10歳の子の感想が聞きたい!!

2001年7月31日執筆


本日観て参りました。

詳しくは下に書きますけど、何はともあれ一番の感想は「10歳の子の感想を聞かせてくれ〜!!」でした。なんやったら小学生一クラス分くらい集めて千と千尋観せて「どうだった?」とアンケートとりたいくらいです。このフォーラムも年齢記載を強制にしてもらいたいくらい(^^;;。#ちなみにこれを書いてる私は29歳。約トリプルスコアです・・・

映画の演出的にはハチャメチャだったと思いますよ。心底。たとえば宮崎駿監督自身がかつて映画のシナリオについて語ってた言葉に、こんなんがあります。

「映画を観て、あそこよかったな、というのは、クリスマスツリーで言えば、輝いてぶら下がっているサンタクロースとか、光ってる星とかね、提灯とかロウソクとか、そういう物を観て、あれよかったとか言うのと同じなんですよ。で、そういう物ばっかり作る人がいるんです。星とか、そういう物を並べれば、面白がるんじゃないかと思ってね。これ駄目です。それ、クリスマスツリーになりませんから。クリスマスツリーっていうのは、木がないと駄目なんです。幹がないとクリスマスツリーにならないでしょ。幹がいるんです、立派な幹がね。ドーンと通っていて、そこに葉っぱがついていて、だからデコレーションがくっつけられる。(後略)」

今回はもう、上記は無視。星とかサンタクロースとかオーナメントの超豪華詰め合わせでしたよね。ツリーの幹の方は、立派すぎ。家の中に飾るツリーなのに、お父さん高さ10mのモミの木伐採してきちゃったよ、って感じです。

結果、家の窓からモミの木の頭だけ差し込んで、そこに葉っぱが見えないくらいオーナメントつけまくりっていう、なんだかよく分からない物体と化してしまいました、という印象です。(意図的ではあるんでしょうけど。前作から。)

というわけで、もののけ姫の時もちょっと感じましたけど、今回は特に、映画じゃなくてダイジェスト版か名場面集を観てるようでした。油屋での千尋の労働って、映画観てるとオクサレ様事件があって、カオナシ事件があってと事件続きのように観えてしまうけど、大事なのはその間の、毎日の地味な雑巾がけだったり風呂掃除だったり、たまに両親に会いに行ったり白と話したりっていうところなんちゃうの?と。それがちゃんと描けてなかったら、なんで最後のシーンで千尋は、最初人間を食い物の原料くらいにしか思ってなかった従業員たち全員から応援されるのか?はたまたゼニーバのところへ行く前にリン(でしたっけ?先輩の従業員さん)から「どんくさいって言ったけど取り消すわ」みたいなことを言われるのか??かなり難儀な解釈をすることになると思うんですよ。ゼニーバもね、唐突な割に重要というなんだかよく分からないちょいキャラでした。

でも、最後に、↑に書いたようなことを思うのは、もう僕が30近くのおっさんになってしまったからで、10歳の子らが観れば大喜びなのかなあ?どうなのかなあ?というのがよく分からないのです。確かに、自分が子供の頃観た作品を思い返しても、全体はぼやけてて、シーンシーンだけ覚えてるんですよね。だったらこれでいいのかなあ。とか。

その辺が分からないから、やっぱり直に10歳の子の感想が聞きたい!!のでした。

ちょっとだけ書くつもりがだらだら書いちゃって、失礼しました。読んでくれた人ありがと。


■ 観たその日に書いた感想文。タイトルの割に中身は結構辛辣な批判系感想文なのだが、このスレッドはちょっと意外な展開をたどった。レスを30近くもらったのだが、そのほとんどが10歳近辺の子供orそのお母さんからのほのぼのとした感想文(「カオナシ恐かった」とか「千尋はえらいなあと思った」とか)だったのである。
私の感想文は、ひらたく言えば「千と千尋のシナリオ、破綻してますね。これってアリ?」という主旨だから、それに関する反論が寄せられるかと予想していたんだけれど、甘かった。2ちゃんねるなどの掲示板でもそうだけど、タイトルだけ読んでレスをつける人って圧倒的に多いのだ。本文なんて読んじゃいない。そんなことをつくづく思い知らされたスレであった。
【2002年7月13日】