中古CD情報 番外編
タ イ ト ル: Get Yer Ya-Ya's Out !
アーティスト: The Rolling Stones
タ イ ト ル: Flashpoint
アーティスト: The Rolling Stones
ストーンズファンに贈る超コア話
この原稿は、実はこのあいだのストーンズの来日に合わせて書いたのですが、
いろいろの事情から掲載が遅くなってしまいました。
時季をはずしてしまうと、あまりにコアなお話しなので、ちょっとどうかな、と思ったんですが、
この話にはちょっと愛着があるので、あえて掲載することにしました。
だから、ストーンズは好きだけど、あんまり細かい話されてもなぁ、って人はパスしちゃってください。
実はワタクシ、高校生の頃ストーンズのコピーバンドに入っていた関係で、
ストーンズのごく一部分だけ妙に詳しいという偏った知識が、インプットされちゃっているんです。
今日はそんな偏ったストーンズ情報のお話です。
因みに私自身はそんなにコアなストーンズファンではありません
(ビートルズに関してはそれなりにコアなんですけどね)。
私が一番好きなストーンズのアルバムは、「Get Yer Ya-Ya’s Out !」です。
1969年のライブ盤ですね。
このライブはブライアン・ジョーンズが抜けて、それから彼が変死を遂げたすぐ後のツアーのライブです。
映画「Gimmie Shelter」と内容的にはほぼ同じですね。
このアルバムは、これに先立ってリリースされたほぼ同じ内容のブートレグ盤が、
驚異的なベストセラーになったため、
レコード会社があわてて正規録音版を発売したといういわくつきのアルバムです。
さてこのアルバムに録音されている観客の歓声が今日の話題です。まずその1。
5曲目の「Midnight rambler」。
この歌のキースのギターのノリの良さは、もう、筆舌に尽くしがたい。
なんて話は置いといて。観客の歓声の話。
曲の中盤でスローテンポになって、何回かブレークするその1回目のブレークの所。
誰かが、「カッコいい!」って叫んでます。
わぁお、観客の中に日本人がいる! と、高校生たちは大いに盛り上がったものです。
ホントは英語で全然別なことを言ってるのかもしれませんが、
今聞き直してみても、もうそう言ってるとしか聞き取れない。
あれを言ったのは俺だ、という日本人もいました(その方はすでに他界されています。合掌)。
しかし、それもガセだという説もあり、ほんとのところは誰もわからない。
ま、あの「カッコいい!」はファンの間では、伝説になっています。
ストーンズの最初の(実現した)日本公演のとき、
東京ドームで、ストーンズはこの「Midnight rambler」を演ってくれました。
感激だったなぁ。
んで、その1回目のブレークのところで、ちゃんと「カッコいい!」と叫んだ奴が居たんですよ。
私は聞いていないんだけど、私の弟が、後ろの席で叫んだ奴の声を確かに聞いた、と報告してくれました。
さてその2。
アナログ盤でB面に針を落とすと、最初に聞こえてくるのは、舌足らずな女の子の声です。
「Paint it black ! Paint it black ! Paint it black, you devil !」
「黒く塗って。黒く塗ってよ。黒く塗ってってば、この悪魔!」とでも訳せばいいんでしょうか。
そしてこの声の直後に「悪魔を憐れむ歌」が始まるんです。
映画「Gimmie Shelter」では、この歌の最中にオルタモントの悲劇−あの殺人事件が起こるんですねぇ。
凄まじいスタートといえます。
ま、でもこの「Paint it black !」の声の主は殺人事件とは関係ないわけで、
ストーンズはこの女の子の声を気に入っているようです。
というのも、1989年のSteel Wheels Tourのライブを収めた「Flashpoint」というアルバムを聞くと、
6曲目と7曲目の間の客席のざわめきの音の上に、
この「Paint it black !」と言っている女の子の声をミキシングしてかぶせてあるのです。
声の合間に、ミックの「Listen to that ナントカカントカ」という声も入っています。
「Get Yer Ya-Ya’s Out !」を擦り切れるほど聞いた人間としては、何か嬉しいですねぇ。
「俺はちゃ〜んとわかったぜぇ」ってストーンズに伝えたいなぁ、って感じです。
両方のアルバムを持っている方、ぜひ聞き比べてみてください!!
つづく