2000. 1.15作成
1月24日は給食記念日です。終戦直後の食糧難時代、進駐軍の援助により東京の小学校の
始まった日(本当は12月24日が開始日だそうです。しかしこの日は給食がないので一ヶ月遅ら
せて記念日にしたそうです)だそうです。
誰でも食べたことのある給食も、時代が変わるに連れてその姿も変わってきています。
ジェネレーション・ギャップを感じながらも、ちょっと気になる記事が新聞にでていたので・・・。
というわけで今回のお題:給食φ(^O^)▽
我が家の息子(小学校1年生)は、給食が好きです。翌日の給食は何かなと献立表をよく見て
います。息子に好きな献立を聞くと、「うどんやラーメン」と答えが返ってきました。(よくよく考えて
みるとうちの息子は麺類が大好きだった^^;)私も毎月配られる献立表を楽しみにしていました。
と言っても、私の場合は小学校だけが給食で、中学校は牛乳給食(牛乳のみ)でしたから、弁当
持参でした。
私は川崎市の小学校に通っていたので(中学1年の時、埼玉に引っ越しました)地域によって
違う様です。
私の通った小学校は校内に給食調理室があり、3時間目が終わる頃、調理したおかずの匂い
が教室まで漂い、4時間目の授業中にお腹が鳴ることもしばしばありました。当時はパン給食で
コッペパン、食パンに、マーガリンやジャム、たまに蜂蜜やマーマレード(私はマーマレードが苦
手^^;)等が定番で、週1回ぐらいの割合でぶどうパン、黒糖パン、揚げパン、きな粉パンが登場
しました。今のようにご飯物は出たことはありません。おかずはカレーシチュー、煮込みうどん、
ビーフン、鮪のステーキ(照り焼きではない)、焼きそば、クリームコロッケ等が人気メニューで
した。
一方、鉄馬によると小学校からご飯も出ていたそうですが、最初の頃はパンの方が圧倒的に
多いと記憶しているとのこと。今で言う「真空パック」ご飯だったそうで、カレーライスやラーメンも
あったそうです。やがて「真空パック」ご飯も保温式の容器に入った物に変わり、おかずもバリエ
ーションに富んだ物になった様です。私が中学校を卒業した後に学校給食センターが出来、中学
校も給食になったと鉄馬は言っています。私は中学3年間全て弁当だったので詳しくはわかりま
せんが、最初の頃はご飯持参で、おかずだけの給食だったそうです。
さて、今の給食の献立表を見ると、6割以上がご飯を主食としています。うどんやラーメン、パン
を主食とする日もありますが、私の時代によく使っていた「先割れスプーン」は、約3割の使用率で
箸を使う日が多くなっています。おかずも「けんちん汁」や「からし和え」など、昔からのメニューも
まだありますが「鯖のみそ煮」や「広東麺」など、私の時代には無かったメニューや、季節の行事
にちなんだ献立や「お楽しみ給食」等バラエティーに富んだものになっています。一時「犬食い」と
称され、批判の的となった「先割れスプーン」の出番が少なくなったのもうなずけます。
息子の通う学校では、今でも給食調理室で調理が行われているそうですが、立て替えられたり
新設された学校では、配膳室のみ設けられている学校もあるようです。
1月13日付読売新聞夕刊に「給食『食べない自由』弁当と選択制導入の動き」という記事が掲載
されていました。全員が同じものを同じ量食べる給食への、保護者の疑問に対する東京・世田谷
区の八幡中学校の取り組みが紹介されていました。
問題提起は2年前。「給食を食べ残す子供が多い」「O157の影響で生野菜が出ない」等の苦情
が発端となり、PTAが実施したアンケートでも6割の生徒が「まずい」と答えたそうです。
他の要因などを踏まえてPTAが給食選択の試験的導入を昨年11月に学校側に要望し、「子供の
口に入るものに親が関心を持つことはいい」と、同校の校長先生も要望を受け入れ、実施に至った
とあります。
記事には「給食を否定するつもりはなく、メニューによって食べる・食べないを選びたいだけ。選択
は自立した子供を育てるきっかけにもなる(同校PTA副会長)」「給食には栄養バランスを取り、偏
食を防ぐという教育的側面を持つ。一校だけ選択制にするといわれてもすぐにOKとはならない。
(同区教育委員会)」「給食選択の要望が、いずれは教師や学校選択につながるのではないか。
(後略)(同校校長)」と、関係者のコメントが掲載されています。
行政側でも選択制導入を検討または実施をしているところがあるそうです。京都市の中学校では
給食実施について「食事量の個人差が大きい中学生に画一的な給食はそぐわない」と検討委員会
が答申したことを受けて、「生徒が自分で選択する力を育てる」として選択制をとる方針。その他に
も千葉県松戸市、名古屋市、東京都立川市及び八王子市が、一部の中学校で導入しているそうで
す。
文部省は「給食は全ての児童・生徒に行われるのが基本だが、地域の状況や親の考え、社会の
方向等を考慮しながら判断しなければならない。(中略)相談して決めたことならあながち否定する
ものではない(学校健康教育課長)」とのコメント。(読売新聞より抜粋)
好き嫌いをなくす事は大切ですが、「栄養バランスをとる」目標は終戦直後の食糧事情を考慮した
時の考え方で、今の食生活では家庭でもバランスは少なからず考えられていると思いますし、体格
や年齢、アレルギーなどを考慮していない画一的な給食には私も疑問を感じています。例えば、卵
アレルギーの子供に卵を無理矢理食べさせる事は良くないことですし、同じ小学生でも体格の違い
があるにもかかわらず同じ量を食べなくてはならない為、無理をして食べなければならないケースも
あったように記憶しています。
かといって、弁当にすれば好きなものだけを食べることが出来るので偏食が進み、柔らかいもの
が多くなった最近の食品によって「噛む力」が失われかけているので、こちらも少し問題があるので
は無いでしょうか?。塾通いでコンビニのお弁当やパンなどで夕食を済ます子供達も増えていると
聞いたこともありますし、共働きの世帯では食事の支度が大変なことは十分承知しています。その
為にも、学校と親、行政(教育委員会など)が協力して、子供達の「お昼」を充実したものにする為
に、もっと工夫をするべきだと思います。例えば、弁当との選択制にした場合、「栄養指導」などで
献立の参考になる様な資料を配付するなど、給食とのバランスを考える必要があると思いますし、
何処かの学校で導入したように、「バイキング方式」にするのも一つの方法だと思います。
成長期において好き嫌い無く、固いものでも食べるような子供達に育ってもらうため、私達大人が
何が出来るか、何をすればいいのか、この新聞記事をきっかけとして考える機会になればと思って
います。