最終電車
ホームの大きな柱に
一人、体震わせながらよりかかる
大きなかばんを足元に置き、
白い吐息が広がる
遠くで光るネオンは
旅立つ私を励ます
かすかに聞こえるクラクション
引き止めたあの人の叫び声みたい
横一列に連なる蛍光灯は
これからの道を照らすよう
明かりが切れ掛かった自動販売機
私にぬくもり与えてくれた
静かにやってきた新幹線
君だけが起きているね
一緒に起きてあげるから
どうか楽しく運んでね
涙が出てもそっと知らん振りしてね
声だけは出さないから
だから早くこの街から離れていってね