中古CD情報 その11
タ イ ト ル: Standing on the shoulder of giants
アーティスト: オアシス
購 入 店 : ブックオフ
購 入 日 : 2004年3月7日
価 格 : ¥100
楽器と歌を両方ともやるアーティスト。
そんな人は星の数ほどいますが、あるひとつの楽器にほんとうに入れ込んでるそういうアーティストは、
その声が、自分の演ってる楽器の音に似てきちゃうような気がしてなりません。
まず代表格は、ルイ・アームストロング。
あの人が、低音でスキャットしたりなんかすると、トランペットの音としか思えない。
トランペットと言ってちょっと無理があるなら、金管楽器、でしょうか。
それから、ジョン・レノン。
ジョンも、低音のハーモニーをつけてるときの声なんかは、
アコースティック・ギターの低音部の弦の響きそのものですね。
今日ここで取り上げたオアシスの魅力は、私にとっては、
何と言っても、リアム・ギャラガーのドライブ感のあるヴォーカルです。
んで、このリアム・ギャラガーの声が、ディストーションをかけたギターの音なんですよ。
ディストーションと言っても、バリバリのひずみ系ではなくて、
真空管アンプでかけたナチュラルなディストーションって感じ。
カッコイイですよ。
もちろんギターのドライブ感も抜群で、
楽器のかもし出すドライブ感とヴォーカルのドライブ感がいっしょくたになり、
大きなカタマリになって聞いている者に押し寄せてくる、
それがオアシスの魅力です。
そんなこともあって、オアシスの音楽は、デカイ音でかけないと駄目なんですよね。
もちろん、ヘッドフォンなんかじゃ駄目。
とても家ではかけられないので、一人で残業している時、会社でかけたりしてます。
余談ですが、
椎名林檎も、ディストーションをかけたギターと、ひずませたヴォーカルを重ねて、
声とギターの区別がつかないような歌やってました。
あれはすごかった。
こっちは完全なひずみ系(マーシャル系って感じ)でしたね。
ところで、オアシス、と言うと、
私の周りではあんまり反応が良くないんですよね。
「オアシス? 名前は聞いたことあるけど、良く知らない」
その言葉の裏には、
「お前、そんなの聞いてんの? なんか、若ぶってるだけなんじゃないの?」
というニュアンスが感じ取れなくもないんですが、
オアシスって、実はビートルズの信奉者なんですよ。
だから、そのサウンドは、ビートルズファンにとっては、とても馴染みやすいものです。
ビートルズのカバーだって何曲か発売もしてます。
ライナーノーツの中のノエル・ギャラガー自身による曲目解説を読んでみると、
「ジョン・レノンみたいな」とか、「ポール・マッカートニーっぽいベース・ライン」なんて言葉が、
ぽんぽん出てきます。
これ読んでる皆さんも、食わず嫌いはやめて、
一度聞いてみてください。
100円なんだから。
でも、このアルバムがもう100円になっちゃったってのは、ちょっと悲しい。
100円になるまで買わなかったくせにね。
つづく