ミス☆仙人


僕が都にいた頃のことなんだけどね、李白の詩で今に伝わってるやつに、大体こんな風なのがのってたの。
「朝に披く夢沢の雲」
他にさ。
「笠かぶり爽やかに釣りしてただまったり」
これ、世間の人が言ってんじゃないよなあ。きっと李白が書肆にいたときインスパイアされてこの詩ができたんじゃないかな。神仙の道って、ほんと思いも及ばないもん。紹聖元年九月、広州を通ったときに崇道大師こと何徳順さんを訪ねたのね。したらその部屋に神がかっちゃってさ、自分は女僊だってーのさ。詩を賦して出来上がったら行っちゃったんだけど、もうもう人界の言葉なんか超絶しちゃってるわけ。ちりとりとほーきなんて持たせたら、世間のいわゆる「紫姑神」じゃなかったかな、なんて。でもその言葉遣いといったら、紫姑なんかお呼びじゃなかったね。人で獄鬼になったのが鳥獣にお世話させたところであやしむほどのことじゃないって。崇道さんは物好きにして客好きなんで、立派な士大夫たちと交友のあった人だけどさ、きっと必ずこういうことがあったからじゃないの?


久しぶりのとーば。元タイトルは「記女仙」。なんだが、これタイトルと関係ないんじゃ?ぶきみです。なのになんでとーばは詩にしか反応しないのでしょう。(笑)人間自分の興味以外のことはやはり見えないようです。