ことば

ことばで伝えないと

わからないことの方がおおいよ

だって人間は不器用だから



小鳥たちの傍観

くうきにのってどこまでも飛んで行けたら

そんなことを言った私をあなたは笑うけど

笑うあなたを横目に進む私を

あなたは笑えるのだろうか

あなたは分かったつもりで少し足りない

それをわかっていないそれが足りない



選択肢

呼んでいる

声が

聞こえたから

行ってみる

ただそれだけで

ただそれだけが

人生であり

選択肢ではないこと

分かっているつもりで

分かっているつもりで…



唄をうたいます

届くことのない唄を

こころの底からしぼりだした声は

まるで私の泣き声のようだけれど

のどの奥からつづりだすかおは

まるで泣き顔のようだけれど



これから

さっきまでみていた夢はいずれ覚める

私もちょうどそう思っていたところだから

なにも不自由はない

ただ最初に戻るだけ

そう、ただ最初に・・・・



ぬくもり

あなたのぬくもりはとても暖かかったけれど

もう求めてはならないものなのなら

この身を風にゆだねよう

ただあの暖かかった日々は決してわすれることはなく



ノイズ

雑音が頭を掻き回すのよ
なにもかもが耳障りなのよ
目に映るものすら吐き気がするわ

もういいわよ
もういいのよ
もうわかったわよ

それ以上踏み込まないで
私の領域を犯さないで

勘違いしないで
いらなくはないのよ
それ以上は求めていないの
それがいやならもういらないわ
ほかにもたくさんあるし

私は私の生きたいように生きる
ただそれだけなの
ただそれだけなのよ…



ドアの向こう

閉ざしたドアは

開けるべきか開けないべきか

前見た景色が

そのままとは限らない

未だ見ぬドアは

開けるべきか開けないべきか

まだ見ぬ景色が

広がる可能性はある

選んで開けるのも道

片っ端から開けるのも道

せっかくだったら

沢山の景色を見ようではないか



まだ。

あなたのまなざしが

あなたのぬくもりが

いたわりが

微笑みが



脳裏に焼き付いて離れないのはなぜですか



いつもに増して空が暗いのは

微笑む月がないから