ストーリー…

自分の中にもうひとつの世界を作り出してみた。
とてつもなく広く、自由な世界を。

もっと詳しく考えてみた。
向こうが見えないくらい続く草原。
そして、不可解な壁。
壁の外には何があるのだろうか?




気がつけば、目の前には広大な平野が広がっていた。
何もない平野。
あるものといえば草。それも短い草。
芝刈り機で刈った後のように短い草が果てしなく続く。
自分の姿を確認してみる。
変わったところはない。。
ただ、姿が寝巻きだという点以外は。

歩き出してみる。
生き物の気配がまったくしない。
ここは人のつくりし平野のようだ。
どこまでも歩く。
どこまでも歩く。
道なき道をひたすら歩く。
見えてくるのは同じ景色だけ。
空に目をやると太陽がない。
なぜここには太陽がないのか?
太陽が無いのになぜ明るいのか?

少年は気づいた。
ここは自分の世界なのだということに。
体が嘘のように軽い。
宙返りも簡単に…できなかった。

少しずつ景色が変わってきた。
川があった。公園の中にあるような人工的な川が。
川には橋が架かっていた。
この先に何かある…
少年はそう直感した。

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