女中さん、お手柄!


王敦が石崇さんちに行ってトイレを借りたのね。古い衣装を新しいのと取り替えるとき、すんごくいけしゃあしゃあとしてたわけ。トイレ係の女中さんがね。
「この客、絶対絶対賊よっ!」
女中さんには人ってものがよく分かってたの。というわけで、石崇さんも執事にトイレを見張れって命令したわけなんだけどさ、これってあんまり知られてないんだ。

石崇さんってのは確か五胡十六国の人なんで、高松はあんまり詳しくありません。と言うより、『小説十八史略』で名前を見た記憶があるというだけでして。
ちなみに、トイレでどうこう言う話は前にも出てきたと思いますが、どうも現代のトイレと感覚が違うらしいです。『化粧室』というのが近いかも。パウダールームがあって、用足しするところがまたあって、用足ししたらパウダールームでドレスチェンジをするというのが上流のマナーだったらしい古代中国。だからそこでなにやら仕出かしたらしい前漢の徹ちゃんとか、このトイレ係の女中さんというお仕事が存在するわけです。(掃除のおばちゃんではないのですよ)