外国の児童書たち
モモ
ミヒャエル・エンデ著
大島かおり 訳
ミヒャエル・エンデ絵
岩波書店
書籍の紹介
映画化の紹介
(推薦文募集中です)
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ著
絵
書籍の紹介
(推薦文募集中です)
クローディアの秘密
カニグスバーグ 著
絵
岩波書店
書籍の紹介
(推薦文募集中です)
ジョコンダ婦人の肖像
カニグスバーグ 著
絵
岩波書店
書籍の紹介
(推薦文募集中です)
トムは真夜中の庭で
フィリッパ・ピアス 著
絵
岩波書店
書籍の紹介
(推薦文募集中です)
マリアンヌの夢
キャサリン・ストー 著
絵
岩波書店
書籍の紹介
(推薦文募集中です)
村上春樹の「海辺のカフカ」とテーマが近いんですよ。
自分の中の無意識の領域に、邪悪なものが潜んでいて、それと対決する。
その領域でしか会えない人々がいて、その人々との関わりが、現実世界とリンクしている。
そういう共通項があります。
オススメです。(す)
秘密の花園
F・E・H・バーネット 著
グラハム・ラスト 絵
西村書店
書籍の紹介
小さい頃、外国の物語が好きでした。
「小公女」「小公子」
物語に出てくる、食べ物や飲み物。挿絵に描かれた豪華なオモチャたち。
すべてに憧れました。
「不幸のどんぞこにいても、必ずよい子にしていたら幸せになれるのよ」
わたしの親はそんな歯の浮くようなセリフは絶対いいませんでしたが、
いつの間にか、脳裏にインプットされていたなあ。
だからいい子でいなくちゃ・・・。
幼心にそんなこと考えたりしてたと思う。
ですが、同じ作者であるにもかかわらず、
「秘密の花園」の主人公は、ぜんぜんいい子ではありませんでした。
「小公女」や「小公子」が、
「よい子にしていたら、神様が幸せに導いて下さった」という、感じなのとは反対に、
「秘密・・・」の主人公は、自ら切り開いてゆく・・。
しかも自分だけじゃなく自分とよく似た、もうひとりの主人公までも一緒に。
そこがとってもおもしろかった。
でも、庭弄りのあとで食べるお弁当は、やっぱりおいしそうだったなあ〜。
ああ〜〜お金持ちになりたい。(も)
どろぼうの神さま
コルネーリア・フンケ 著
コルネーリア・フンケ カバー&本文イラスト
WAVE出版
書籍の紹介
子供の心を持って読みたい本の必要条件をすべて持っている本です。
冒険、親との葛藤、「正しい」とはどういうことか、などなど、全てが揃っています。
ドイツの女流作家がイタリアを舞台に書いているんですが、
エンデも「モモ」をイタリアとおぼしき街を舞台に書いているし、
どうもドイツの人はイタリアにすごい憧れを持っているようですね。
ゲーテ以来の伝統のような感じがします。(す)
エスキモーの民話
本多 勝一 訳
アグネス・ナノガ 絵
すずさわ書店
書籍の紹介
(推薦文募集中です)
最初これは、カナダ在住の化学者・藤永茂教授に送っていただいた英訳本を見て、
そのおもしろさに感嘆して翻訳を思いたったものだが、
藤永氏によると、カナダの白人社会では一部に「残酷すぎる」という反応があったという。
だが私は知っている。いくら残酷でも、カナダやアメリカ合衆国の白人たちが、
先住民(いわゆるインディアン)に対して何百年間も加えてきた残酷ぶりに比べたら、
もののかずではないどころか、むしろ良い意味で「人間的」でさえあるということを。
民話にもったいぶった解釈を加える愚は避けたいが、これを残酷だと受けとる人は、
日本にもかなりいるようになっただろう。
なぜなら、日本の民話も本来たいへん”残酷”なのだが、
最近の子供の本はその”残酷”部分を改変し、骨抜きにしているのが多いからである。
こういう文化的破壊がすすめられる一方では、
本質的に残酷な企業による虐殺(水俣病その他)や
間接的殺人(「開発」に起因するさまざまな自殺)が、ますます増大している。
こうしたことに関連して、本書を読んで私が思った感想の中からひとつだけ述べれば、
これらの民話はたいへんなリアリズムだということである。
シャーマンや魔法があり、動物がかんたんに皮を脱いで人間の顔になったりするにもかかわらず、
内容はイニュイ(エスキモーのこと)社会の現実をおそるべき忠実さで反映している。
そしてそのことが正に、いわゆる「道徳的」偽善者たち
(”教育ママ”にそのタイプが多いようだが)には「残酷」に見えるのだ。
(「訳者あとがき」より)
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