I have dreamed
……


えー、久し振りの新たなネタでございます。

本当は、秦帝国が一段落したときに、楚漢抗争までなだれ込もうと目論んではいたのですね。それを全てパーにしてくれたのが、このたびの主人公でございます。

南宋だの清だのにほいほい飛んで、北宋まで来ていた高松が何故にいきなり昔のプロットを拾ったかというと。『無名氏』で秦帝国リバイバルを始めたからなのです。あれで、久し振りに秦帝国崩壊後が書きたくなりまして。で、『I have dreamed』を書いたら、暗いこと暗いこと。(笑)高松が如何に子房が嫌いか、よくわかるつくりになってしまいましてねえ。そう、かつてプロットをやめたのは、子房がいまいちちゃんと固まらず、キャラクターにならなかったからなのです。主人公になる筈だったのに。

まあ、一つ書けば書いたで、ろくでもないものとはいえ性格が固まりまして。この話の主人公兼語り手、子房ちゃんこと張良は根性玉結び状態になったのでした。

子房ちゃんが書きづらいのは、私が彼を好いていないせいです。たぶん。結局子房ちゃんは何をしたくて参謀なんて職業をしていたのか、わからんのです。私にゃあ。漢を建てたい!のかと思えば、アフターケアしないでとっとと隠遁しちゃうし、その割には始皇帝(つまり『無名氏』の政君)襲ったりしてるし、かといって項羽につくわけじゃないし。劉邦が好きなのかと思っても、どーもそういうふうには読めないのだが……。ちなみに、似たような理由で呉越抗争は越の参謀、范蠡も好きになれない高松です。個性が見えないって言うか、
「だから、何をしたくて君たちは周囲に多大な迷惑を掛けたのだね?」
と思ってしまうので。

その放っていた子房ちゃんなんかを書くことになったのは、見れば判る!これは楚漢抗争ではなく、あくまでも『秦帝国がなくなった後』の話なのです。ははは。(^^;)というのは、子房ちゃんはぴこちゃんの国のお貴族様。お陰で、韓っていつからこんな変なキャラクターばっかりになったんだろう…と考え込む滅茶苦茶さになってしまいました。おまけに、そこここにでしゃばる秦帝国キャラクター……。

こんな話に何故横文字のタイトルがついているのかというと、この曲を聞いて思いついた(どーしてだ?)話だからでした。『王様と私』のミュージカルナンバー……。あのまともな曲が、何故にこんな陰隠滅滅、思考回路が蚊取り線香状態の子房ちゃんになるのでしょう??うーむ。

語り手と作者が二人三脚で混戦模様の頭ですので、えらく読みづらい文章かもしれませんが、勘と反射神経を総動員して読んでくださいませ。

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