青クレヨンメガネの雑記帳青クレヨン

99.10.31作成

   雑記帳を書き始めてこれが15作目となります。
   時事ネタ、懐かしいネタ、怪しいネタなど、様々書いてきましたが、今回は私の趣味について
  ちょっとおつきあいください。

というわけで今回のお題:
「時刻表」の旅

   私のプロフィールをご覧になった方はおわかりだと思いますが、鉄道を趣味としています。
   鉄道関連の趣味といっても色々あり、メジャーなところでは写真、模型、収集等があります。
   写真はニュースなどでもご存知のようにSLや特急列車などの車両を撮影します。私も独身時代
  愛機を抱えて秩父時を走るSLや、国鉄時代の車両を撮りに出かけました。(今、そのカメラも修理
  不能となり、せいぜい使い捨てカメラで撮影する程度になってしまいましたが^^;)
   模型はNゲージやHOゲージ等、実物そっくりに作られた車両を、自分だけのパノラマワールドを
  作って走らせる楽しみがあります。私もNゲージを持っていますが、実物の150分の1のスケール、
  線路幅は9ミリという1両単位ではとても小さな模型です。(Nゲージは9ミリゲージの9(ナイン)の頭
  文字から呼ばれています)。金銭的、場所的余裕がある方などは、4畳半以上のスペース一杯に
  100両以上の車両を従えて、壮大なパノラマを作られています。
   収集となると、きりがないほどジャンルがあります。切符、スタンプ、パンフレット、路線図、写真、
  駅名表示板、行先表示板(サボと呼ばれています)、はては吊革やブレーキハンドル、座席などの
  車両部品を集めている方もいらっしゃいます。
   私の場合、鉄道の歴史について資料収集を現在趣味としていますが、他にも「乗りつぶし」を趣味
  にしています。何のことはない、ただ乗っているだけです^^;)。
   車窓を眺めながら気になった所でぶらっと降りてぶらぶらする・・・。昔も今も、私にはとても贅沢な
  趣味となっています。

   そんな時間もお金もない私でも出きる旅行が「机上旅行」です。
   目的地を決め、どの様に行くか、何を利用するか、運賃や料金はいくらか、食事は何を食べるか
  等々・・・。実際の旅行予定と変わらないプランを立てるだけです。
   何が楽しいのかと聞かれると答えに困ってしまいますが、行った気分だけでも楽しめればと自己
  満足に浸っています。(もしかしたら、鉄道ファンの根暗と言われる由縁は、そんなところから来て
  いるのかもしれません(^^;ゞ)。

   今では特急全盛の時代となり、大都市圏では時刻表を見なくても、数分おきに電車が来る時代
  ですが、それでも時刻表と格闘することはなかなか楽しいことです。
   例えば、北海道の稚内(日本最北端の駅)から鹿児島県の西大山(日本最南端の駅)まで、早く
  行く方法とか、沖縄を除く県庁所在地を早くまわって帰る方法とか、最長切符(一筆書き切符)は、
  どのルートで実際の日程はどうなるか・・・等々。
   興味のない人から見るとばかばかしいと思われるでしょうが、実際に最長片道切符の旅をされた
  方もいますし、何より時刻表代だけで色々楽しめるのですから、これほど安上がりな旅行はないと
  思います(笑)。

   最長片道切符の旅をされた方の一人に、宮脇俊三さんがいらっしゃいます。コース検討から切符
  購入までのプロローグ、実際に乗られたときの日記等をまとめられら「最長片道切符の旅」を出版
  されています。宮脇さんは、国鉄(今のJR)の全線を走破された方でもあり、鉄道旅行記など多数
  執筆されていますが、その中でも忙しい日程をやりくりした上で、有効期限内に完乗できなかった
  無念さが、文末の下車印の薄さににじみ出ているように思えます。
   最近では、鉄道ジャーナル社の「旅と鉄道」’97年冬増刊号に稚内(北海道)から肥前山口(佐賀
  県)迄の11454kmの距離を走破された掲載されています。こちらも、台風の影響で房総半島を
  まわることが出来ず、後にまわったとの記録が書かれています。
   この他にも計画・実戦された方はいらっしゃると思います。しかし今日の鉄道事情は大きく変わり
  廃止・第3セクターへの移管や新線開業等その時々でルートが大きく変わります。又、鉄道規則と
  いう運賃計算や乗車経路の特例などを定めたルールの改正によっても変わってきます。

   時刻表には、その様なルールの大まかな内容や運賃計算方法まで記載されていますので、使い
  こなせる方は相当な旅行好きと言えるでしょう。今では「時刻表検定試験」なる物もあり、国家資格
  ではありませんが、どのくらい理解しているかが客観的に解るようになっています。
   例えば、赤羽(東京都)から出雲市(島根県)まで旅行するとします。出雲大社に行ってみようと
  思っています。自家用車、飛行機、鉄道を比べると、下の表になります。


自家用車飛行機鉄道(通常)鉄 道(割引有り)
運賃(ガソリン代)10,26047,20022,68018,140
特急料金(高速代)31,300  − 6,300 5,670
レンタカー  − 6,000 6,500 4,500
合  計41,56053,20035,48028,310


   *すべて赤羽駅前を起点・終点とし、出雲市までの交通費を算出する。
   *車は15km/1リットル、1リットル90円で計算。
   *飛行機及び鉄道は現地でレンタカー(SKクラス)を24時間利用する。
   *鉄道の割引は「とれんた」を利用。(運賃2割引、その他1割引 注)
   *鉄道は「サンライズ出雲」の「のびのび座席」を往復利用。
   *飛行機はエコノミーで往復利用し、赤羽〜羽田空港間は浜松町からモノレールを利用。

   *注) 割引にならないものもあります(A寝台車、個室車両など)

   以上のように、割引利用を使うと二人なら車も鉄道もほとんど車と変わらない結果となります。

   時刻表を見ていると、路線の時刻編成で町の大きさや問題点などがわかることがあります。
  朝・晩に集中して時刻編成している場合は、通勤・通学の為に運用されているとか、時間がまばら
  に設定されている場合は、過疎の路線を走っているとか・・・。単線であれば、運行設定などもよく
  わかりますし、ターミナル駅であれば、到着番線と到着時間が掲載されていますから、折り返しの
  運用についてもわかります。

   時刻表を使った日程の立て方について、いくつかポイントがあります。
   1 運転本数の少ない路線の時刻を優先して計画する。
     例えば東京から清里をまわって上諏訪に行く場合、清里は最終目的地から経路が外れます。
    このような場合、運転本数の少ない路線(例では小海線)に日程を合わせて計画を立てます。
     清里で4時間ほどの観光時間を見込むなら、以下の日程になると思います。

        新宿 発   8:00 スーパーあずさ3号
        小淵沢着   9:52
            発  10:05 各駅停車
        清里 着  10:31 (観光・昼食)
            発  15:32 各駅停車
        小淵沢着  15:53
            発  16:26 各駅停車
        上諏訪着  16:54 

   2 余裕を持った乗り換え時間を持つ。
     時刻表には主な駅の乗り換え時間が表示されていますが、あくまで標準時間ですので子供や
    お年寄り、グループ旅行の場合は、更に5〜10分ほど余裕を持った方が良いと思います。
     特に新幹線と在来線との乗り換えは、新幹線の号車によって、乗換用の階段が遠い場合が
    あります。又、初めて訪れる駅や東京・大阪などのターミナル駅は人の往来も激しいので、余裕
    を持った時間設定をおすすめします。

   3 時刻表の記事欄に注意する。
     時刻表は毎月変わっています。と言っても大きく変わるのは年に1回ぐらい(新線開通時を
    除く)で、あまり変わることはありません。しかし、行楽シーズンなどに運転される臨時列車は
    別です。運転される日が限定される上、終着駅が延長されることもあります。
     各列車の時刻表の横や欄外に注意してみてください。

   4 いくつかプランを立てておく。
     計画は立てたけど、希望する列車に乗れるとは限りません。朝の通勤時間帯に発車する
    新幹線などは出張族御用達ですし、行楽シーズンは家族連れがたくさんいます。ですから
    いくつかプランを立てておくことも必要です。
     臨時列車は指定券を取る狙い目でもあります。定期列車ばかり目を向けがちですが以外
    に取れることが多いです。
     指定券の発売は1ヶ月前ですから、日程は早めに計画するといいでしょう。
     もう一つの狙い目は出発日10日前から1週間前に、もう一度確認することです。これは、
    旅行会社が団体用に確保した指定券をキャンセルするためです。ダメ元でチャレンジする
    と、希望する列車に乗れることもあります。

   時刻表にはこのような情報が満載されていますので、隅から隅まで読むことで必ず得する情報が
  載っているはずです。
   まずは最寄り駅から行ってみたいところを選び、その日程を時刻表から作ってはいかがでしょう?。
  空想旅行は、秋の夜長を楽しむには丁度良いのではないでしょうか?。


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