岡本民の清貧写真日記
2008年2月某日
「ヴィットリオ広場のオーケストラ」という血沸き肉踊るイタリアの音楽ドキュメンタリー映画を見ました。どんな映画かというと他所の作品解説を読んでもらうとして、この作品はイタリアの右派による「ワシラが貧しいのは移民のせいじゃ!移民は出て行け!」キャンペーンに対抗する左派の文化的戦略という側面があって、そこがいかにもイタリアっぽい感じ。困難を極めながらも集まってくるメンバー、サックス、トランペット、チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ギター、ベース、ピアノなどの西洋楽器は言うに及ばず、ウード、立てて弾くジプシーヴァイオリン、ケーナ、サンポーニャ、ツィンバロン、シタール、ハルモニウム、カホン、ジェンベ、タブラの猛者たちがまるで「七人の侍」か「里美八犬伝」のように集まってきますね。それだけでワクワクしますね。曲がフルに聴けるのはラストの一曲だけですが、それらの楽器が渾然一体となって奏でる音楽に鳥肌が立ち、胸がふるえました。音楽好きなら必見ですぞ。