ばよりんがうちにやってきた!
−夏が来た!夏が来て……−


親知らずを抜いた。それも思いっきりあご当てに乗る左の下奥歯。

いやー、思い出したくもない夏の思い出でございます。出血多量(?)で気は遠くなる、連鎖反応でろくなものが食べられなくなり栄養失調と化す。なのに右の奥歯も控えているという嬉しくないこの状態。

こんな状態の中、景気よくもう一つのフラットが追加されました。そうして変ホ長調。と楽譜に書いてあった。
高松、基礎教養が壊滅しているので調性なんてものは皆目五里霧中。わかってもいないし、あまり追及もしたくない……。

しかし三月からの付き合いになった♭君であります。それなりに慣れてきたのか、ひたすら無心にあがるー、さがるー、の音程練習。

ええ。心頭を滅却して忘れろ親知らず跡地の痛み!(笑)

こんな理由で精を出される音階練習の方はたまったもんじゃないかと思はれます。曲はわりかしさくさくと進む小品だったのも、親知らずと格闘して気力体力尽き切っていた人間にはよかったのでしょう。ああっ、身の程知らずなハイレベルでなくて三歳児教本でよかった!

…いや、なまじな大人をなめてる大人初心者向けなんかより、はるかに面倒なんですけどさ!(笑)ほんとだよ、三歳児教本ここまでマスターしたら、独学用に買ってきた一番最初の教本、難易度星五つであろうと全部音符は追えるんだよ…メロディーかどうかは別問題として……。

しかし、ここまで来るとあまり他の本の楽譜や、ネット上で拾ってくるただ楽譜に見向きもしなくなってきました。当然理由はあります。

一冊目教本は半年くらいでクリアしたのに二冊目は一年かかってもクリアできそうになさげ→やばい!(笑)

というわけで、とりあえず先に行きたいぞ、うん進みたいぞ、という方が先に立ったのでした。なので飽きたときには最後の方に控えている長め(見開き二ページ)の曲に無謀極まりなくチャレンジしてはあっさり玉砕してくるということを繰り返す。
この辺りで『カノン』(ぱっへるべるさんの有名なやつではありません)が出てきたので、初めて先生と合わせて弾いてみるとゆーことをやったのです。
うわあ…上手い人が入るとこんなにまともな曲なのか……。
恐るべし練習曲!!!(^^;)
あれは気分がいいです。自分の騒音を聞かずに先生の音を耳が拾っているので、たいそう間違った方向のリラックス効果があります。あるいは錯覚という名の幻想(笑)。

もう一つ、さくさくっと進んでしまったのが『菩提樹』。いまだに歌詞は知らない(調べろよ)シューベルト先生の超有名歌曲です。…いいもん先生も歌詞知らなかったから。←似たもの師弟なのか?

「歌ですよねー、これって。」
「あー、たしかそうですよね。知ってます?」
「全然知りませーん☆」
「私も知らないなー(笑)」

というような会話が……(笑)。ごめん、シューベルトさん。こんなこと言ってても、私はベートーベン御大より、モーツァルト様より、シューベルト君を聞いてる方が好きなんだよ、信じてくれ。(でもあまり知らない)
ばよりんではさくっとOKが出て、さくさくっと次に進んでしまったのですが、穏やかでいい曲ですねえ。歌詞もまともそうだし……。←希望的観測
騒音とかのこぎり引きを脱却したら、人様にご披露してみたい曲でございます。ええ。

自分の書いてる話とここまで合わない曲もないだろっ、何にも合わないじゃないか!!(笑)

というような、激烈にマトモな平穏・淳良・質朴・自然といったものに満ち溢れている曲ですともさ!!『雨だった』にも南宋物にもましてや秦帝国やしぼ話に合うわけがなかろーがっ、あっはっは!
縁のないマトモな世界なので憧れます…シューベルト先生……。(笑)

そして♭君習得修行の巻末を飾る曲はというと。

メンデルと息子の『ノクターン』。え?誰かって?
メンデルと息子=メンデル ウント ゾーン(独)=メンデルスゾーン

『チャールダーシュの女王』でこれを聞いてから、もはやメンデルスゾーンをまともに呼ぶことができなくなって、もう何年もたちます……。


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