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きくちゃんとじいちゃん
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きくちゃんは、ママといっしょに、じいちゃんのいえにあそびにきました。
きくちゃんとじいちゃんは、とってもなかよし。
ママとおばあちゃんがおはなししているあいだに、さっそくこうえんにあそびにいくことにしました。
「じいちゃーん、おすべりしよう」
こうえんについたきくちゃんは、たったったっと、まっすぐにすべりだいにむかってはしりだしました。
それからとっとっとっと、かいだんをあがっていきます。
「それー」
しゅるしゅるしゅー。
きくちゃんは、なんかいもすべります。
しゅるしゅるしゅー。
「あー、おもしろい。じいちゃんもおすべりしようよ」
じいちゃんは、
「よーし、よーし」
といいながら、えっちらおっちらかいだんをあがりました。
「よーし、いくぞ」
ところが、じいちゃんのおしりは、きくちゃんのおしりよりずっとおおきいので、なかなかすべりません。
「ありゃりゃりゃあ。これじゃあ、すべりだいじゃなくなっちゃうなあ。つっかえだいだ」
じいちゃんは、わらいながらおりてきました。
「じいちゃん、こんどはぶうらんこしたいなあ」
「おお、よしよし」
そういうあいだに、きくちゃんは、
「きょうそうだー」
といって、たたたたーと、ぶらんこにむかってはしっていました。
じいちゃんは、あわててきくちゃんをおいかけます。
「とうちゃーく。きく、いちばーん」
「じいちゃん、にばーん」
じいちゃんは、あんまりはしったので、いきがぜいぜいしていました。
「そーれ」
きくちゃんはいきおいよくぶらんこにすわりました。ところが、
「わあっ」
あんまりいきおいよくすわったので、つるんとおしりがすべって、
ぺたん、と、じめんにしりもちをついてしましました。
きくちゃんは、ちょっとおしりがいたかったのと、びっくりしたので、おおきなこえで、
「わーん」
となきだしてしまいました。じいちゃんが、
「だいじょうぶか」
とこえをかけると、もっとおおきなこえでなきました。
「わーん」
「わーん」
「わーん」
きくちゃんは、じいちゃんをみながら、おおきなこえでなきます。
じいちゃんは、すこしこまったようなかおをしました。
するととつぜん、じいちゃんは、きくちゃんとおなじようにぶらんこにのろうとしました。
「わーん」
といいながら、きくちゃんはじいちゃんをみています。
「よいしょ」
とぶらんこにすわったじいちゃんは、なんと、きくちゃんみたいに、
「わあっ」
といって、しりもちをついてしまいました。
そして、おんなじようになきだしたのです。
「わーん、いたいよう」
きくちゃんはびっくりしました。じいちゃんがないています。
「じいちゃん、だいじょうぶ?」
ときいても、じいちゃんは、
「えーん」
とないています。
きくちゃんは、すっかりじぶんがないていたのをわすれて、きゅうにママみたいなこえになって、
「こら、じいちゃん。ないちゃだめでしょ。ほらたてる?」
といいました。
じいちゃんは、きくちゃんにてをひっぱってもらってたちあがりました。そして、
「ははは」
とわらいました。きくちゃんも、
「ははは」
とわらいました。
おうちにかえってくると、きくちゃんは、ママとおばあちゃんに、
「じいちゃんね、ぶらんこからおちたんだよ」
「えーん、って、ないたねえ」
とおはなししました。
ママはわらっています。
おばあちゃんがちらっとじいちゃんをみると、じいちゃんはおもしろいかおをしてわらいながら、
ぺろっとしたをだしていました。
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