今週送られてきた「日経ビジネス」には,世界自動車会議に関する記事の別冊が付いていた。記事の合間合間に, 各社の車の広告が山ほど載っている。その中に,おおっ,日本では売られていないはずの,スバル・アウトバックの広告が!! 更に,レガシィが2003年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞」を受賞したとある。やった! 私は,米国でスバル車に乗るようになってから,すっかりスバルファンなのだ。
日本で見かける車は殆どが日本車だが,アメリカは各国各社の車が入り乱れてシェア争いを繰り広げている。 マサチューセッツ周辺で一番目に付くのは,トヨタ・カムリ。本っ当に,頻繁に見かける。 他は,ニッサン,フォード,シボレー,ヒュンダイ,KIA,サターン,VOLVO,BMW,ベンツ。。。 何でもありだ。ホンダ車は想像していたよりも見かけない。ヒュンダイのロゴと見間違っているのだろうか? ヒュンダイロゴはホンダと同様”H”をデザインしたもので,ホンダと非常に似通っている。ホンダに訴えられないのかしら。
その中で,意外にも検討しているのがスバルだ。日経ビジネス誌でも説明されていたが,
スバルは米国では4WDのSUVに絞って集中投下しており,それが米国ではかなり好評なのである。
こちらでは,かなり頻繁にスバルのアウトバックを見かける。マサチューセッツでは特に売れているらしいと聴いた。
私は「インプレッツァ」という,アウトバックより一クラス下の車に乗っているのだが,これも非常に気に入っている。
小回りが効いて足回りはしっかりしていて,85マイルのスピードを出してもびくともしない。エンジン音もかっこいい。
燃費が悪いのが難点だが,こんな良い車,特に車に凝ったことの無い私が乗る機会など,二度と無いだろう。存分に運転を楽しんでいる。
マサチューセッツ周辺でスバル車が受けている理由は,何より雪道に強い点が挙げられると思う。
12月初めの週末,突然寒波が襲い,2日間雪が降り続けた。日曜日に外出しようと駐車場へ行くと,
除雪車が除けていった雪山が車をふさいでしまっている。今こそ,スバル車の真価を発揮すべき時!とばかり,
他のアパートの住人達が必死で車を掘り出している横を,雪山を勢い良く崩して発車した。
冬になると,「車の故障による凍死を防ぐために,毛布と予備バッテリーを車に常備しておくように」というお達しがでるような
土地柄なのだ。雪道に強く,しかも物がたっぷりつめて走りも速い。とても「願ったりかなったり」な車なのだ。
ちなみに,こちらの車のCMはなかなか楽しい。トヨタはそれぞれの車種の利用シーンを上手く演出している。カムリで娘を迎えに行く母親。
タコマに乗った,力仕事をしている頼りがいのありそうなお父さん。ちなみにタコマとは,米国トヨタオリジナルのピックアップトラックである。
日本では売っていないのだが,軽トラの代替として売ったら受けないかなあ?軽トラよりもずっと格好良いのだけど。
ニッサンは「走り」を強調している。ホンダは,ちょっと捻ったオモシロ系のCMを良く流しているが,メッセージがわかりにくい。
スズキは何だか格好つけた小洒落たCMを流していて,見るたびに「スズキのくせに〜」と思ってしまう。日本での軽のイメージが抜けない。
サターンは価格は安めだけど走れる車ということで,ターゲットは若いお兄さん達だ。結婚式に望む新郎が,結婚を決断できずに
教会の周りをサターンでうろうろ走り回るCMなんてのを流している。ちなみに,サターンはライトが「寄り目」みたいな
デザインで,前から見ると一発でそれと判る。
まるでガン飛ばしているような顔なので,見る度に笑ってしまう。
そして,スバルは,泥道・雪道を疾走する車にかぶせて「全米AWD車売り上げNo.1」のメッセージ。
ただ,スバルの知名度は余り高くないのは残念だ。周囲に聞いても知らない人が多い。唯一人,モロッコから来たWRCファンの男の子は
さすがに良く知っていて,スバルのエンジンはすごい!とか,ひとしきりスバル講義をしてくれた。
他の土地での売り上げはどうなんだろう?降雪地帯以外では,まだそれほど売れていないのかもしれない。
だが,悪路に強い点やSUWの利点を押せばもっと市場が広がりそうだ。
これからもスバル車が米国市場を席巻して,日本でのように「通の乗る車」としての知名度をもっともっと高めて欲しいものだ。