【3日目】 6/1(水) 晴れ

ヴェネツィア発(250km)→フィレンツェ着(昼)
【午前】バスにてフィレンツェへ
【午後】フィレンツェ市内観光(大聖堂ドゥオモ、シニョーリア広場、ウフィッツィ美術館)

●フィレンツェに出発
モーニングコールは朝6:15。7:00までに荷物をまとめ、スーツケースを部屋の外に。7:00から朝食で、8:00にホテル出発。
ホテルから船で15分ほど。ヴェネツィアの外れの、車の乗り入れが許可されているという地点からバスに乗り込む。

バスは高速道路へ。世界初の高速道路は、イタリアの高速道路だそう。最初は軍事目的で作られたらしく、有事の際には滑走路として使えるように直線道路が多いとのこと。
日本でも高速道路を建設する際にイタリアの高速道路を参考にしたとのことで、なるほど標識がそっくりだった。フランスなどヨーロッパの国の標識は青色が多いけど、イタリアは緑色。だから日本も緑色。
ETCも世界で最初に導入したのがイタリアだそう。でもこれは、ETCの技術開発なんかは日本のが早かったけど、実用化はイタリアが先とかそういうことらしい。

途中1回、サービスエリアにてトイレ休憩有り。トイレは有料で、入り口に女の人がいると50セント、男の人だと20セントくらい渡せばいいとのこと。何故値段に違いが?
●昼食
メニューはポルチーニ茸のフェトチーネ、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風炭火焼きステーキ)、ティラミス。
名前だけ聞いてもなんのこっちゃという感じですが、きしめんみたいな平べったいパスタと、でかいTボーンステーキと、ケーキですな。

テーブルにやっぱりパンが置いてあって、お腹空いてたから早速手を出してみたのですが、…何の味もしない。小麦粉だけで焼いたような、塩気も甘みも何もしない、ただただ粉っぽいだけのパン。
「ステーキの肉汁吸わせて食べるんだよ」と同じテーブルの人に笑われたけど、ステーキも肉汁とかソースとかパンに浸せるようなものは何もなかったですよ…。
ちなみにステーキはかなりレアな感じで、周りの人たちに不評でした。私は完食(笑)。

ティラミスは日本でも一時期ブームになりましたが、チーズ嫌いの私は「チーズのお菓子なんて!」と目もくれなかったので、恐らく今回が初挑戦。
郷に入れば郷に従えというわけでチーズ料理もしっかり食べようと思っていたので食べてみると…チーズ味はしなくて一安心。代わりにコーヒーのような味がしました。
●天国の門(サン・ジョヴァンニ洗礼堂)
天国の門 ドゥオモの正面に立つ、八角形の洗礼堂。
この扉には10枚のレリーフがあり、旧約聖書を題材としているそう。文字を読めない人たちにも聖書の内容をわかりやすく伝えるためだとか。
欧米人に人気らしく、いつも団体旅行客が居座っているとのこと。確かにアジア人観光客団体もいたけど、この門の前ではそう長居していなかったような。
この門のレリーフは実はレプリカで、本物はドゥオモ付属博物館に展示されているとのこと。
●大聖堂ドゥオモ
3色の大理石を用いて作られた大聖堂。今これと同じものを作れと言われても、材料となる大理石がなくて作れないらしい。
その色遣いや装飾の美しさ、建築技術のすごさに圧倒されつつ中に入ると、中は意外に簡素だったりして(右の写真下)。
でも天井画は豪華!(↓)
ドゥオモの天井画
大聖堂ドゥオモ
●ウフィッツィ美術館
聖家族 さて、フィレンツェでワタシ的に一番の目玉でした。
有名な、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』やら『春』やら見られる場所です。
右の絵はミケランジェロの『聖家族』。マリア様もイエス様(赤子)も筋肉ムキムキに描かれていて、ダ・ヴィンチあたりに批判されたなんて話を聞くと笑ってしまったり。彫刻家だからねぇ…筋肉好きなのかもねぇ。
ちなみに、丸い絵画はお祝い事のために描かれることが多かったそうです。

この美術館、行列ができることは事前に覚悟しておりました。でも団体だから入場予約とかできるんじゃ…という淡い期待もあったものの、今年あたりから何故か予約ができなくなってしまったそう。この日心臓発作で倒れた客がいて午前中に2時間閉鎖なんてことがあったらしいのですが、午後3時頃にツアーのみんなでぞろぞろと並びに行くと、入り口近くの電光掲示板には待ち時間1〜2時間との表示(しかし1時間か2時間かハッキリしてくれ…アバウトな……)。
入場までの待ち時間、現地ガイドさんの最高記録は6時間とか。「みなさん、ラッキーですよぉ」って、マジですか? 騙されてる??
この日気温は30℃を超え、しかも日本の梅雨並の湿度でジメジメと蒸し暑い。でも並ぶ場所が日影だったのでホッとしました。所々、石でできたベンチがあって、座れるようにもなっている。だがしかし、はーやれやれと腰を下ろしてしばらくすると、何やら腕に冷たいものがかかったような。
鳥フンにやられていましたよ…。
私のカバンにクリーンヒット。隣に座っていた方の背中にも。頭じゃなくてまだマシだったけど。
ヴェネツィアのサンマルコ広場ほどじゃないけど、鳩が多いのでお気を付け下さい…。

結局待ち時間は1時間半ほどで5時前には入場できたのですが、なかなか前に進まず同じ場所でじっとしてるだけってのは、何だかとても疲れました。
もういいからホテル行って休みたいなんて言っていた人も何人かいたようだし、絵画に興味ない人は辛かっただろうなぁ。
●ホテルにて
ホテル室内 ホテル到着は午後7時。部屋はこんな感じ(写真)。ビジネスホテルよりはもうちょっと小じゃれてるな、といった感じ。水回りも清潔感あってヨシ。

夕食の買い出しに、近所のスーパーへ繰り出しました。
一番の目当ては、何と言ってもワイン。1人で一晩に1本は辛いのですが(飲めないことはないが、翌日に残る可能性大)、2日間同じホテルなので移動した初日に買えば、2日に分けて1本飲めるというわけ。
添乗員Hさんによると、10ユーロ以上のものを買うならまだしも、スーパーにたくさんある5ユーロ前後の銘柄ならどれでもそう大差なく、おいしく飲めるとのこと。
国が定める基準をクリアしたワインには「DOCG」なる帯が巻かれています(右下写真の、矢印部分のピンクの帯がそれ。白ワインには黄緑色の帯)。
ホテルに冷蔵庫がなかったので常温で飲める赤ワインに絞り、DOCGの帯の付いた一番安いワインを探しました。そしたらなんと、1.85ユーロ!(250円くらい)のワインがありましたよ。イタリアワインのお手並み拝見ってなものです。
ワイン ちなみに、ワインオープナーは当然日本から持って行きました。その辺、抜かりはありません。持っていなかったツアーの方は、スパークリングワインを買ったり、チップ持ってホテルのレストランまで行って開けて頂いたりしたそう(翌朝聞いた)。
さて、ホテル戻ってワイン開けて、生ハム開けて、早速飲んでみる。1.85ユーロなのに、飲みやすい。美味い! ハムも塩加減が最高!!
パンで適当に夕飯を済ませた後、バスタブにお湯ためて入浴剤を投入。足湯に浸かりながらワイン飲んだりして、もうひとりワイン祭り状態
ふたりで一部屋だったらこんな贅沢なことできなかったはずで。風呂の残り湯で洗濯して、洗濯物を堂々と干したりしていたしね。一人旅で良かったなぁと、この時は心底思いましたね。
水500mlが1ユーロで平気で売ってる町で、こんなおいしいワイン(750ml)が1.85ユーロだなんて、まさに水感覚。羨ましい! ビバ・イタリア!!


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