■わらじで歩こう龍馬脱藩の道 ’02■
まだまだ龍馬初心者だったしばイヌが仲間を募って荒業に挑戦しました。
毎年9月に愛媛県河辺村(現在大洲市河辺村)で実施されるイベント、
”わらじで歩こう龍馬脱藩の道”(全長15キロ)を歩きました。
ホントに辛かった・・・。
本日の行程
榎ヶ峠→御幸橋→横通り 封事ヶ峠→三杯谷の滝→日除→水ヶ峠→泉ヶ峠
もんちっちと、「お〜い竜馬」で熱烈龍馬ファンになった友人2人を気軽に誘い、ピクニック気分で参加した私達。しかし、現実はそんなに甘くはなかった!

9月8日(日)午前
集合時間。ぞくぞくとお仲間さんもそろいました。遠くは東京から参加の方も。我々は松山から2時間ほど前に出発して現地に到着。
早めについて気分も高揚気味です。出立式で諸注意を聞いたら、お水とわらじを手にしてさあ出発です。
まずはスタート地点へ。満員のマイクロバスで向かいます。これが坂道で悲鳴をあげる、あげる。山の頂上榎ヶ峠に到着、さっそく脱藩の道スタートだ!

あれれ!も、ものすごい坂道。突然のなれない出来事に、私のひざががくがく。ちょっとの平地で立ち止まるとひざが笑ってる!(えぇ!もう?)でも景色は素晴らしい。まだまだ余裕。
坂道を下り終えると、前方に屋根つきの橋。これは浪漫八橋の1つ(愛媛県指定民俗文化財)で、クギは一切使ってないらしい。写真もとって、まだまだ観光気分も全開。山道から今度は舗装された道路。そこをひたすら歩く。歩く。歩く・・・。
みんな口数が減る。
道路が終わったと思ったらまた山道へ。人一人がようやく通れる道。
うわぁ!また上り坂。もう、休み休みじゃないとぜんぜん進まない。息が上がり、胸がドキドキ。どんどん他の人から置いてかれちまいました。だらしない。

昼休み前。素晴らしい滝に出会う。水しぶきが架かっている橋まで飛んできて火照った身体を冷やしてくれる。おお、マイナスイオンが豊富だ!でも、道路に出るまでの道がこれまた上り坂。ご、ご飯はまだか〜〜。

・・・ようやくお昼休憩になりました。用意してもらったのは大きいおにぎりが3つ。参加者全員同じものです。龍馬が歩いた時代のお弁当ももこんな風だったのかな。お腹いっぱいになったし、ちょっとは元気も充電できました。
休憩の後、再スタート。でも疲れて全然前に進みません。
給水場所で毎回座り込むくらいへこたれてしまいます。気がついたのはアスファルトの道路をあるくのが一番辛いこと。山道は多少歩きにくくても、涼しいこと。足も痛くならない。そして、こんなにお水を飲んでいるのに、トイレに行きたくならないこと!水分は全部汗となって蒸発していますよ〜。ムムムムゥ!

脱落者を迎えに来てくれる(途中でリタイアポイントがある。)バスの運転手さんに残り何キロか尋ねてみました。
「あと4キロ。」
ぐぇぇ〜!まだそんなにあるのか〜!ため息はでますが、しかしなんだかやる気が出て行きました。自分を騙し騙し一歩一歩足を進めます。

気がつくと、とうとう誰もしゃべらなくなりました。しゃべるのももったいないくらい体力の浪費が恐ろしく感じます。
人より先立って歩くと、自然とスピードアップしてしまう。仲間への気配りもなくなる。まるで魂が抜けて自分の足だけが、勝手に動いているみたいです。

終点まであと少しのところで、農家のおじさんがトマトをくれました。毎年参加者に配ってくれてるみたいです。甘くてみずみずしくて、へとへとの身体に染み入るようにおいしかった!これが四国では有名な接待(四国の人間なのに最近まで知らなかった)ですね。人の気持ちがうれしい。食べ物は何でもおいしい。ありがたや〜(笑)
しばらくいくと、少し開けたところに出ました。
そこからは緑豊かな山々と青い空と集落が見える。
この道から脱藩した龍馬も景色を見たのだろうか。少し一息ついて目を閉じてみました。
同じ場所で同じ風景を共有できているのかも。ここに龍馬は立っていたのかも。・・・なんてね♪

ゴールの泉ヶ峠へ。ここは龍馬宿泊の地。今は石碑がポツンとあるのみ。
下の道路に下りるため急階段を下らなければならない。古傷を持つひざがまた悲鳴をあげた。
「うぉ〜!もう歩けん〜〜。」
と思ったときに、迎えのバスが来ているのが見えました。そう、ここが本当の終点。ああ!ようやく終わりました。
全身全霊をバスの座席に預け(笑)、安堵してふるさと公園へと戻りました。
バスならあっという間。5時間かけて歩いた道を20分で帰りました。

後で確認してみたら、私たちは2つ山を越えていました。体重はそれほど変化ありませんでした。なんで!!

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