COLUMN    このページへの思い


昔からあまり疑問を抱かない子だったと思う。
受験教育には適応しやすかっただろう。
おかげでいつでもトップにはなれないでも何とか成績上位組にいることができた。
(トップになれなかったのは、疑問を抱かなかったためかもしれないとも思うが)
私にとって、すべての科目は「とりあえず」暗記科目だった。
「?」はとりあえず脇においておいて、今目の前の問題をこなす。

文系科目はもちろん(現国だけは例外かな)、数学も、化学も、物理も、である。
いちいち「?」と思っていたら、先に進めないからである。
どこかの教育評論家が「受験教育の弊害」などという評論で、喜んで例示しそうな
若者ではないだろうか。
書いていて情けないが。

しかし、私にも「?」の気持ちは起こっていたはずである。
それを押し殺すのが得意だっただけだ。
「とりあえず」脇に置いておくことが。
まぁそれができた、ということは、それほど「?」は強力ではなかったのだろうけど。
適応したい思いの方が強かったのかもしれない。
それでもとにかく少しはあったはずの疑問を切り捨ててゆくことで
「?」はどんどん影が薄くなってゆく。
押し殺すこと、切り捨てることいつしか身にはりついた癖になり、
「?」を持つことは少なくなっている。

しかもそのことに気づいたのは、おそらく20を過ぎてからだ。
いや、きちんと自覚したのは23になってからだろう。
意図せずして、覚えこむだけではやってゆけない世界に足を踏み入れていたからである。
そのことはこれからも私に苦しい思いを強いるだろう。
しかし、そこで踏みとどまることは、偏った私を補償するものではないかと考えると、
私がこの道を選んだことも、誤った選択ではないのかもしれない。

このページは、そんな私が押し殺してきた「?」や、
今でも押し殺して流しそうになっている「?」を
半分無理やり取り上げて、私なりに考えを模索してゆくためのものである。
それは読み手にとっては物足りないものになるようにも思う。
問題意識を持つことに慣れていないからである。
独創的な意見など、私にとってはアコガレに近いものだ。
しかし、もともとこのサイトが超個人的な自己満足が目的であることを
思い出してもらってがまんしてもらうしかない。

しかしもちろん、読み手のアナタに、
何か思いつくこと、示唆したいことがあれば、遠慮なく伝えていただければ
光栄であるし、ありがたいと思う。
戻る