大嫌いなあなた
日差しまぶしい 渋谷の街で
クーラーのきいた喫茶店
汗を拭きながら アイスココアを
美味しそうに飲むあなたを見ていたの
あれは一年前の ぎこちないデートだった
今は一人で窓辺に座り
苦いアイスコーヒーを飲んでいるの
ずっと憧れてたから
心舞い上がっていた私
何で私なんかと付き合ってくれてるのかな
いつも不安で仕方がなかった
今頃はあなたもあの子といるのかしら
優しすぎたあなた
あの子を私と同じ目にあわせてはダメ
何で気になるのだろう 振られたのに
他の子に言い寄られても 今度は突き放しなさいね
大嫌いなあなたを 放ってはおけないなんて
私も落ちぶれたものね
片想いしてた頃は 見えなかったあなたの姿
彼女もいつかそんなあなたに気付くのかしら
きっといつか・・・
見た目で惚れた私がバカだった
あなたがそんなに弱くて情けない人だとは思ってなかった
「あばたもえくぼ」と人は言うけれど
私にはどうしても受け入れられなかった
一緒に買ったキーホルダーも
今は見るのもつらくなる。
でも捨てられないのは私の弱さ
あなたの前で泣いたり笑ったり
今でも思い出に残るけど
もうあの頃の私に戻る事は出来ない
大嫌いなあなたと 付き合ってたなんて
恥ずかしいと思わなくちゃね
忌まわしい過去を きれいに流せる時が
きっと訪れると信じて待ってる
そういつか・・・
声を大きくして叫びたい
あの子の前で告げてみたい
私がどういう目にあわされ
どうやって彼を嫌いになったかを。
大嫌いなあなたを こんなに後まで引きずってしまうなんて
どうかしてるわ私
大好きと聞けなかった あなたの優しい声を
求めているなんて
大嫌いなあなたを 恨む価値なんてすでにない
大好きと言いたかった 最後でいいから言わせてよ
大嫌いと言われても あなたの声が聞けるだけでいい
大好きと思うだけで こんなに心が安らげるなんて
今はただ 静かに眠りたい
例え気付くのが遅すぎたとしても