交差点
遠くに見える夕日
空は次第に暗みをおびてくるけれど
電気もつけることもせずに
部屋の片隅でひざを抱えている
どんなに泣いても
どんなに切なくても
お腹だけはすいてしまうから
簡単に済ませようと作ったラーメン
味なんてちっとも分からなかった
愛しすぎちゃったから
甘えすぎちゃったから
あなたの態度が徐々に変わっていく事に気づかなかった
あなたに会う前まで
どんな過ごし方をしていたのか忘れてしまった
一日がこんなに長く感じるのも
あなたといる時には絶対に思わなかった
人と人との交差点
まっすぐ渡る人
斜めに渡る人
黄色になって止まる人
急いで渡る人
肩をぶつけ合いながらも
クラクションを鳴らされながらも
いつしか人は渡り終えている
私一人だけ
交差点の真ん中で
あなたを探しながら
時間が止まっている
人ごみ多い交差点
はぐれないようにと
しっかり握ってくれたあなたの手
あの時はそれが当たり前のように感じてた
手を握れるだけでいい
あなたに逢えるのならば
私も強く握り返すから
街の中でも
友達に紹介されても
あなたの事を思い出すだけ
枯れる事の無い涙が再びあふれだすばかり
人と人との交差点
人はみな あらゆる方向へと進む
ルールを守り
飛び出してはいけない
立ち止まってはいけない
例え交差点の向こうにあなたの面影を見つけても
信号無視なんてしない
あなたとすれ違ったとしても
私は引き返さない
あなたが後ろから私の腕をつかんでくれるまで
私は交差点を歩く
交差点ですれ違う人が
あなたでなくても
涙をこらえて進むから
点滅の光が涙でにじんだとしても
駆け足で通り抜けてから涙はぬぐうよ
赤信号がともる前に