ばよりんがうちにやってきた!
−指も頭もハ長調♪−


結局テレマン脱出には一月を費やした(笑)。十二月頭から、年越して一月の第一回目までひたすらテレマンのメヌエット!なんと、その後に来ていたはずのイギリス民謡は一発でパスして先に終わってしまうという、ああ無情っぷり(笑)。
しっかしほんとにテレマンでよかった…これがモーツァルト御大なら、間違いなく飽きている。(断言)

しかし年末年始、高松がテレマンとだけ心中しているはずがない。重音=和音を高松が弾くと『絞首刑台のメリーさんの羊』になることはいつぞや書いた通りなのですが、教本二冊目、開始すること○ページにして出た。

トリプルアクセルならぬトリプルストップ=三重和音。

オペラを改革したというグルックさん作曲『アウリスのイフィゲニアより』(聞いた事がないので筋は知らない)とゆー曲ののっけから音符が三つ串ざし団子になっているー!!ひー。

遅かれ早かれ、いや1月中には間違いなくこいつと対決する羽目になると判明した高松、団子三兄弟ならぬ三重和音に、騒音公害ともいえる音量でチャレンジしていたのでした。チャレンジ精神というのは時として周囲に多大な迷惑をかけます(笑)。隣の部屋で転がっていた弟が意外な寛容さを発揮して、車の多重衝突音の如き騒音を我慢してくれたのでした。ひっそりと多謝。
どうも、書きもの描きものパソコンものという、机にへばりついて遊ぶ人が、立って字を見ない何かをしているというのは健康にもいいことだと結論付けてくれたらしいです(笑)。

そういうわけで力技強硬突破とばかりに、『力任せに押し付けて後はスピードで三つの線を一気に鳴らしてしまえ』スタンスで正月休みを続けていたのだが、間違った理解はとてつもないものを導き出してくる。

レッスンで三重和音を聞いた先生、のっけから苦笑。

「…四分音符がカットされてますねえ(笑)」

我に返って気付く三重和音の短さ!半分になってる上、何故か残り半分は勝手に休みが入っている!(爆)

それは無理矢理力技で弾かなくてもいいんですよー、と先生が教えてくれたのは、じわじわと隣線を侵略するやり方です。

いち。まず一番低いG線と隣のD線を鳴らしてみます
に。G線を見捨ててD線を鳴らしたまま更に隣のA線を侵略します

これでできあがり。G線は放置してもしばらく鳴り続けているので見捨てていいそうだ。

…となると、高松が半端な見捨て方をしよう筈がなく。残響を残したまま侵略するというのがなかなか難しいのですねえ。じわじわ形式というのが性に合っていないのだろーか。面白そうだとは思ってんだけどなあ。まあ精進精進。

で、三重和音の練習をしていると、ふと気付いた。
…重音が絞首刑台の断末魔になっていない……!一応マトモな音に聞こえる!!(感涙)

いやー、続けてみるもんですねえ…としみじみ安ばよりん君を眺めた高松でした。去年の今頃は音程だだ崩れで調節の仕方もわからず、あわや安ばよりん君押入れに埋葬かと思われたというのに。(笑)でも、あまり気合入れて続けたという気もないんだがなあ。何となく続いたというか。というより一年したらやめてもいいか位な軽すぎるノリで始めたというか。

実はこのグルックさん近辺から、ようやくハ長調、つまりノーマルなドレミファソラシドに昇格したのです。補助輪のごとくついていた♯君一つもなしっ♪これが何かとゆーと。

かつて弾いていたキーボード曲でオクターブが重なるものならばよりんでも演奏可能

かくして、のーたのーたのーた、と弦をこすっていくと、音は追えるようになったことが判明です。おおう!これはぜひとも♭君も弾けるようにならなくては!!←低レベル
こんなお気楽極楽スタンスだからこそ続いてるんでしょーねえ…私のばよりんは。

グルックさんは時間を食うかもと覚悟していたのですが、意外に二回でパス。テレマンのほうがはまっていたらしい。…好きと上達は両立しないのだな……。

その後の指練習系は、高松が弾くとろくでもないのだが、先生が弾くとべらぼーに良くて気に入りまして、これまた地味にさくさく進み、偽作疑惑濃厚なハイドンのセレナーデは気に入ったせいか一発でクリアし(もしもすごいものを弾いているように見えたら、楽譜が三行しかないという事実でシロート振りを再確認してください)、そして再び立ちはだかる和音の壁(笑)。

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って…四重和音ー!!!(泣)あーれーはー、キーボードのときでも指がつって嫌だったんだーああああ……。すると先生のありがたいお話が再び。

「最初に二つ鳴らしてから残響が残ってる内に残り二つを弾くんですよー♪」
…時間差攻撃!!←何か大きく間違っている

この四重和音を食らわせてくれたハイドンのアンダンテ、残りの部分は何とかなっただけに、このアドバイスはありがたかったです。高松、一巻目のうぇーばーを、

「スタッカート気味に弾いてくださいね」

と弾き方教えてもらってたんで、スタッカートには恐怖心がないのですが、この楽譜は四重和音以外はスタッカートまみれ。それも目と手に優しい八分音符。(笑)

…この四重和音、信じられないことに翌週一発クリアを果たしました。
…じゃあ、あのテレマンって何?!余程ひどかったってこと??(いや実際ひどかったが)
それはそれで切ないなあ……。

ハイドン抜けたら待ち構えているのは何か。

ちゃーんちゃーちゃちゃーちゃー♪ちゃらららちゃんちゃんちゃーん♪

…表彰式ミュージックでした(笑)。


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