみでにょにょーっと伸ばし、あっという間に馬の完成。きっちり四つ足で立つように作るのが難しいとのこと。そりゃそうだ。お見事。 売店に場所を移し、色の出し方などのおうんちくを聞く。赤は24金を使うので一番高価、青はコバルト、緑は酸化鉄、紫(というか茶色っぽかった)は昔からある古い色、とのこと。 ほほーと感心して聞いていたのに、最後の締めがイカンかったですよ。 「このようにヴェネツィアングラスは少々高価なものですが、日本のことわざにはこうあります。清水の舞台から飛び降りる気持ちで、どうぞご購入なさっていって下さい」 シナリオ書いた日本人、誰だーっ! |
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●昼食
メニューはイカ墨のスパゲティと魚介のフライ、ジェラート(チョコレート味でした)。さらにレストランのサービスとして、ピザが出てきました。どれも名物料理とのことでおいしかったけど、つけ合わせ?のパンはパサパサでいまいち。イタリアはパンはおいしくないと聞いていたけど、これがそうか…。 飲み物は自分でオーダーしなけりゃいけないんだけど、水750mlとかワイン1本とか、1人分では頼めない感じ。どうしよう〜と思っていると、同じテーブルの方が一緒に頼みましょうと声をかけて下さいました。よって水1本3ユーロを、3人で1ユーロずつ。感謝。 |
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●コッレール博物館
昼食後は自由行動。レストランでトイレを済ませて、いざ1人で町歩き!レストランが細い路地を通ったところにあったので、とりあえず大きな通りに出ようと、どきどきしながらサンマルコ広場へ。写真はサンマルコ広場ですが、人の多さもさることながら、鳩の多いこと多いこと。建物にはよーく見ると鳩避けがびっしり付けられておりました。 ここで日本の自宅へ電話。電話かけてくるとは思っていなかったらしく、母が驚いていた。2日に1回かける約束をする。 まずアカデミア橋を目指す予定でしたが、先程団体で入ったサンマルコ寺院のチケットでコッレール博物館も入場できるとのことなので、予定変更。近くのBAR(バール)で水を1本買って、博物館へ。 レオナルド・ダ・ヴィンチの特別展でもやっていたのか、名前の書かれたポスターがいっぱいあるなーと思っていたら、ダ・ヴィンチの自画像発見! 来て良かったな〜と思うのも束の間、広すぎて迷子に。部屋の作りが、一度行き止まりまで行って帰ってきて、また別の入り口から行き止まりまで行って帰ってきて…という周り方しかできないようになっているとしか思えなかったのだが、私の歩き方がおかしかっただけか? しかも2階、3階とあるようだったが、3階への階段が見つけられず……。 |
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●アカデミア橋、アカデミア美術館
アカデミア橋へ。壁に黄色いプレートが貼ってあり、サンマルコ広場はこちら、アカデミア橋はこちらと矢印が出ていて親切!この橋、ガイドブックで見たときから勾配が急だなぁと思っていたのですが、まさか階段になってるなんて予想外だったわ…(写真下)。 アカデミア橋を渡るとすぐ、アカデミア美術館があります。入場料が6.5ユーロ。む、『る○ぶイタリア(2005年版)』には9ユーロって書いてあるぞ。あてにならんものですな。 そう思いながらお金を出すと、何やら「ノー!」と言って何度もコインを突っ返される。「リラ」とか「ユーロ」とか言っているけど何のことやらと思いつつ、自分が出したコインをよく見ると……500Lとか書いてある。これってもしかして、500リラ硬貨!? ガイドブックなどでユーロの代わりにリラを混ぜられることがあると書いてはあったけど! まだ買い物は2回しかしていない。1回目はテレホンカード。小銭崩してもらったからしっかり見てる。だからこの500リラが紛れ込んだのは、ついさっきBARで水買った時しか有り得ない。ちくしょう、騙された!! …いえ、大げさなのはわかってますとも。たぶん50セント硬貨の代わりに混ぜられたから被害額は70円くらいというかわいいものだし、500リラ硬貨なんてもう手に入らないものだから、50セントで記念に買ったとでも思えば済むことですよ。だけどイタリア初日にあっさり騙されたという事実がショックなわけで、もうこうなると絵を見ても何が何やら、頭の中はずーっと「500リラ…500リラ…(エンドレス)」。 アカデミア美術館で見たはずの絵、全然記憶にありません……。 |
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●リアルト橋
気を取り直して、リアルト橋目指して歩く。本当は水上タクシーで移動する予定だったんだけどなぁ。でもまぁ、歩けない距離じゃない。15分〜20分くらい歩いて、リアルト橋到着。この橋も階段だった(写真下)。写真上の屋根付きの部分は、お店がずらりと入っております。橋手前の黄色い屋根は、水上タクシーの駅。 水上タクシーが動いていれば、この橋の下をくぐり抜けてカ・ドーロ(フランケッティ美術館)に行くつもりでした。1階が船着き場になっていて、2階3階に美術品が展示されているという。 しかしストでは仕方がない。橋を越えて歩く歩く。 カ・ドーロの水上タクシー駅は見つかった。だがしかし、地図ではその隣にある美術館がわからない。もしかしたらストの影響かなにかで、入り口が閉まっていたのかもしれない。とりあえず、近辺をうろうろ…道に迷った……。 しかしまぁ、慌てなくても大丈夫。前述の通り黄色い看板にサンマルコ広場はこっち、リアルト橋はこっちと矢印の描かれた看板があちこちに貼ってある。集合時間まではまだ時間がたっぷりあるしと、街並みを見ながらふらふら。すると大きなスーパーマーケット発見! 早速お買い物。 一番驚いたのは「水が安い!」ってこと。水道水は石灰分が多いとかでミネラルウォーターを買って飲まねばならんのですが、街中で売ってる水は500mlで1〜2ユーロ。しかしスーパーでは1.5Lで0.4ユーロ! これは本当に飲料水なのかと疑ったが、まぁ赤ちゃんが水飲んでる写真が印刷されてたし、大丈夫でしょう。その他、100%オレンジジュース1パック(1L)、コーラ1本(500ml)、菓子パン、板チョコをお買い上げ。 レストランやBARで飲み物頼む時、なぜかジュースって炭酸飲料ばかりだったので100%オレンジジュースは嬉しい。ヨーロッパ人は炭酸が好きなのか水も炭酸入りが主流で、わざわざ「ノーガス?」と確認して買わねば普通の水にありつけない有様だ。
しかし私はその買い物をすぐに後悔しました。何故なら、道に迷っている途中だったのだ。サンマルコ広場目指して、看板を頼りに歩く。足が痛い、疲れた、そして重い…。水(1.5L)、オレンジジュース(1L)、コーラ(500ml)、これだけで3kg。そりゃ重いよ。その場でコーラは一気飲み。写真は迷ってる最中に撮ったものなので何だかはよくわからんが、傾いている塔。ヴェネツィアは地盤沈下が激しいらしく、季節によっては(冬?)水に浸かってしまうとのこと。倒れないか心配だけど…きっとすごい歴史的価値があるとかで壊せないものなんだろうなぁ。 道案内の看板に沿って歩いていく内、どうもこれらは最短距離を示しているわけではなさそうだと悟る。面倒くさがらずに地図を見ろということか。川を越えて5メートルほど進み、また逆に川を越えてとジグザグに歩かされること数回、黒いゴミ袋が各家庭から出されている見るからに裏通りな道を行き、同じく迷っているのであろうあからさまな観光客の外人さんとお互いにちょっと警戒しながら細い道をすれ違い……、午後7時、ようやくサンマルコ広場に到着。ひーっ! 集合時間まであと1時間、それまでに夕食を済ませねばなのですが、さっき500リラ混ぜられたBARしか近くになく、疲れていたけどまた15分ほどアカデミア橋方面に歩いて(迷わず行けた方に歩く/笑)、適当なBARでパニーニ食べました。おいしかった…。 午後8時、重いスーパーの袋をぶら下げて、それでも「いい買い物できたなぁ」とほくほくと集合場所へ。するとそこにはブランドのご立派な紙袋をいくつも提げた、ほくほく顔の皆さんが。 …私って小市民だな…。ふふふ……。 ホテルに戻り、新しい部屋の鍵を受け取る。どうやらバスタブ無しの部屋に当たったのは、私ともう一組だけだった様子。 今朝聞いた「貴族の隠れ家風」という素敵な部屋を期待してドアを開けると…やっぱりビジネスホテルな感じのモダンな部屋(バスタブがある以外は、昨日と同じ部屋)でありました。 |
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