| まさか、続くとは思わなんだお茶の話です。(笑) いえね、実は先日のことでありました。 出かける用がありまして、途中でペットボトルを買うのも癪ですし、魔法瓶を持っていくことにしたのですよ。うちの母上と一緒に出かけるものでして、書庫官はずぼら満喫、ノータッチで準備を人様に任せて惰眠を貪り、さて、出発。 お昼ごはんになって水筒を空けると、爽やかなグリーンノートが♪うん。やはりお茶は買うものではない!と至福の一杯。 ここに油断があったのでございます。 実は、前夜。『緑茶が飲みたい』という母上の為に、それまで未開封だった西湖龍井を空けたのですね。で、キレもあるそこそこのお味に、高松は 「うーむ、やはり臨安の味だ……。」 と意味不明な満足をしていたのですが、それは置いといて。(…もっとまともな発想にならんのか?by宋瑞) そのまま台所に置きっぱなしにしていたため、私ゃ母上が西湖龍井を入れてきたと思ったのですよ。んで、水筒に入っていても、ほわわんといい気分になるなんてさすが…と勝手に一人決めしていたのですよ、俄茶通は。甘かった。 実は、母上という人は偉くアバウトなお茶の入れ方をする方でありまして、ゴールデンルールだのジャンピングだのだるま型ポットだのという発想を根底から蹴散らかして通ってくださる方でございます。紅茶は色がつくまで何度でも出せると、この間言い放ち、(おまけに私が言ったことにされていた…あれは中国茶であって断じて紅茶ではないといったが、「飲めりゃーいーのだ」という結論に達してしまった……)ジャンピングが起こらないものならスプーンをポットに突っ込んでかき回し、強引に葉っぱをぐるぐるさせているとか、挙句湯沸し代わりの耐熱ガラスティーサーバーで沸騰中のお湯に、じかに茶っ葉をぶち込んでくださるという暴挙を…なさるのです……。(T▽T) そして家に帰ってさあお茶を☆とお湯を沸かし始めた母上を何気なく見た書庫官は……。 見なきゃ良かったというものはある。 沸騰したお湯の中にぶち込んでいるのは…いるのは…宋種単叢っっ?!!☆★☆★ 「あーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!」 指を突きつけて絶句した私に、母上はにっこり笑ってのたまった。 「あ、これねえ。こないだ美味しかったから、入れてみようと思ったのー♪」 「美味しかったって、それって、もしかして今日の昼の……。」 「そーそー、これ。やっぱしー、私って美味しいものに目がないしー♪」 「母上…それって、うちで一番高価なお茶……。」(訳:もっとそれらしく入れてくれよ!!) 「あ、そーなの?やっぱ私って眼が高いっての?ほっほっほっ♪」 …飲みましたともさ、お湯の中にぶち込まれた宋種単叢!(笑)ええ、もう!笑う以外どーしろってんの?! 私はちゃんと宜興紫器のさ、小さい急須に入れてさ、ゆっくりゆっくり抽出したんだぞ……。んで、一煎目と二煎目の違いを楽しみながら、ゆっくりと味わっていたとゆーに……。勿体無いことを……;; まあ、母上用に安い日本茶を置いておかなかった私が抜かっただけとも言うのだが。今度はほうじ茶でも大量に買っておこう。 …でもなあ…うちにあったプーアル茶なんか、健康茶で流行ったというに、一瞥もくれなかったんだぞ、うちの母上。あれは率直に言って私が嫌いだから、(お楽しみ袋のようなものに混じっていたのだよ。でなきゃ自分で買うものか!)じゃんじゃん飲んでくれれば…何ぞと目論んだのが裏目に出たか……。 まあ、文山包種に被害が及ばなかっただけでよしとするかなあ。しくしく。 みなさま、お茶はまっとうな方法で入れてあげましょう……。 |
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