〜心月〜
人を惹きつけ、
人の心を動かす月
それを眺める人の心に映るものは・・・

いつもより澄んだ美しい月光が夜空を染め、
時々波打ちながらも
鏡のような平静を保とうとする湖水と
そこに映える月の光
ここから2つの月光をじっと眺めている私
不思議なことに
何かとてつもなく大きくて優しいものに包まれている予感と
永遠なる月に向かう己の儚きことの無力感-
己の目に何が映って
綺麗な瞳は何に輝いたのだろうか?
しかし、
心のみが真実だと悟れば
心に映った様々な”像”は虚妄にすぎないのかも知れぬ・・・
そんな目に映った架空とも思える美しい現実と
峻厳なる真の現実との狭間に立っている己の境遇を露程も知らず、
深く心月を観ずれば
心中にわたり あつい妄雲が覆い、
月の光さえ見えぬ世界のみが ただただ広がっている・・・