99.12.31作成
ご注意 今回は珍しく写真や画像が多く、大変重くなっております。
根気よくご覧頂きますようお願いいたします。<(_ _)>
10月某日、鉄馬との会話です。
私「岡山に行って来ていい?。」
鉄馬「・・・・・行かないと納得できないんでしょ?。」
私「・・・うん。」
鉄馬「・・・・・(―.―)=3。行ってらっしゃい。」
というわけで今回のお題:岡山探訪記
* 事の発端
今回岡山に行くことになったのは、某健康食品会社の面接のためです。
鉄馬はあまり乗り気ではありませんでした。現在住んでいる埼玉から離れることになり、見知らぬ土地に対する
様々な不安があったからだと思います。又、お互いの親も近くに住んでいますので、何かと便利な今の生活環境
を変えるまでして、行く価値があるかという事もあると思います。
私は不景気なこの世の中なので、少しでもチャンスがあればと思い応募したのですが、何せ遠いので二の足を
踏んでいたのが冒頭のやり取りでした。
鉄馬には大変申し訳なかったのですが、久々に一人で旅行できるというおまけも付いて今回の岡山行きが決定
しました。
* プロローグ
何せ父ちゃんの稼ぎが少ないし(苦笑)私のわがままで行かせてもらうのですから、出来るだけ安く旅費を上げ
なくてはならなく、面接日も迫っていたので、時刻表を片手に旅費や日程の計画をすぐに立て始めました。
目標予算は5万円。交通費から宿泊費、食費まで全て含めてですから贅沢は当然出来ません。二の足を踏ん
でいる鉄馬に対する説得材料として、現地の状況も調べなければならないので、1泊4日の日程(車中2泊)をベ
ースに検討を進めました。
まずは往復の乗車券。往復割引だと1割引になるのですが、もう少し何とかならないかと思い、現地調査もある
のでレンタカーを利用する事にしました。これで乗車券は2割引、特急・急行・寝台料金は1割引(一部対象外の
設備もあります)、レンタカーも1割引になる企画切符があるので、それを利用することにしました。
次に日程ですが、1泊4日の日程は現地調査1日、面接1日、往復が車中泊になるためにさらに2日の日程を
取りました。現地調査は出来るだけ早い時間帯からはじめ、早めに宿に戻って疲れを取ることを考えて前日出発
とし、面接終了時間が何時になるか解らないので夜行で戻る日程で翌日到着としました。この日程で企画切符が
使える列車を調べると、往復とも「サンライズ出雲・瀬戸」の指定席(ノビノビ座席)を使って行くことにしました。
最後に唯一宿泊場所探しですが、何せ初めて行くところですから値段や内容が全然解らず、時刻表の巻末に
もホテル案内は掲載されていますが、ビジネスホテルの苦手な私は出来るだけ浅い「ユニットバス」はどうしても
避けたいし、駅から遠くなく、リーズナブルな料金をと、低予算の割には贅沢をぬかしていたのでした。
そんな時、インターネットで「旅の窓口」というサイトを発見し、会員になると割引料金で宿泊でき地図や室内の
様子なども紹介されていました。ここで宿泊先を決め、10月10日から1泊4日の予行日程が決定したのでした。
出来た日程表を基に切符の購入のため、JRのとある駅に向かいました。
ご存知の通り、みどりの窓口では購入したい切符を紙に書いて申し込みます。これは企画切符も同じ事で、第1
〜第3希望まで記入することが出来ます。
私:(記入した用紙を2枚出して)「これでお願いします」
駅:「はい・・・・・え?『とれんた君』?」
私:「はい」
駅:「ちょっと待ってて下さいね・・・」(と、奥へ引っ込む)
・・・待つこと2分・・・
駅:「お待たせしました。うちでは扱っていない・・・」
私「わけないですよ。ちゃんとマルス(JRの座席予約・切符発行システムの名前)にあります。」
駅「え?ちょっと待ってて下さい」(又奥に引っ込む)
・・・待つこと3分・・・
駅「お待たせしました。お客様のおっしゃるとおりです。暫くお待ち下さい」
私は発券機の画面を見ながら待っていると・・・
駅「サンライズ瀬戸は満席ですねぇ・・・」
私「出雲で見て下さい。予約コードがそこに書いてあるでしょう」
駅「・・・あ、はい。・・・・・・・・・・有りました。これで間違い有りませんか?」
私「はい。あ、帰りは予約できなかったので出雲、瀬戸両方見て下さい。」
駅「・・・・・両方満席ですねぇ・・・」
仕方ないので
私「では同じ日の「銀河」B寝台の上段でお願いします。」
駅「はい・・・・。それからレンタカーですが、クラスは・・・」
私「一番安いクラスで結構です。利用開始時間は午前9時からで・・・」
駅「わかりました・・・・・。お待たせしました。え〜と・・・合計32,140円になります」
申し込みから支払いまで約25分。お昼休みはこれで消えてしまいました。
帰り際、「お客さん、○○さん(会社の名前)ですよね。ずいぶんと詳しいですねぇ・・・」
私は「いえ、ただのお客ですよ」
* 1日目(10月10日(日曜日))
いつものようにお昼寝をして、夕方5時頃に起き、お風呂、夕食を済ませ、7時半頃に鉄馬の運転で駅まで車で
送ってもらいました。
荷物はスーツや着替えが入ったバックと時刻表や資料などの入ったアタッシュケース、現金や薬などが入ってい
るサイド バック(サイドバックは着替えの入ったバックに入れておきました)。ジーパン、カラーシャツ、カーディガン
にスニーカーの軽装で出発です。
休日の上り電車しかも夜という事もあって車内はガラガラで、大きな荷物2つも邪魔にならなくてすみました。
池袋から山手線で東京へ到着したのが21:00頃。平日なら第2次帰宅ラッシュのピークとなる時間帯ですが、
休日の為に駅構内もガラガラ。翌日も休日のためか、カメラ少年の姿が少し目立っていました。
私の乗車する「サンライズ出雲・瀬戸」の入選時刻は21:50。ホームに上がると21:10発の出雲市行きの寝
台特急「出雲」が発車を待っていました。
20年前に一世を風靡した「ブルートレイン」も今では衰退しはじめ、「北斗星」など一部の列車を除いて食堂車
は廃止され、ただ寝るだけの車両になってしまったのは何ともさみしい限りです。又、車両年齢も20年を越え、
設計当時の規格では現代人の寸法に合わず、プライバシー確保のニーズも高まり、車両の改造やリニューアル
で対応してきましたが、それも限界に達したようで「出雲」の車体にはその疲れがにじみ出ているようでした。
それでも東京から山陰方面直通の列車は、乗換なしで且つ寝ていけることもあり、人気は未だに高いようで
私の見る限りでは休日にもかかわらず6割の乗車率を越えているようでした。
使い捨てカメラは持っていたのですが、予算節約の為に「出雲」の撮影を我慢して出発を見送りました。
21:50、定刻通り「サンライズ出雲・瀬戸」が到着し、乗車が始まりました。
この「サンライズ号」は、前に書いた「ブルートレイン」の後継車両として設計され、プライバシーの確保や大量
輸送・車体の軽量化など、新たな設計基準で製造され、新しい時代の「夜行列車」として登場しました。
全室個室(座席を除く)ツインルームまであるこの車両は、今までの「ブルートレイン」のイメージを払拭する様な
作りで、ボディーカラーもベージュに赤のラインを基調とした「朝日」をモチーフにしています。
例のごとく撮影を我慢して指定された12号車へ・・・。そこは指定席となっていましたが、実際は「ノビノビ座席」
と名付けられた、進行方向に対して横になる2段ベットの様な座席で、カーペットが敷かれていました。私のような
長身でも足を伸ばしてゆっくりくつろげ、カーテンである程度のプライバシーも守られ、座ってしまえばあまり狭さは
感じません。読書用のライトやミニテーブル(ドリンクホルダー付き)、毛布も用意されていました。
しかし「枕がない・・・」。
一夜のお供となる隣の席は、東京見物を終えて出雲に帰るというミセス御一行様と、仕事で岡山へ向かうナイス
ミドル。ミセス御一行様は何度もこの電車を利用しているとの事で、用意周到ぬかりなしといった具合に空気枕を
持参していました。一方のナイスミドルは用意されていた浴衣に着替えて早速横になった模様。
定刻22:00に東京を発車。上段の為少し揺れを感じますが、乗り心地は悪くなく3500円は安いと思います。
車内はまだ新しい事もありますが、細かいところにも配慮してあります。サニタリー(洗面所)は広く、身障者にも
配慮した設計となっています。タバコを吸う私にはちょっと辛い全車禁煙ですが、喫煙所も入り口近くに設けられて
いました。個室は少し覗いただけでしたが、居住性は良さそうで今度乗るときは・・・と思いながら車内を探検しま
した。
暫く隣のミセスとお話ししたあと、さて枕をどうした物か・・・。鞄の中から時刻表とタオルをとりだしタオルを4つ折
にしてクッションを良くした簡易枕の出来上がり。気がつくと熱海を発車するところ。いつもの様にラジオを取り出し
イヤホンで聴きながらおやすみなさい。
* 2日目(10月11日(月曜日))
*役に立った”非常食”
久しぶりに列車の旅、それも夜行列車ということで年甲斐もなく少し興奮して何度か夜中に目が覚めましたが、
名古屋の運転停車(乗務員交代など運用上の理由で停車することです)以降、姫路までぐっすり眠りました。
前夜セットしておいた目覚ましも鳴らさずに済み、岡山での下車準備を始めました。
6:27岡山着。さて、朝ご飯朝ご飯と・・・。早朝ですから駅弁は期待していません(朝から駅弁は重たい^^)が、
せめてオニギリかなにか・・・と思い、売店を覗いてみても、なにもない!( ̄□ ̄;)。立ち食いソバもまだ空いて
いないし・・・。
そうこうしているうちに乗り継ぐ予定の列車の発車時間が迫ってきたので、仕方なく缶コーヒーを買って津山行き
快速「ことぶき2号」に乗り込みました。定刻6:42発車。2両編成の気動車でゆっくりと岡山を出発。
さて、岡山で朝ご飯にありつけなかった私はというと鞄の中からビスケットをとりだし、一時しのぎの朝食を車内
で取りはじめました。夜行がからむ日程の場合や3日以上の旅行の場合、必ずビスケットやクッキーを”非常食”
として持っていきます。大抵は食べずに済むのですが、今回は初っぱなからお世話になってしまい「備えあれば
・・・」と同時になにかを暗示するようなちょっと不吉な予感が・・・^^;)。
車窓は中国山地を分け入り、刈り取りの終わった田んぼの間をぬけ、7:54津山駅着。
*まずは山の麓へ・・・
津山駅近くのレストランで軽めの朝食を取り、駅近郊をぶらぶら。
津山駅は吉井川を挟んで市街地と少し離れた位置にあり、若干寂しい感もありますが、大阪、広島、鳥取、
松江方面への高速バスのターミナルもありました(岡山行きの高速バスもありました)。駅近くの商店街は開店
前とあって、まだシャッターが降りた店が多かったのですが、おみやげ物を扱うお店が多かったようです。
駅前の観光案内所で近辺の資料を頂き、予約したレンタカーでいよいよ目的地へ。
今日の愛車はマ○ダのデミオ1000cc。中が以外と広いのと天井が高く、視界が広いことで◎。

左のパンフレットは、今回
ドライブした「鏡野町」周辺を
ピックアップした物です。
(クリックすると、大きな画像
で見ることが出来ます。)
面接を受ける会社がこの
鏡野町にあるので、町の様子
を調べるために、レンタカーを
借りて歩いてみようと考えて
いました。
津山駅を出発すると、すぐ
国道53号線。西に向かって
走ること約10分で中国自動
車道庄院IC。更に国道179
号線にぶつかり、そこを北上
すること約30分。鏡野町に
到着しました。
しかし、到着したけどここは
どこ?状態でとりあえず休憩
を兼ねて現在位置の確認。
どうも「小座」という集落に
いるようで、目的の方角とは
少しずれていました。
来た道を引き返し、まずは鏡野町役場へ向かいました。
休日のため、当直の方にお願いして町の資料を頂き、様子などを聞いて役場をあとにしました。
鏡野町は岡山県北部に位置している、人口が約12,000人。標高が110m〜1248mと中国山地の麓に
位置する農業と林業を中心とした町のようです。文化活動が盛んで、訪れたこの日も「町民文化祭」の準備が
あちらこちらで行われていました。
途中、休耕地を利用したと思われるコスモス畑があち
らこちらに有り、車を止めて取ったのが右の写真です。
他にも、桃、栗、ぶどう、梨等、「果物王国岡山」を
象徴するような畑があちらこちらにあり、これは美味しい
ところに来たかな?と思ったほどでした。
しかし大きなお店はほとんど無く、地元の方に聞くと、
国道沿いに1軒のスーパーと、DIYセンターが1軒有る
だけのようで、地元商店が各集落に2〜3軒有るだけ
とか。やはり車社会のようです。
そうこうしているうちに10:30頃になり小腹もすいた
ので物産展へ向かいました。

*ちょっと休憩
左の写真は鏡野町の特産品を直売している「夢広場」
です。
大きな駐車場には県内はもとより近県、近畿、四国、九州ナンバーの車が多くあり、大型観光バスも立ち寄って
いました。
中は地元の野菜、果物、畜産物(主に鶏)が並び、特に果物は市価の2〜3割は安いのではと思う値段で、巨峰
の秀Lサイズが1箱3,500円。ピオーネ(関東ではあまりお目にかかれない種類)の秀Lサイズが1箱4000円。
他にもハーブがあったり蜂蜜があったり。
山の向こは鳥取県。境港から水揚げされたばかりの魚介類をトラックに積んで販売しているのも目にしました。
大きな赤いかが1パイ4000円。刺身にすると雄に50人前はあろうかという大きな物でした。
一通り中を見たところで、外で売っている「明石焼き」風たこ焼きとお茶で小休止(味はまあまあ)。
この日は10月とは思えないほど暑く、カーディガンは既に脱いでいて、腕まくりをして歩いていました。
お土産用のピオーネを1箱購入(秀M・2000円)して、宅急便で自宅に送る手配をして夢広場を後にしました。
*更に山奥へ・・・
山の方に宅地造成をしていると聞いて、更に奥へと車を走らせます。
建て売り住宅のようで1区画は50〜70坪。価格は1500万円前後ということでしたが、整地が終わったばかりで
なにもありませんでした。
道路状況は非常に良く、現在建設中のバイパスが開通すれば山陽・山陰を結ぶ動脈として期待されるのではと
思いながら、男女山(おとめやま)公園に足を向けました。
左の写真が公園入り口の看板ですが、町のほぼ中央
に位置する見晴らしの良い高台で、きれいに整備されて
いました。
国道から坂を上って駐車場にあるのが左の看板。更に
後ろの階段を上っていくと、下の様な遊戯物がある広場
が2ヶ所あります。
下の広場はシーソーや砂場などの一般的な遊び場、
上の広場は下の写真のようにローラー滑り台やターザン
ロープ等、大型遊具が置いてありました。
このローラー滑り台、約100mはあろうかと思うほどの
長さで、ご覧の通り写真には入り切れませんでした^^;)
(腕が無いというご批判は重々承知です^^;;;)。


更にもう少し登ると展望台があり、左のような展望が
望めます(鏡野町中心部方向を撮影)。
この展望台まで登るのに約20分。さすがに汗をかき
駐車場にある休憩所の自動販売機で、立て続けにジュースを2本も飲んでしまいました。
*津山市街にて・・・
お昼も近づき、そろそろ津山市内に戻ることに。
行きは道も解らなかった所為もありますが、帰りはまわりの景色や様子を見ながら(脇見運転ではないので^^;)
ゆっくりと帰ってきました。
国道179号線から国道53号線に戻ると、連休最後とあってかなりの車が出ていましたが、それでも快調に市内
に向かって行くことが出来ました。ご多分に漏れず沿線には大型店が進出し、物流の心配はなさそうです。
津山市は古くは出雲街道の要所として、また城下町として栄え、吉井川の北側に東西に発展した町の様です。
お城は明治7年に取り壊されてしまいましたが、石垣は現存しており四季折々の草花が訪れる人の目を楽しませ
てくれるそうです。ただ、市街地は一方通行が多く、車でお越しの際は十分ご注意を。
路地にはいると明治以降の建物に出会うこともできます。作州民芸館がその一つで、郷土玩具等が展示されて
いるそうです。
その他にも、牡丹寺(清眼寺)やあじさい寺(長法寺)、衆楽園(庭園)、中山神社(猿神社)など、神社仏閣の
見所も沢山あるようです。
私はレンタカーにガソリンを入れて返すため、市内をぐるぐる回ってスタンドを探していたので実際にはこれらの
名勝をまわることは出来ませんでしたが、城下町の雰囲気だけは味わってきました。
*駅弁はどこで食べよう?
レンタカーを返して駅に戻ると、丁度12:30。お昼ご飯を物色するために駅の売店で聞くと、立ち食いそば屋
さんで駅弁を売っているとのこと。ならばと向かうと「幕の内しかない」とのこと。それでもいいやと思い、お茶と
ポカリスウェットを1缶ずつ買って改札口へ・・・。
さて、列車の時間は12:45の各駅停車・・・あれ?12:47!( ̄□ ̄;)。しまった・・・一服がよけいだったか
・・・。次は13:48発「ことぶき7号」。1時間の待ち合わせとなってしまいました。
さて、どうした物かと思いつつ改札をぬけてホームに向かって歩き出し、ベンチがあるのを確認してお弁当を
広げることにしました。
前にも書いたとおりこの日は大変暖かく、ホームの日陰で丁度いい風が渡り、ホームで食べる駅弁もなかなか
おつな物でした。中身は普通の幕の内弁当ですが、やはり水が違うのかご飯が美味しい(この日初めてのお米)
!。ホームにいる高校清風のグループの目なんぞ気にせずにパクパク食べていました。
津山駅は姫路、岡山の山陽方面から鳥取、新見経由米子への中間点でもあり、少し離れたところに操車場が
あります。今は気動車ですが昔はSLが走っていた名残が、建物や施設に少し残っていました。
お腹もいっぱいになり、売店で新聞を買い、入線した車両を撮影したりして時間を過ごしているうちに、操車場
から岡山行き「ことぶき7号」が機回し線を経てホームに入線。定刻13:48に発車。
岡山〜津山間には1日6往復の快速「ことぶき」の他、今では珍しくなった急行「津山」も1往復あります。
朝1番に乗車した「ことぶき2号」は空いていましたが、反対に「ことぶき1号」は半分以上の乗車率でした。
この「ことぶき7号」もかなりの乗車率で、中には立ち客もあるほど。列車は14:51岡山定刻通り到着。
*岡山市内ぶらぶら・・・
初めて行く町はとてもどきどきします。なにがあるのか、どんな町か、美味しい物はなにか・・・etc。
岡山駅前は何か工事をしていてちょっと歩きにくかったのですが、歩道は広いし、案内板が至るところにあり
迷わず宿泊先のホテルに到着することが出来ました。
一夜の宿は「アークホテル岡山」。大きなホテルで吉日だったのか結婚披露宴がいくつか開かれていたよう
で、ジーパン姿の私は何か場違いな感じが・・・^^;)。
丁寧なフロント嬢の対応でチェックイン。キーを受け取りエレベーターで5階へ。部屋は丁度良い広さでベッド
のスプリングも丁度いい具合。気になる浴室は大きくて深めのバスタブでGood!。避難路や注意書き、設備
の点検を一通り済ませ、スーツ類を鞄からハンガーにかけ直して、夕食の買い物がてら市内へぶらぶらと・・・。
大型店舗がいくつも並ぶ中に所々路地があり、その両脇
を飲食店やブティックなどが並んだ格好です。
大通りを歩いていくと、路面電車の電停を発見。大きな
町なので歩くのがきつくなり、路面電車に乗ることに。
岡山市は路面電車が走っていて、岡山駅から大通りを
経て2系統に分かれます。残念ながら私の泊まったホテ
ルの前は走っていませんでしたが、「鉄ちゃん」を自称す
るからには是非乗らなくてはと、この写真の電車に乗り込
みました。
久しぶりに乗る路面電車は心地よく、まわりの景色どこ
ろではなくなってしまいましたが、なぜか電気屋さんだけ
は、めざとく発見。途中下車してすぐさま直行。
インターネットコーナーには無料で出来る端末が数台。
あいにく全てふさがっていて、中にはチャットをやっている
人も(自宅でやって欲しいなぁ・・・)。
暫く待って空きが出たところで早速御挨拶まわり。あぁ、ネットジャンキー、ここにきわまり(苦笑)。
*忘れられないカクテル
路地をぶらぶらして夕食と朝食をコンビニで買い、部屋に戻って風呂にゆったりと浸かり、すこし荷物をまとめて
テレビを見ていましたが、時間を持て余してしまいつまらないので、普段はお酒は飲まないけど話し相手を求めて
バーラウンジへ。
休日とあってラウンジはBGMの音だけ。カウンターの中央にに座って、シングルモルトを注文。バーテンダー氏
に地元の話を聞いたり、オリジナルカクテルコンテストの話を聞いたり。そのうち棚の隅の方に青いリキュールを
発見。ラベルは極楽鳥のように鮮やかなカラーでとてもきれいなミントブルー。バーテンダー氏の話によると、最近
輸入され始めたミントのリキュールで後味がとても良いとのこと。更にこれを使ったオリジナルカクテルがあるとの
ことなので注文してみました。
ベースはウォッカとこのミントリキュール。これに数種類のリキュールやフレッシュジュースを加えてミキシング。
さすがプロ!と驚嘆する腕前で出てきたカクテルが「サムシング・ブルー」。リキュールの色を損なわず、ウオッカ
の苦みを感じさせず、飲み口はさわやかでミントの後味も嫌みがなく、女性だけでなく男性にもお勧めの一品。
まだメニューには載せていなかった一品ですが、これはおすすめです。もし機会がありましたら是非!。
調子に乗って2杯も飲んでしまい、(その前にシングルモルトを2杯飲んでます)気分良くラウンジを後にして自分
の部屋へ。もう一度お風呂に入ってゆっくりしていたら11時過ぎ。ホテルの部屋は乾燥するので、コップに水を
入れてテーブルの上へ。バスタブのお湯も一度ぬいてから4分の1程溜めておき、乾燥予防。さて、明日は7時
起きだ・・・。
* 3日目(10月12日(火曜日))
*インスタントVS煮詰まったコーヒー
6時半に目が覚め、二日酔いもなくスッキリとした朝。外はあいにくの雨でしたが峠は越えた模様。
お湯を沸かしてまずは朝のコーヒーを・・・。インスタントだけど安くあげるためには仕方ない・・・。
朝食を済ませ、ビジネスマンスタイル(スーツ&ネクタイ)、革靴と、昨日までのイメージを180度方向転換して
身支度完了。
8時過ぎにチェックアウトを済ませて今日の会場へ徒歩で向かうことに。昨日の内に場所の確認をしておいた
ので、ビジネスマンの波の中を間違えることなく進むことが出来ました。雨はまだ降っていましたが、折りたたみ
傘で十分間に合うくらいの雨量。20分ほどで会場の某ホテルに到着。開場は9時なので、レストランでコーヒー
を注文して時間つぶし。レストランは朝食時間帯にもかかわらず閑散としていたのですが、「招かざる客」の扱い。
しかもコーヒーは煮詰まってまずい・・・。インスタントの方が数段うまい。普段は入れない砂糖やミルクをたっぷり
入れてカフェオレ風にしてなんとか飲める状態に・・・。これで440円は高い(--#)。
開場時間になり、荷物をクロークに預けて面接会場へ。
*夕暮れの山陽路
3時半頃に面接終了。緊張しすぎて何がなんだかよくわからないうちに終わってしまった感じが・・・。
ホテルからはタクシーで岡山駅へ。岡山といえばやはり「きび団子」。駅の売店で10個入りを5箱購入。
ホームに上がると、JR四国の4000系特急車両が発車待ちのの状態。フィルムも余っているのでパシャリ。
スーツにアタッシュケースと黒い大きなバックを持った大の大人が何をしているのやらと思いつつ、15:51発の
姫路行き各駅停車に乗り込む。丁度下校時刻と重なり、大半は学生。最近は高校生でも携帯電話を持っている
ので良く着信音が鳴る。
相席になったのは倉敷のチボリ公園へ行って来たという保育園に通う男の子二人とお祖母ちゃん。とても元気
な子でちっともじっとしていないとお祖母ちゃんは目を細めて笑う。電車の中でもはしゃいでいて、チボリ公園での
様子を私に話してくれます。
電車は刈り取りの終わった田んぼを黄金色に染めている夕日を浴びながら進み、姫路へと向かいます。岡山を
離れると小さな集落が点々とあり、駅に近づくと大きな街になってゆく。そんな繰り返しの車窓を眺めているうちに
わんぱく坊や達は疲れて眠ってしまいました。お祖母ちゃんは先の阪神・淡路大震災の話をぽつりぽつりと話して
下さいました。おばあさんは大阪在住で大きな被害こそなかったものの、神戸に住んでいた息子夫婦のマンション
は全壊してしまい暫く連絡も取れなかったとか。今は別の息子さん夫婦のそばに引っ越していつでも連絡が取れ
るようになったとか。
そんな話をしているうちに17:16姫路着。グッスリ寝たわんぱく坊や達を起こして、おばあさん達は次の電車に
乗り継いでいきました。
*変わってしまった三ノ宮
姫路発17:43の新快速で三ノ宮へ。目的は明石焼きを食べること。
阪神大震災前、三ノ宮で食べた明石焼きが忘れられず、もう一度行ってみようという魂胆なのでしたが・・・。
夕暮れから夕闇に変わる頃、西明石駅へ。明石大橋が燦然と輝き、幻想的な風景。そして明石の時計台。
震災で止まってしまった時計も今はしっかりと時を刻んでいました。
18:23三ノ宮着。コインロッカーに着替えを突っ込んで、一歩外へ出ると「あれ(・・?」。
夜の所為もありますが、私の記憶している三ノ宮駅前の風景とは全く違った、新しい街が目の前に広がっていま
した。センター街もさんちかも、全く私の知らない世界となっています。確かに10年ぶりの神戸で、震災後初めて
来たのですから変わっていて当然といえば当然ですが、これほどまで変わっているとは思いませんでした。
お目当ての明石焼きのお店もセンター街にあったのですが、結局どこにあるか解らずじまい。暫くポートアイランド
口の歩道橋の上で、新しい三ノ宮の街を眺めた後に、再び車中の人へ。19:23三ノ宮発。
*大阪のうどんに・・・
新快速で19:44大阪着。明石焼きを食べ損なったので腹ぺこ状態。
まずはコインロッカーへ。着替えを突っ込んで小銭を・・・ゲ!( ̄□ ̄;)100円足りない・・・。こまった・・・。
たまたま近くにいたお姉さんに100円借り、近くのお土産やさんでたこ焼きのキーホルダーを買って両替。お礼を
言って返してから食堂探し。
ここまで来て名物らしい名物を、何一つ食べていないのでせめてうどんをと思い、駅構内の飲食街にあるうどん屋
さんへ。メートルの上がっているおやぢさん達の脇でうどん&おにぎりセットを注文。
待つことしばし、あこがれの「大阪うどん」と対面。あっという間に平らげて(単に腹ぺこ状態と言うこともあったが)
「ふう。おいしかった・・・。」と、自己満足にしばし浸ってしまいました。やはり大阪のうどんはうまい!o(≧▽≦)o
*今夜のお宿・・・
お腹もいっぱいになり駅構内をぶらぶらしていると、地域限定お菓子を発見。「たこ焼きプリッツ」と「抹茶コロン」。
その他にも関西地区の銘菓がいっぱいあったけど、予算の関係で断念。
地域限定物は結構目にしています。たとえば山形では「サクランボエンゼルパイ」、宇都宮では「女峰ポポロン」と
「餃子味おっとっと」。福岡では「めんたいこプリッツ」等。(他にもあると思います。教えて下さい)
さて、ホームに戻ると大阪発夜行の出発が、丁度ピークを迎えています。九州方面の「なは」「彗星」「あかつき」、
東北方面の「日本海」、長野方面の急行「ちくま」、そして私の今夜のお宿「銀河」。
6300円で寝て移動できるのが高いか安いかは別として、寝台列車は
やはり夢があり、私にとってあこがれです。
「銀河」は車体更新や車両変更をへて2段式ベットに変わり、車齢も重ね
ていますが一夜の夢を見るには私にとってこの上ない贅沢です。
指定されたベットはB寝台の上段。利用客は相変わらずビジネスマンが
中心ですが、ともすると学生やおばさんのグループが乗り込むことも。
今回はたまたま当たらなかったのですが、酒盛りがはじまるとなかなか
寝られないこともしばしば・・・。
乗車率は行きの「サンライズ」と異なり5割程度・・・。下段には空席が
目立ち、やはり高いのかなぁ・・・。
お隣は50前後のサラリーマン氏。会社のノートパソコンを持ち込んで
明日までに少し資料を作らないといけないとか。
私と同じMS−DOSの世界の方で、WINDOWSに変わってからは
操作が複雑になったとか。インターネットの利便性やデータ管理の面で
のメリットを考えると確かにWINDOWSの方が便利なのは解っている
が・・・と苦笑い。
定刻22:00に大阪を発車。さすがにスーツ姿で寝る訳には行かない
のでカーテンをいったん閉めて浴衣にお着替え。荷物は専用(?)の棚
(上段の通路側に荷物をおくスペースがある)において整理していると
すぐに京都着。明日は6:00起きかな?。
* 4日目(10月13日(水曜日))
*とりあえず朝のコーヒーを・・・
6時頃目が覚めると、大船駅に到着するところ。まずは目覚めの一服・・・ということで喫煙場所まで移動。
寝台車は全面禁煙なので決められたところでしかタバコが吸えません。唯一の欠点がそこで、「サンライズ」も同じ
ように喫煙場所でタバコを吸っていました。ついでに歯磨き&洗顔もしてベットに戻ると横浜駅。朝のラッシュまでは
まだ時間があるようでホームに人影はまばら。
ベットに登ってスーツに着替え、身支度を始めるとまもなく品川。シーツや浴衣をまとめていると、隣のサラリーマン
氏も着替えを終えて下車準備。昨夜は結局途中でやめてしまったとニヤリ。
定刻通り6:42東京着。のどが渇いたのも手伝ってまずは缶コーヒーを1本。
朝7時をまわると東京駅はにわかに混み始めます。通勤の人より出張する人が多いみたいです。
朝ご飯といっても駅弁では重たいし、駅の売店はちょっと・・・。あと1時間半だから我慢しようとそのまま山の手線
乗り場へ。
*朝の下りは女子大生天国
池袋には7:50頃到着。この分なら9時前に自宅に戻れるかなと思いつつ西武線乗り場へ・・・。
空いているだろうとタカをくくっていたら意外と込んでいる。え?あ、そうか・・・。
西武池袋線沿線には女子大がいくつかあり、私の利用する駅にも送迎バスが来ていたことを思い出し、しまった
と思ったけど後の祭り。それでも座席は確保したのでラストランを楽しむことに。
上りはラッシュのピークでとても込んでいましたが、下りは女子大生の笑い声で華やか。約45分で下車駅に
到着。20分ほど歩いて自宅に到着。あとはお風呂と朝ご飯・・・。
* エピローグ
結局、面接結果は不合格(面接時に地元での暮らしが出来るかどうかは、解らないとハッキリ言ったので)となり
この岡山行きは私の道楽となってしまったような物でした。しかし、気分転換と思えば・・・と夫婦そろって無理矢理
納得させています。(高く付いた気分転換でしたが・・・)
今度は家族そろって、ゆっくりとまわってみたいと思います。出来れば又鉄道を使って・・・。