青クレヨンメガネの雑記帳青クレヨン

2000. 6.10作成

 衆議院が解散しました。小渕前首相が亡くなり、自民党は大平元首相の再現を狙っているようですが、野党は森首相の「神の国」発言を材料に攻勢を強めようとしています。しかし有権者、特に若い人たちの関心は思ったほど高くないようです。

というわけで今回のお題:選挙を考える

 毎度のことですが、若い人たちの投票率はあまりよくありません。「興味がない」「知らない」「行っても変わらない」というのが主な理由のようですが、せっかくの権利をみすみす放棄することはないと思います。かといって、「義理」や「利権目的」で投票するのもいかがなものかと思います。
 解散後、テレビでは各党の偉い方を集めて様々な企画で討論をさせているようですが、建設的な意見や政策はほとんど聞かれず、結局「私達の主張が正しい」としか聞こえない、相手に対する非難・中傷合戦に終始しています。本来論議しなければならないはずの様々な国勢レベルでの問題、例えば不完全な介護保険制度の問題(認定方法の曖昧さや保険料の負担方法)、年金制度の問題(破綻寸前の年金制度をどうやって立て直すのか、払った分だけ本当にもらえるのか)、環境問題(ダイオキシンだけでなく、ディーゼル車の排気ガスに対する規制強化、産業廃棄物に対する対応強化)、政治倫理(相変わらず中身のない状態で棚晒しのまま。)、憲法や刑法、少年法に対する問題(そろそろ本腰を入れて検討しないと行けない時期だと思う。、十分機能しているとは思えないところが多い。拡大解釈にも限界があり、しっかりと明文化すべき)、経済・雇用(これ以上公共投資を増やしても、税金の支出ばかりで効果が出るのか疑問。民間投資を増やす政策が実施されれば雇用問題も解決する糸口が見えてくると思う)等々、置き去りにされています。
 今更と思われるかもしれませんが、衆議院議員は参議院議員同様に国民を代表して国政を考え、必要な法律を立案・審議する重要な職責を担います。間違っても私利私欲はもちろん、地元の為だけにと言うような考え方では代議士・議員失格ではないでしょうか?。更に言わせていただくなら、有罪が確定した場合や逮捕・拘留・裁判の渦中にある代議士・議員が辞職せず、再び立候補しようなどと言うのは一般常識では考えられないと思います。「疑わしきは罰せず」と言いますが、「火のないところに煙は立たない」とも言います。一点の曇りもなく、品行方正・公正中立の原則を守ってこそ「国民の代表」と言えるのではないでしょうか?。まして、国家元首にある人の言動は日本だけでなく世界からも注目を浴び、様々な影響を与えます。冒頭にあった「神の国」や「国体」発言など、不適切な表現であったことには変わりありません。某政調会長は「言語学者を総理大臣にすればいい」などと言っておりますが本末転倒です。政治家の発言はそれほど重要視されていることを認識していないのでしょうか?。「永田町の常識・庶民の非常識」と言われる由縁もここからでてきているのではないでしょうか?。たとえ有能な政治家(今では政治屋?)で地元で支持を受けていても、世論の批判を浴びるようなことをしていれば、当選したからといって「みそぎを済ました」とは言えず、また選んだ人たちの良識を疑うばかりです。

 一方で、「選択肢の幅が狭い」選挙にも問題があるように思えます。例えば「この人を議員にしたい」と思うような人がいない場合、白票又は棄権という形を取ることになりますが、白票は立候補した人を誰も支持しないという意思の表れと取ってもいいのではないでしょうか?。
 現在の選挙制度では、白票は投票率には含めますが有効投票数には含まれていません。いわゆる「無効票」の扱いとなっています。もし、当選して欲しい立候補者がいない場合又は議席を獲得して欲しい政党がない場合、どうすればよいのでしょうか?。
 今回の選挙から、小選挙区と比例区の重複立候補者が、小選挙区で有効得票数の10%を取れなかった場合、比例区での当選が出来なくなりました。「小政党つぶしだ」との批判もありますが、支持されなかった人が比例区で復活当選すること自体がおかしく、また重複立候補できる制度もおかしいと思います。支持されていない立候補者が何らかの形によって当選する事の出来る今の選挙制度は、欠陥制度と言っていいと思います。
 白票を有効票にという意見は私の持論です。支持できる候補者がいない以上、白票でその意志を明確にするしか方法が無く(棄権では他の多数意見に同調するという意思と受け止めています)、支持しない人を当選させない方法が他にあるでしょうか?。投票する選択肢の中に「白票」があっても良いと思います。その白票が選挙区の中に最適な候補者がいない現実を、明確にさせる唯一の手段になると思います。

 6月25日は投票日です。これをご覧になった方は、選挙にいかれましたか?。そしてどの様な行動をとられましたか?。



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