『嵯峨神社の怪』

序章

原作;四條 薫




 ――――― エンディング ―――――



 

 些細な日常の中に紛れ、音も無く忍び寄り
偶然を装い、必然的に渦中へと巻き込む準備が水面下で行われていた。

 運命の悪戯というには、整然とされ
神の意思というには、大袈裟に思え・・・
 それでも、これは始まりの一コマに過ぎない。


         見えざる手の中で踊らされるような

         操られているような錯覚。

         自分の意思とは違う、シナリオが存在するように

         決められたプログラムの一部のように

         掌の中で弄ぶように・・・

         余儀ない定めが

         目に見えない、感じられない領域で

         存在するように・・・・

         翻弄させられるホンの序章。


 見えざる手が書き進めるシナリオにそって、
慎重に行動が開始される準備は進められていた。

 神が創ったのか、それとも人為的作為なのか
分からない・・・

 ただそれは、響(オト)も無く水面下を動き
精巧に出来たプログラムのように
確かな、抗えないモノだった。

 小さく、気が付かない日常に潜み
機会を伺いなら、それは活動する瞬間を待っていた。

 撒き散らかされた幾つもの小さな出来事。
それがどこで、どう繋がるのか・・・
 この先、何が起こるのか
まだ、誰も知らない。

 全てを物語るには、ここから始まると言えよう・・・









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最終更新日:2003年8月23日(土)