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【その他】

『歌舞伎お作法』   ぴあ伝統芸能入門シリーズ/1365円/★★★☆☆
ちょっと敷居の高い古典劇。いざ、見に行こうと思っても、どんな作品を選べばいいのか?どんな席を選べばいいのか?どんな格好をすればいいのか?と不安なことは多いもの。ぴあの芸能入門シリーズではそんな不安を吹き飛ばしてくれます。
注目は、歌舞伎の演目の内容を紹介してくれている点。事前に内容をチェックしておくと楽しみも倍増。
実は3回くらい地方公演で歌舞伎の舞台を見たことがあるのですが、イマイチわからなかったんですよね(^ ^;)
ということで、「勧進帳」、「義経千本桜」、「与話情浮名横櫛」の謎もとけてよかったよかった♪
他にも「狂言お作法」、「落語お作法」、「大衆演劇お作法」もあり、予習書としてはおもしろいかもしれませんね。
『Oオー bS』   大田垣晴子編集/筑摩書房/800円/★★★☆☆
第一特集は「海に住もう。」作家の田口ランディさんをはじめ、何人かの海のそばの住人の話を中心に、海暮らしの楽しさを実感できます。ステキな生活がありそうでもありますが、でもね、やはり私は海に近い人間じゃないようです。大田垣さんがお住まいの中目黒を歩く特集も好き。
『Oオー bT』   大田垣晴子責任編集/筑摩書房/800円/★★★☆☆
以前、5月の本(2005)で紹介しましたこの雑誌。実はこのbTを読みたいと思っていたのです。なぜなら・・・特集が餃子だから。ちょっと自慢ですが(笑)手作り餃子は十八番も十八番、週に1回は食卓にのぼるという定番料理。手前味噌ながら、美味いのです。大好き餃子!もちろん、お店や他家の餃子もいかがなもの?という興味も持っています。はい、とても至福の時間をすごせました。ビール!ギョーザ、どんどん持ってこーいという楽しい雑誌。他の特集、妖怪、押忍手芸部も面白かった。
『Oオー bQ』   大田垣晴子責任編集/筑摩書房/800円/★★★☆☆
第一特集は人形愛。もてあそばれたチャッキー人形の登場に爆笑でした。そして、名古屋食べ物特集にはおめめキラキラになっちゃいました。あの国は食べ物が独特で美味しそう!
『Oオー 創刊号』   大田垣晴子責任編集/筑摩書房/800円/★★★☆☆
第1特集は「ひとりよりふたり!」ということで、ふたりでいることについて21組のカップルからアンケートをとっています。単純だけどこれ、面白かった。第2特集は「シェリーの魅力」名前は聞くがよく知らなかった、あのお酒の魅力を知りました。
『香取慎吾のおヘソ』   香取慎吾応援団/鹿砦社/1020円/★★☆☆☆
SMAPのなかでは香取慎吾が好きな私です。先日の安価本ハンティングにてゲットした1冊。
この本は、今から9年前(1996年)発行のため、少々ネタの古い部分がありますが、ジャニーズ入りのエピソード、小学校中学校時代の話など面白く読みました。修学旅行の写真などはなかなかグーですね。もし彼がクラスメートにいたなら、絶対好きになるだろうなぁ。
しかし、応援団だけに慎吾を必要以上に持ち上げる(笑)それを繰り返されるとこちらも食傷気味に。これもタレント本の宿命かもしれないけれど。
『おとなの自由研究』   デイリーポータルZ/アスペクト/1050円/★★★☆☆
@niftyのデイリーポータルZにて毎日更新される情報サイトにて掲載された体験レポートたちが本になりました。
思わず、「なんでまたそんなことを・・・」とつっこんでしまいそうなネタばかりですが、実は心の隅で、やってみたらどうだろうと思っていた自分に気づいてしまいます。現在も日々更新中のデイリー〜は、ついつい、読むのが日課となっています。人の知識欲というのはなんと貪欲なことでしょう!というか、わりとくだらないことを考えるものですね(笑)
『鈴井貴之編集長 大泉洋』   新潮社/1600円/★★★★☆
タレント本を読むのはこれで2冊目?↑の香取慎吾以来ですが、やー、いいね。フフ。
結構大泉さんは自分のことをTVで話すので秘話という秘話はなかったけれど、将来のことを語るところは新鮮。まじめに考えてるんですね。
それと、まさに大泉洋を生んだお二人、大泉さんのご両親のインタヴュー、これは面白かった。身内の目といのは温かくもありシビアでもあり。彼の出世作、「水曜どうでしょう」では、罵倒&だまされキャラで、そういうのはネタでも、おもしろくするためにやってきたことだろうけれど、さりげなく息子をフォローするところ、やはり親ですねと、ほほえましく思いました。人を楽しませたい、笑わせたい、自分も楽しく生きていきたいというのは画面からもビシビシ伝わってきます。そういうあったかオーラが洋ちゃんの持ち味で魅力なんだよね。ファンにはホントたまらない1冊でした。
でも、途中挿入されているグラビア写真は恥ずかしくて恥ずかしくて・・・。まるで身内がかっこつけてるところを目撃した気恥ずかしさ大(笑)
『銭湯読本』   Sento Style推進委員会編/アーティストハウス/1575円/★★★☆☆
生まれてから今まで、家に内風呂があるのが当たり前で、銭湯というものには行ったことがない。・・・というのは半分嘘ではある。私はスーパー銭湯というか、銭湯風の近所の温泉へは割と出掛けるから。けれどそれは、日常の生活の一部として、自分のお風呂セットを手にお風呂にという感覚ではない。映画やドラマ、でみるあの富士山のペンキ絵がある公共の湯に浸かりに行く毎日をあこがれてみたりもする。
さて、銭湯読本。主に東京の湯を紹介している。明治や大正、昭和の初めに建てられたそれらは、びっくりするほどすばらしい意匠が施されていることに気づく。あのペンキ絵ですらアート。それに大きな湯船に浸かれば極楽極楽。消えて行きつつある銭湯をもう一度見直そうというこの本片手に、銭湯めぐりというのもおつなものだ。
『作家の食卓』   平凡社/1680円/★★★☆☆
私は食べる物に並々ならない興味がある。人がどんな食事をするかというのも結構気になるほうだ。特に、作家の食事というものに・・・。
平凡社刊行の『太陽』にて特集されて「作家の食卓」をもとにまとめられた本書。今は亡き文豪達の食事情がうかがえます。壇一雄の料理好き(「壇流クッキング」を思い出してください!)、池波正太郎の食通ぶり、吉田健一の食と酒のエッセイはよく知られているところです。立原正秋、永井荷風、森瑤子などなどよく食べた料理の写真とともに語られる作家というのも面白い。
ところで、読んでいて気がついたところがあります。彼らは朝から酒を飲むのです。朝といってもたいがいは昼前におきだして一杯やって、食事して、夜中に仕事。規則正しい生活というのはまったく成り立っていない。色川武大にいたっては、病気のせいもあり、一日6食!それも、奥様が不規則な食事にちゃんと対応しているというのが驚きでした。
『イギリス人に学べ!英語のジョーク』   クリストファー・ベルトン/研究社/1680円/★★★☆☆
イギリス人にとって、ユーモアは毎日の生活に欠かせないという。たしかに、映画や本で見るかぎり、彼らの会話の中にたくさんのジョークが混じっているのに気がつく。もちろん、オヤジギャグレベルのものも含めて。
驚くのが、ジョークの受け渡しが親しい間柄だけではなく、知らない相手とも、また、通常我々ならまじめであるべきと思う場面でもバンバン登場しているというところ。悲しみの場である死にまつわるものなどは少々びびってしまうが、その分笑いも増幅されるような気もする。
もっとも関心(してもいいのか?)したのが、墓石に刻んであることば。例を出すと、

Here lies John Yeast.Pardon me for not rising.(ジョン・イーストここに眠る 起きあがらなくてすみません)

というクスッと笑えるものから

Here lies the body of Richard Hind,Who was neither ingenious, sober, nor kind(ここに横たわるはリチャード・ハインドの亡骸 彼は賢くもなければ真面目でもなく、親切でもなかった)

という、死者への冒涜じゃないのという文章までさまざま。
こてこてのギャグに、感心させられるもの、ちょっと笑いが足りないと感じたらぜひどうぞ。
『バカと戦う英語』   デイビッド・ワグナー/講談社インターナショナル/1260円/★★★☆☆
職場で、デート現場で、バーで、日常にはびこるバカたちと理不尽な状況にひとこと英語で言ってやる・・・そういう本です。それも、口にだしたら人間性を疑われるようなお下品で社会的地位を脅かしそうな表現(だからこそ心の叫び)の「心の叫び」編、本心を混ぜつつもちくりといってやる「いじわるさん」編、模範的な表現の「よいこさん」編の3パターンの話し方を教えてくれます。相手を貶める表現は万国共通。たくさんあるものですね。
『おとなの京都ドリル』   地球の歩き方編集室/1050円/★★★☆☆
京都検定を意識したドリル本。Q&A+解説という方式で、知識の確認と積み重ねができそう。少々小難しいが興味がある人にはありがたい1冊。
しかし、歴史問題にまちがいが?大丈夫か?
『京都スーベニイル手帖 冬春編』   沼田元気/白夜書房/2625円/★★★★☆
文句なく楽しくかっこいい。お土産に食事、それが写真集のように楽しめる。間違いなく夢みごこち。今すぐ京都に行きたくなる。でも、高いのが難点なんだよね。
『京都の値段』    柏井壽/プレジデント社/1418円/★★★☆☆
0円からどんどん高くなり、最後にまた0円でしめ。京都で買える、京都で楽しめる物、食事、事が濃縮されている。京都の風俗がよくわかる。旅心地になれる一冊。
意外と手ごろだということがわかったり、やっぱりお高いと納得したり。敷居が高いと思われる場所はやはり敷居が高いものだけれど。
『京都の値段2』   柏井壽/プレジデント社/1418円/★★★☆☆
京都の値段の第2弾。
この本をみて思うのは、紹介されたひとつひとつに品というか、深さというかが感じられるということ。もちろん、美しく写真を撮り、心を込めて紹介されているからだろう。そして、紹介者の愛情がそこに感じられるんですね。そそられるものたちばかり。今度訪れたときに、見てみよう、味わってみようというワクワク感がある。
「永楽屋」さんのギャザーバッグ欲しくなりました。舞妓さんがモチーフなのにそこはかとなくユーモラスでシュールなの。
『京都路線バスの旅』   トラベルジャーナル/1682円/★★★☆☆
読んでいると、あの時乗った路線だ!とか、訪れたお寺を思い出したりとか。ある路線をピックアップしてのプチ旅の記録なのでバーチャル感はありありだ。25人の旅、25通りの旅を楽しめる。
『京都ノスタルジック散歩』   桜風舎/1260円/★★★☆☆
懐かしいもの、古いもの。それは、どこの町にもあるけれど、京都にある・・というだけで、何で魅力的なんでしょう。古くからあるものが、古いからといって疎外されるのじゃなく、いつまでも大切にされていて、今でも現役というからなのでしょうか。私も身近にお世話になってきたものに愛着が芽ばえてきました。
食事どころがの紹介が多いので、お腹もうなります。
『ケンタロウの探検!うまいもん』   「ケンタロウの美味・極める」製作委員会編/青春出版社/★★★☆☆
スカパーの番組「グルメ旅 Foodies TV」の内容をまとめたもののようです。私、最近ケンタロウさんが好きなの。いや、彼がというよりも、彼のお料理が・・・ですけどね。ケンタロウさん自身も大変おもしろい方ですし。
普通の食材で美味しいものを作る、がケンタロウスタイルだけれど、けれど、私たちの口に入るものってどうやって作られてるのかと聞かれれば、ちょっと困ったりもします。それ、見に行った紀行文なんですね。普通の食材というよりは、絶滅危惧食材(という言葉は創作だよ)を訪ねたりもしてます。食についてちょっと考えてしまいます。
『スミレ KIMONO姫別冊』   祥伝社/1000円/★★★☆☆
KIMONO姫の別冊ムック。お土産、京のお店紹介の本。着物にまつわるものも。
アマトウ姫にて、喫茶ソワレのゼリーミルクの写真に感激。店内のブルーとブルー系のゼリーにうっとり。旅行記作家(?)の旅日記紹介もおもしろい。
『京都 朝あそび』   光村推古書院/1260円/★★★★☆
京都で遊ぶ、それを、朝から始めると、単なる観光でなく、土地の人になった気分。そんな、早朝から楽しむ方法を教えてくれる本。
遅くとも8時には開いているカフェ、宿泊できるお寺など、一度は行ってみたいやってみたいがありました。
『VoYaGe!』   Mrs.f/フェリシモ出版/★★★☆☆
バイヤーの仕事で訪れた国で、現在住んでいるロンドンで出会ったスーベニイルたち。Mrs.fのこだわりいっぱい満載です。手づくりのお土産物たちの魅力がいっぱい。ぼーっと見てるだけでたくさんの国を旅してるみたいです。
『VoYaGe!2』   Mrs.f/フェリシモ出版/1400円/★★★☆☆
前回と同じく、お土産物がずらずら。アジアの物が多いかな。今までは民芸品なんて安っぽくて…と思ってたけど、ちょっと魅力度がUPしました。
最後のほうにある、ファッションコーディネイトは楽しかったです。だがしかし、その手のお洋服は着れないこと多し。アジアの雑貨店に行きたくなる(そうそう、海外へは行けないので)一冊。
『IKEA FAN BOOK』   森井ユカ/河出書房新社/1680円/★★★☆☆
IKEA(イケア)ってなんだ!北欧デザインがなんだ?って思ってました。でも、それはちがう。IKEAってちょっと知りたい、近づきたい、手元にほしい。そう思うようになりました。ファン本というのはその手の力が強く働くので要注意なのです。すっかり私ものせられた!いつか買い物してみたい。
『うめめ』   梅佳代/リトルモア/1890円/★★★★☆
これは、衝撃写真集だとどこかで聞いた。写真集というのは、美しくて、一瞬を切り取った芸術作品みたいなことをいうけれど、そうでもないなと目からウロコでした。もっともっとふつうで日常でした。
ふだんの生活でふと目に飛び込む”およ!”の瞬間集でした。変な写真たち。子供はバカで総芸人だなと思う。そして、人ってけっこう油断してるってこと。おもしろかったです。
『なつかしの給食 献立編』   アスペクト編集部/943円/★★★☆☆
給食。懐かしい響き。好きだったな。私は好き嫌いはないほうだったけれど、徳島の鳴門に住んでたときに給食で出された、たぶん郷土料理のさつまいものきんときが嫌だった。当時はね。周りが”ゲー”といってたからだと思う。今は大好きだもん。そんなコトも楽しい思い出。
栄養士さんの苦労がしのばれる献立表。戦後から80年代後半までの献立の変遷はながめるだけでも価値がある。週に5日、9年間食べてきた味は、家のご飯とおなじくらい、第2のおふくろの味だよね。なつかしいおかず、その年代ごとにさまざまな思い出があっておもしろい。
『ブックカフェものがたり』   矢部智子・今井京助ほか/幻戯書房/1995円/★★★☆☆
カフェ好き、本好きは世の中に結構たくさんいらっしゃいますよね。自分でもやれたらなぁと思う人はいても、実際にやってしまう人はそうたくさんいません。だけど、ステキなお店はたくさんある。それは、挑戦の結果だったんです。
ブックカフェを経営している方に取材してかかれた本。どうして店を開こうと思ったのか、経営状態はどうなのか、今後どうしたいのか。来店したらお店の雰囲気は味わえますが、そういう込み入った話は聞けないもの。こじんまりながらがんばってる店主さんの声が聞けます。読んでみて感じたのは、わりと、「じゃ、やってみようか」という気楽さで始められているということ。もちろん、お気楽気分だけではありませんが、すべてが準備万端ではなかったようなのです、どこも。やっていて学ぶ。ココだけははずせないところはきちんと準備しているようですが、思い切りの良さにおどろきます。それと、開店資金を集めることの大変さ、お店を維持していくことの大変さ、儲かってないの・・・という生の言葉はしんみりとしてしまいます。でも、お店を愛している気持ち、続けていこうという気概は充分感じられます。そこは大変好感を持てました。
何事にでもそうですが、自分のしたいことのイメージはもやもやではなく、具体的にしておくこと、これだけは!というオリジナリティーは持つこと、そして、何かしたければ思い切ってやってみること、そして、続けてみることが大切なようです。
『VoYaGe!3』   Mrs.f/フェリシモ出版/1400円/★★★☆☆
シリーズ第3弾。著者はいつのまにかドイツで暮らしてました。イギリスにドイツ、子連れで海外生活は大変だと思うのですが、そこは、もともと海外で活躍した(いまも)バイヤーということもあって、生活を十二分に楽しんでいるところがありありで、こちらも楽しい。
この本を読んで感じるのは、その土地土地のお土産へのあこがれと愛着、それが進んで、日々への愛情へ。毎日が新鮮な気分になるようです。これも、空想旅行の効果かもしれません。カワイイ小物、美しい町並み、美味しい食べ物への欲求が満たされます。
『ドラッグストアトリッパー!』   森井ユカ/青山出版/円/★★★☆☆
日常の中での宝探し。子供のころの発見とコレクション気分を満喫できます。
お国によってすっかりちがうドラッグストア事情。日本も見習ってほしいところも。なにはともあれ、ドラッグストアっておもしろいですよね。
『京の寺不思議見聞録』   佐々木昇/光村推古書院/1680円/★★★☆☆
お寺に伝わる、また民間で語られてきた逸話を訪ねた本。真偽の程はおいておいて、よくもまあ昔はたくさんの超人がいたもの。しかし、そういう、人智を超えた不思議は神社仏閣には必要不可欠のものです。ありがたさが増しますから。有名無名な京都のお寺、今度訪れるときの楽しみが増えました。
『京都坪庭拝見』   水野克比古/SUIKOBOOK/1680円/★★★★☆
京都検定の勉強のために手にしました。名前は知っていても、実物を見なくては話にならない。季節がみせる自然の美しさ、小さな空間を絶妙に組み立てた庭師の妙に脱帽。石の配置、木々の剪定、砂の流れ方、どれを一つとっても抜け目なく、でも、まったくの自然で心に響く。そういうものがあるんですね。すばらしい写真集です。ぜひ本物がみてみたくなりました。
『乙女の京都』   甲斐みのり/マーブルトロン/1575円/★★★☆☆
京都を愛した乙女の本。2泊3日でまわる京都、京都のお土産など、京都好きがボーとしたい日に読むにうってつけの本です。
『お寺に泊まる京都散歩』   吉田さらさ/新宿書房/1785円/★★★☆☆
京都旅行の目的は?そう、たくさんあるお寺めぐり。お寺に行くならいっそお寺に泊まっちゃえばいいと言われたら、たしかにそうだ。著者は一人旅が好きで、それが講じてお寺の宿坊に泊まることが多くなったという。
しかし、お寺に泊まるといろいろ面倒じゃないの?と思ってしまう。朝のお勤めとか決まりとかのわずらわしさが。けれども、それを楽しむのも旅の楽しみだと著者は言う。早朝の静寂の中、世界遺産のお寺の境内をひとりじめにできること、みんなと一緒に朝のお勤めに参加して、お寺との一体感を深められること、宿泊者の特典でみられるものなど、いくつも面白そうなところがあって、今度は宿坊体験しちゃおうかと思ってしまう。
『京都おもしろウォッチング』   赤瀬川原平・藤森照信・路上観察学会/新潮社/1575円/★★★☆☆
路上観察、そして赤瀬川氏のトマソンを京都で、というのにひかれました。マンホールのふた、路上のツボ庭、変なはり紙。路上にはみるべきものがいっぱいあるようです。
ただ、20年以上前の物件。いま見れるものは少ないでしょうね。
『妖怪変化 京極堂トリビュート』   講談社/1260円/★★★☆☆
京極堂を愛する人たちが作り出す、ラブ京極堂の世界。簡単に言えば有名人の手による同人誌です。
あさのあつこ、西尾維新、諸星大二郎、原田眞人、牧野修、小畑健など執筆人は豪華。でも、内容としては、いまいちというところでしょう。京極夏彦さんが新刊を出してくれないので、これでまぎらわせるぐらいはできるかもしれません。
『京都ご利益めぐり』   京都くまなくあるき隊/ナツメ社/1260円/★★★☆☆
祈願内容別に、京都の寺社とお守りを紹介してくれます。京都の社寺がいかに現世利益を大切にしてるか一目瞭然。幅広く手を広げてて、痒いところに手が届いてますよ。
今度の京都旅行はご利益めぐりってのもいいでしょう。
『京都人が書いた「京都」の本』   PHP文庫/460円/★★★☆☆
京都に関連する本はあまたあります。お店や社寺仏閣、お菓子やお料理、はたまた京都人の生態(笑)まで。これは、京都には修学旅行ぐらいしか行ったことがないという方が京都を知るにはちょうどいい内容でしょう。程良い内容でわかりやすかったと思います。あ、お値段もお手頃ですね。
『樹海の歩き方』   栗原享/イースト・プレス/★★☆☆☆
青木ヶ原の樹海。富士山の裾野の森のことですが、どこかしら恐ろしい響きもします。それは、「自殺」という言葉が付きまとうから。しかし、自殺の名所となったのは、あるテレビドラマの放映があったからそうな。
樹海に入って自殺体に遭遇したい!ましてや、樹海で自殺したいというものではなく、樹海を歩いてみるには?そもそも樹海とは?といって「?」に答える内容にはなっているが、後半は著者が遭遇した自殺体について詳しく報告していて、自分はいったいどんな本を読んでるのかわからなくなってしまった。
大本は、某掲示板のオフ会に参加した著者が、独立(?)で樹海散策を楽しんで本を書いたらしい。そんなことを楽しみにしてる人たちが他にもいるなんて、世の中って広いよね。
『源氏物語の京都案内』   文春文庫/780円/★★★★☆
京都検定対策で「源氏物語」に触れてみました。そして、思ったこと。『源氏物語』っておもしろいよね?あらすじと、人物紹介、ゆかりの場所、お菓子をひとつづつ紹介してます。京都が舞台とはいえ、「源氏物語」を京都と結びつけて考えてませんでしたが、なかなかありですよ。
『私の古寺巡礼 京都1』   知恵の森文庫/700円/★★★☆☆
有名作家、著名人などが紹介する京都の古寺。歴史について、自分の体験を、やり方は人それぞれ。本片手に、お気に入りの作家さんの訪れた寺をめぐると楽しいでしょうね。
『アジア古都物語 京都千年の水脈』   日本放送出版協会/★★★☆☆
NHKのスペシャル番組の本。番組は見たことないけれど、京都が豆腐や酒、そして水が美味しい都市であることの謎が科学的に良く分かる内容になっています。
京都盆地の下には大きな水盆がという推理がすごいし、地下水脈についてなるほどと思いました。
『福招き手帖』   佐々木ルリ子・菅原すみこ/河出書房新社/1470円/★★★☆☆
周りにあるたくさんの縁起物を集めた本。不景気だ〜と沈みがちな昨今。この本でちょこっと明るくなってほしいものだ。
『ご近所の神様』   久能木紀子/マイコミ新書/819円/★★★☆☆
東京近郊の神様紹介。神社とお寺の違いって知ってますか?どうしてできたのかわかりますか?神様って言ったらやっぱりご利益が気になる。そういう、もろもろのことがわかりやすく書かれてます。
しかし、本当にうちに近所の神様のこととかが知りたいよ。
『家にいるのが楽しくなる本』   中山庸子/新潮文庫/420円/★★★☆☆
どんだけ楽しくなるのかと思って読んでみました。別に読者が楽しくなるっていうよりは、著者の楽しくなり方がつらつらと紹介されてました。いいんだけどね。別にいいんだけどね。
『京都「癒しの道」案内』   河合俊雄・鎌田東二/朝日新書/777円/★★☆☆☆
世の中いろいろ面白い会があるみたいで、宗教と心理学の観点から見た京都というフィールドワークから生まれた本。意外とマイナーな場所が紹介されています。
どうしてその場所が神秘的に感じるか、京都の寺社仏閣へ行くと癒されてしまうのかを検証。が、読んでいると焦点がぼやけてくるようで、イマイチ面白いとは思いませんでした。
でも、こういう視点で書かれる京都というのもめずらしいとは思います。
『チャルカの東欧雑貨買いつけ旅日記』   CHARKHA/産業編集センター/1575円/★★★☆☆
雑貨屋さんってのぞくのが楽しい。でも、どこで見つけてきて、誰が買うのだろうと思う物もあります。そして、世の中には海外の紙ものとかを収集してる人もいるらしい。へー何それ?と思ってたが、見ているとだんだんその気になってくるから不思議だ。
この本は大阪にある「チャルカ」という雑貨屋さんの買い付け日記。雑貨の楽しみもあるけれど、旅の楽しみもあります。
『レトロなつかしダイアリー』   佐々木ルリ子/河出書房新社/★★★☆☆
レトロなもの、かわいいもの。見てたらぽわーんとします。ちっちゃくてかわいいものを集めたくなります。
『京の出来事』   平山みき/プラネットジアース/1000円/★★☆☆☆
歌手の平山みきさんが京都に移り住み、のんびりはんなり暮す京都を紹介。ガイドブックとしては、適当にツボを押さえてるし、京都の行事に重ねながらの日常を語るエッセイでもある。ご自分で撮影した写真も載せています。派手で、美しい色合いの和服をアレンジした服装が目を引きます。

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