−陛下、どうして?どうして父上を遠くにやっておしまいになるのですか?
 お嫌いなのですか?−
 まだ子供だった頃、私はそう聞いたことがあった。
 阿房宮の庭だった。気紛れで私に目通りを許した祖父と散歩していた。祖父は困ったように私を見た。はぐらかしたりはしなかった。
 私と父には、隠し事の出来ない人だった。
−子嬰。
 お前は何も知らぬがいい。お前も扶蘇もだ。−
 あの時の、祖父の顔を忘れない。
 父の物静かな顔が過って消えた。




白衣の帝
−秦子嬰余話−




 秦帝国成立後十五年。時は二世皇帝崩御の後。
 秦始皇亡き後の天下は麻縄の如く乱れた。瓦解の二文字がよく似合った。始皇帝が執拗に終止符を打とうとした戦国の世が、その死と共に、再び分裂の頭をもたげた。
 政を執るのは宦官趙高。専横の振舞い多く、秦二世皇帝を傀儡と化し、不要と結論したところで自刃に追い込んだ男だった。
 二世皇帝の訃報を聞いても、子嬰は平静だった。当然だとすら感じた。さすがにそれは打ち消した。一応は叔父であり、『皇帝』は不可侵の存在たるべきものだったから。
 不可侵の皇帝は、人臣と宦官によって造形された。後継者を扶蘇公子と指名した始皇帝の遺言は握り潰された。二人が皇帝に祭り上げたこそは、先帝胡亥だった。胡亥は浮薄な才子だった。帝位に着いた胡亥は遊興に身を持ち崩した。始皇帝と言う重石の外れた時、燻っていた亡国の民の憤懣が不穏に動き始めた。
 誰も皇帝を止めなかった。止めれば死が待つのみだった。死の宣告は趙高を通して提案され、皇帝の裁可も趙高の口から下された。趙高にとって皇帝は寄生すべきものだった。ゆっくりと養分を吸い取られる、朽ちかけ、病んだ若木だった。
 趙高は扶蘇を殺した。胡亥擁立の邪魔だった。その将、蒙恬を殺した。陰謀完成の邪魔だった。共犯だった丞相李斯を殺した。専権を握る邪魔だった。最後に二世皇帝胡亥を殺した。己が帝位に就く邪魔だった。
 子嬰は扶蘇の子だった。
 始皇帝には多くの子がいた。趙高は胡亥の地位を確立するため、扶蘇を皮切りに彼らを殺して回った。数十名が犠牲となった。だから、胡亥を消した後帝位に就ける男子を捜した。自分に帝位を譲らせるための傀儡を物色した。扶蘇の長公子子嬰は打って付けだった。まだ十代の若さだった。余計な詮索も出来ぬ子供である筈だった。
 趙高から要請が届いた。実際は指図だった。




−父と始皇帝が死して二年。結局継ぐべき定めなのだろうか。この血塗られた玉座を。−
 秦の三世皇帝。それが趙高の投げた餌だった。
 断ればよかったか、などと漠然と思った。冷淡な顔で拒絶の言葉を吐き、面食らう使者の間抜け面を見たかった。
 あどけない表情が浮かんだ。細めた切れ長の瞳は、父よりは祖父に似ていた。温和な風格を漂わせていた扶蘇ではなく、苛烈な意志を持った始皇帝に。
 投げやりな格好で、天蓋の下に身を投げ出していた。頭の後ろで腕を組み、頭上の花模様を眺めていると、
「子嬰様。」
と呼ばれた。入口には妙齢の美女の姿。
「お昼からお行儀が悪い方ですのね。」
「斉の姫。
 子嬰は慌てて身を起こした。阿房宮から趙高の動静を流してくれる大叔母に侍す、旧六国の姫だった。決まり悪げに室内へ招き入れ、菓子でも置いていた筈だと机案の周辺をごそごそと探し回る様子は、先刻までの犀利な公子とも思えない。
 先日侯から頂いたのですよ、と隠していた砂糖菓子を差し出した。貴方が来るまで取っておこうと思って。
 姫は嬉しそうに礼を述べてから、表情を翳らせた。子嬰の顔まで不安げになる。
「いらしたのですね。」
 宮廷からの使者の到着を、この人も知ったのだ、と思った。隠しておくつもりだった。しかし、黙って頷いた。
「拒むことは出来ないのですか。」
「もう遅い。」
 そして、語調を改めた。斉の姫が口を覆ったからだった。
「全ては整っています。逆賊が遂に動いた。…帰すべき天下がなかったとしても、秦の三世としての勤めですから。」
 そんな、と姫が声を上げた。子嬰が言い聞かせた。説得しているようでもあり、独白しているようでもあった。
 誰でも一度は死ぬのだ、と子嬰は言った。偽とはいえ皇帝の命に服して自ら命を絶った扶蘇ならともかく、不老不死を必死に探した始皇帝でさえ崩じたのだ。食うか食われるかという混沌にある今、父の無念だけでも晴らしたかった。淡々と語られる言葉に、姫の顔が曇っていった。
 足音が聞こえた。しっかり閉じていた扉が回廊に面して開かれた。忠実な僕の姿があった。至急の使者であるとすぐわかった。
「公子、参りましたぞ。」
 それ以上は何も必要なかった。
 即位の儀に列席せよとの趙高の命令に、子嬰は黙殺で応え続けた。斎戒のためと称して閉じ籠もり、出てこなかった。何度も何度も使者が来て、その度に空手で帰っていった。趙高本人が脅しに来るのは時間の問題だった。彼をこそ、子嬰は待っていた。
 斉の姫の傍を離れた。
「手抜かりはないな。」
 手短に問いただすと、相手は無言で平伏した。自分の腰に眼をやった。鋭い鉄剣が収まっている鞘が下がっていた。遅すぎた血の清算になくてはならないものだった。
 部屋を出掛けに、一度振り返った。室内には、微動だにしない斉の姫が立っていた。
「案ずることはありません。叔母上にも斯様にお伝えを。」
 言伝を終えた子嬰に、斉の姫が呼び掛けた。
「私にお手伝いできることはないのですか!」
「では…もし私が死んだら、花を一輪手向けてください。」
 子嬰の口調が綻んだ。声もなく自分を眺めている斉の姫に、優雅に会釈すらして見せた。斉の姫は胸の前で両手を握り締めた。何か言いかけて口を開け、眼を瞑った。再び眼を開けたとき、公子の姿はなかった。
 太陽が純白で身を装った青年を照らす。従僕の声が背に当たった。
「見事大事を遂げられませ!」




 斉の姫は優しい。亡国の主に対しても。
 望めば得られたのかもしれない。しかし私は望まなかった。
−子嬰…子嬰……−
 懐かしい声。父のものか、祖父のものか。
 わかっております、子嬰には。ゆめ、忘れは致しません。
 扶蘇公子と始皇帝の秦帝国を見届ける責務がある以上。
 私は名のみの『三世皇帝』となり、生きるか死ぬかの綱を渡るだろう。
 巻き込むことは本意ではない。姫には幸せになって欲しい。亡国の公子と、その歩みを共になどさせてはならない。
 始皇帝陛下の統一より、十五年。ふと思う。私は、この秦を愛していたのか?
−是……。−
 それは私の感慨だったのだろうか。私に血を伝えた人々の感慨だったのだろうか。
 六国を打ち破り、その宮殿を咸陽に集めた。美姫達が集い、謀が渦巻き、『皇帝』を出現させた都。
 いつかは崩れ、遠くなるものだとしても。遠くなる、それが『夢』だと知っていても。
 祖父は、父は、それでも生きずにはいられなかった。自分の描いた展望を現実のものとして見るために。




 くれぐれもご用心を、と忠告する家臣に礼を述べ、子嬰は部屋の扉を開いた。薄暗い空間に黒い塊が居座っていた。趙高だった。子嬰は暫時、声も掛けずに扉に凭れて、趙高を眺めた。
 影だ。宮廷に巣食ってきた不信の影。
「公子、何をなさっておられる。既に群臣は公子の登極を寿がんと阿房宮に集っておりますぞ。」
 奇妙に高い声が聞こえた頃、室内の暗さに眼が慣れた。ずかずかと中に入り、相手の真正面に腰を据えた。父も、その後見蒙恬将軍も、始皇帝ですら統御しきれなかった、黒衣の化け物と一戦交える時が来た。
 羽織っただけの上衣が、乱暴な動作でずり落ちかかる。それを肩先に引き戻しながら、無碍に言い放つ。
「中止と申した。体調が優れず、祖廟に謁えるに相応しくない。」
 相手の歪んだ口元が不吉に笑った。
「ほう…謁えるような祖先でございますか。所詮は赤の他人と存じておりましたが、臣の記憶違いでございましたかな。臣の記憶が正しければ、始皇帝『陛下』は相国呂不韋の裔と存じましたが。」
 負けじと子嬰がからから笑う。
「脅す気か?」
と。
「そうして私も消す気か。或いは先帝を自害させ、ある命は貴様の相棒李斯を五刑に処し、或いは……。」
 止めたのだ。あの日、子嬰は止めたのだ。
『父上、始皇帝陛下がそんな詔勅を出される筈が……!』
『父皇の命に逆らうことは出来ぬ!』
 剣を手にした扶蘇は何も知らなかった。その癖に全てを悟ったような物腰でその鞘を払った。
「我が父上を弑したように!」
 殺されたのだ。一つの『勅令』に扶蘇は殺されたのだ。
 語気鋭く詰め寄った子嬰を、
「ほう、勇ましい。だが後悔めさるな。」
と趙高が鼻で笑った。慇懃無礼を絵にしたような顔だった。
「昔がどうあれ、今の天下が誰のものであるか、お忘れなく。」
 その一言が子嬰の神経を逆撫でした。すっくと立ち上がり、皮肉な声音で繰り返した。
「天下?」
と。
「天下など、どこにある。陳呉の残党未だ平定されず、南の項籍、北の劉邦の割拠するこの有様を、韓子の徒であるお前が天下と評すか。」
 立ち上がったのは趙高も同じだ。背の低い宦者が蛇のような目付きで子嬰を見上げた。
「孺子の知ったことではない。沛公は当地に来る。私と天下を分けるために。」
 子嬰が凍った。
 沛公と呼んだのだ。どこの骨とも知れぬ流れ者を。孺子と呼んだのだ。秦の正当な後嗣を。あるべきところに敬称がなく、なくもがなのところにそれはあった。趙高は臣称までを捨てたのだ。
「武関に向かって使いが発っている。」
という作り物染みた声音で子嬰が我に返った。
−天下を分ける?−
「人民は暴秦の圧政から逃れたがっている。」
−違う!−
『扶蘇公子…お優しい扶蘇公子……』
 群れ集う人々…群臣……。薄暗い阿房宮…玉座…皇帝…疲労した皇帝…父親…祖父……。
 子嬰の中でぐるぐる回る回想。眼前の趙高が、何やら掴み所のない黒い塊に見えてきた。言葉を吐き出す物体に。
『わが息子扶蘇は長者の徳を持つ……』
「今が潮時だ。」
−何の?何の?−
『世継を扶蘇に……』
−祖父上?父上?−
 父の横顔…詔勅…剣……。
『父帝…父帝、我に死を賜う……』
−手を伸ばしてはいけない、それは策略です、父上!祖父君をお信じください!−
 白刃を我が胸に呑んだ扶蘇…血飛沫…走り寄る子嬰…剣を手に…剣を…我に血を…血を…剣を与えよ!
「そう、潮時だ。」
と言い放った子嬰は、同時に上衣をかなぐり捨てた。螺鈿の鞘から鉄剣を抜き放ち、間合いを詰めた。
「趙高、お前を誅す!」
 叫ばれて、趙高が色を失った。袖で顔を覆い、じりじりと後退する。壁際に追い詰められ、子嬰に胸倉を掴まれると、鶏の絞められるような声で叫んでみせた。
「助けてくれえ!曲者ぞ!」
 それから肥満した体の全体重を掛けて子嬰を突き飛ばした。細身の子嬰が予期せぬ反撃によろけた隙を就いて、黒衣を翻した宦者が逃げ出した。
「追え!一人も逃がすな!」
 床に手を突いた子嬰が叫ぶ。開け放された扉から、あたふたと回廊を逃げてゆく姿が見える。どたどたという道化染みた足音も。
「逆賊趙高を逃がすな!」
 立ち上がって指を差した、その素振りが誰かに似ていた。
『子嬰孺子、汝を殺し、沛公と私で天下を二分するのだ……!』
 趙高の捨て台詞を打ち消すかの如く響く、断固たる声で叫んだ人に。
『天下は一つ!』
 子嬰が駆け出す。片手に抜身を携えて走り出す。
『戦国の世を終わらせよ!』
 かつて邯鄲の人質だった少年が見た夢は成り、そして崩れた。今、咸陽の青年がそれを食い止めようと剣を持って趙高を追っていた。
−あの時の祖父と今の私は同じ絆で結ばれている−
 邸内で切り結ぶ音。混乱し逃げ惑う足音と、叫び声。斎戒の場が戦場となる。趙高の部下を押し退け、突き退け、切り捨てながら、子嬰は黒衣を探した。子嬰の部下も趙高の引き連れてきた者達を殺戮していた。
 楚渡りの鉄の剣。銅矛。槍。骸。血。
 いずれも斎戒の場に相応しい小道具ではない。
 息を切らせた趙高の前に、武器を携えた子嬰の部下が立ち塞がった。取り囲まれ、輪を狭められ、趙高が情けない顔で後ろを振り向いた。そして顔を引きつらせた。
「…陛下?馬鹿な、呂政が生きている筈がない!死んだのだ、死んだのだ!」
 ずい、と進み出たのは子嬰だった。潔斎の純白の衣装で、ゆっくりと趙高に近付いた。憎悪を込めた切れ長の瞳には、趙高がかつて旧主に見た哀しみはなかった。それ以上の復讐の意志が宿っていた。
「趙高、私の斎戒には仕上げの犠牲こそ相応しい。父上、逆賊趙高の血を、今御前に!」
 剣を振り下ろした。宦官の肥満しきった体にめり込んだ刃を抜いて、また斬りつけた。まだ生きていた。子嬰は我を忘れて、滅多矢鱈に剣を振るった。
 絶息した血みどろの肉塊が。秦帝国を牛耳った男の成れの果てだった。
 からん、と硬質な音がした。生気のない目をした青年が血溜まりに膝を付いた。転がった剣も子嬰も返り血に染まっていた。
−お嫌いなのですか?陛下−
 何処かからか、少年の日の声がする。自分の…何も知らなかった自分の。
−知る必要はない。信じているから遠ざけたのだ−
「公子!公子!」
 その呼び掛けが遠くに聞こえる。




−扶蘇は素直だ。遠くにあっても、あれは朕には背かぬ。だから送り出せるのだ。何の憂いもなく…後顔の憂いなく……−
 遠い眼で祖父は語っていた。
−子嬰には判らぬであろう。判らぬが良い。お前も父祖も、知って苦しむことはない。全ての荷は朕一人で負えばよいのだ。腐儒の非難も、亡国の民の恨みも、草莽の呟きも。既に汚れた朕だ。この上悪名が増えたところで恐れはせぬ−
−陛下?−
−朕を扶ける者、朕を無より蘇らせる者……。子嬰、お前の父親は朕の汚名を雪ぐ男だ。遠きに在りて猶近く、弱きに見えて猶強い者。これで良い、これで良いのだ、秦の為に−
 可哀想だった。まだ、子供だったのだ。陛下の複雑な胸中など、知りようがなかったのだ。
−陛下、お寂しくはないのですか−
などと聞き返した私を半眼で見た。その端が光っていた。
−寂しくはない。朕には成すべき事が山ほどある。被らねばならぬ悪名がまだ沢山あるのだ。朕には時間がない!まだ死ぬわけにはゆかぬ。死にたくない!−
 背を向けた。祖父の背が小刻みに揺れていた。
 私は泣いたと思う。怖くはなかったけれど。
−祖父君、死なないで−
 不意に振り向いた祖父は私を力強く抱いてくれた。泣いていた。
−死なないで、子嬰は嫌です、父上もお悲しみになります!陛下……−
−祖父君と呼ぶのだ、子嬰、呼んでくれ−
−祖父君、子嬰、いい子にするから、祖父君のお手伝いができるようになりますから、ずっと生きていてください。立派な秦の公子になりますから−
−死にはせぬ。そなたと扶蘇の為にも、死んだりはせぬ!−
 その日、私は始皇帝を初めて祖父と呼んだ。




 趙高一族を処刑した子嬰は、名のみの『秦王』となった。しかし、最早秦の威令及ぶ土地なく、南には『沛公』を名乗る男が近付いていた。
 あくまでも帝位に就くことを拒否した子嬰は、秦王として劉邦と会見する。史記に曰く、
『素車白馬にして頸にかくるに組を以ってし、皇帝の璽・符節を封じて道の傍らに降る。』
 劉邦を憎んだ楚将項羽はこれを快しとせず、咸陽を屠り、秦の降王子嬰を殺したという。




 望めば得られたのかもしれない。しかし貴方は望まなかった。
 旅路途上の車から、元気な娘の声がした。
「美人、暴秦の降王はここで項王のお手にかかったそうですわ。」
「…秦の?」
 車が止まり、白い細い指が簾を持ち上げた。侍女に傅かれ、貴婦人が車を降りた。しばらくその場にたたずんでいたが、やがて静かに腰を屈めて一輪の花を摘んだ。摘んですぐ地面に置いてしまった。
−子嬰様……−
「ご気分でもお悪いのですか?」
「ごめんなさい、車に酔ったみたい…少し独りにしてくれないかしら。」
 侍女が足を伸ばしに行き、貴婦人はその地を見つめる。そこに、懐かしい面影を探すように。
 風のまにまに、その声が聞こえたような気がした。
−私に、一輪の花を−




 時代は項羽の楚、劉邦の漢が交代するとき。もはや、白衣の三世皇帝を知る者もない−。

×××××××××××××××××××××××

はい、子嬰です。「すごく昔」なんて、七年前に書いていたことが判明しました。ああ、秦帝国との腐れ縁も長くなったもんだ(笑)。
ここにしばらく載せていたものと、ラストが変わっています。元に戻しました。というのは、元の設定を迂闊にお題シリーズで使ってしまっていたからです(笑)。まあ、どうせいんちきと穴だらけのサイトなので、この際いんちきが一つ二つ増えたって構うものかと。
タイトルなんですが、本当は「白妙」としかけて、かろうじて踏みとどまった代物です。(イメージは百人一首にも入っている持統天皇の歌から)斎戒してる時は白衣ですし、降伏する時に着る喪服が白一色ですし、子嬰のイメージは白なんですねえ。だって、「白木の馬車を白馬に引かせて、白い喪服を着て降伏する」十代の子嬰君です。なんと見事な。
あ、子嬰君は扶蘇の息子説のほかに、諸公子の一人説(つまり扶蘇の異母弟で政君の息子)もあるのですが、史記に息子だって出てるので、そのほかは無視することにしました。だって凛々しい白衣の子嬰が書きたかったんだもの。(休暇中に本編のため見ていたら、本紀以外のところにこの記述があることが判明しました。が、書庫官高松はこのまま本紀路線ですべて進めますのでご了承ください)
それにしてもリバイバル中の本編では政君自身が子嬰と似たような年なんだよなあ。あの政君がこういうおじい様になるのだね。李斯も入れてみたかったが、それをすると世界が歪むのでやめました。(笑)折角シリアスだったのが、お笑いになってしまいます。


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