趙貧子かくのたまえり |
趙貧子が人に言ってさ。
「神経やられてない?」
その人はむっとして。
「僕の友達は大貴族だし、憚りながら僕だって大軍を持ってるよ。富貴なんてつまらないもんだし、昼起きて夜寝てるし、何だって神経やられてるなんて言うのさ?」
貧子は笑ってさ。
「血気の所為さ。義理だの評判だのが絡むと気が立つのって、神経がまっとーに機能してないからだよ。」
次の日も、その人に尋ねてね。
「君のご両親ってご健在?」
すると。
「ずいぶん前に死んじゃったよ。」
「今まで夢に見たりした?」
言うに。
「いっぱいね。」
「夢の中でさ、死んでるってちゃんとわかってる?それとも生きてると思ってる?」
「みんな健在だなあ。」
貧子がね。
「ご両親の生き死になんて、ごたごた言わなくったって知ってることじゃん。昼間君に聞いたら、考えなくたって答えてくれることでも、夜の夢の中だと、死んだ人まで生きてるんでしょ。死生の夢から覚めるにも間がある、そしたら物に目眩ましされてるのを知るのは、ご両親の生き死にの比じゃなく難しいと思うけどね。君は神経大丈夫って学ばないけど、憂うべきだよ!」
僕は前からこの言葉には賛成だったんだ。だから書いとくね。
うひゃひゃひゃひゃ、メンタルヘルス。これは結構辞書を引きましたが、漢字の意味がわかればわりかしすらすらと行きました。(それにしても敬称全く無視してるなあ、私)病院の待合時間がなくなったので久し振りに開いた『東坡志林』ですが、まあ新鮮。(笑)いや、今週は覿面に体調を崩しましてね。重度の貧血で動けなかったりした日が二日、その前哨戦でふらついていたのが一日という。暇になって開けた俗訳東坡ノートののっけから、東坡の友達の医者が素晴らしいという記事が載っていたので笑ってしまいました。今週医者が必要だったのは高松も一緒です。…医者というより栄養か?(笑)