「あ〜あ・・・、またヘマやちゃったよ。これで何度目だ・・・!!」 あまりの愚行と不甲斐なさに、自分で自分が嫌になる鎌男(カマオ)。
鎌男は親方部屋の新米力士。 相撲のセンスは光るが、その他の事は転でダメ。 フォローのしようがない程、何をやってもドジばかり。
テクテクテク・・・ 公園のベンチに座る。 「はぁ・・・」
その時だった! 鎌男の背後から、ピンク、黄緑、黄色の蛍光色のトレンチコートをそれぞれまとった おかしな格好をした3人の人間が現れてた。 「・・・!!?・・・な、何ですか!?あなたたちは!!!!」 3人のうち1人が言った。 「あなたっ、最高じゃないですかっ!!!!!! も〜〜〜・・・うっ、サ・イ・コ・ウですっ!!!!」
戸惑っている鎌男に構わず、2人目の人間が1人目に続いた。 「だ・か・ら〜、最高ーっです!!!! あなたは最高〜ですっ!!!!! 我々が保障します、あなたの最高さは!!!!」 「や、止めて下さい!!!! ぼ、僕なんて、相撲以外は何やってもドジばっかで、 自分でも呆れる程なんですからっ!!!!!!!」 3人目が言う。 「いいじゃないですか〜っ!!!!! 最高ですよ〜!!!!! あなたは最高ーですっ!!!!!!とってもねっ・・・」 「ぼ、僕のどこが・・・っ!!!?」 3人は顔を合わせ、アイコンタクトを取り、 ほぼ同時に息を吸った。 「だ・か・ら〜・・・、あなたは〜・・・、 最高ーで〜〜〜〜〜すっ!!!!!!!!! 最高です。ホントに・・・。」 3人の声は奇麗に揃っていた。
■エピローグ:最高屋 しばらくして、鎌男はベンチから立ち上がり、 「そうだ・・・、僕はっ、・・さ、さ・・・、最高なんだーーーっ!!!!!! ありがとう、ありがとう・・・。もう一度やって見るよ〜〜〜っ!!!!!」 そう言って涙を流して、そこを去ろうとした。 「ちょっと待って!!」 3人のうち1人が立ち去ろうとする鎌男を呼び止めた。 「え、何ですか?」
鎌男に片手を差し出した。 「それでは初回と言う事で、サービスさせて頂きまして、 \56,000になりま〜〜〜すっ!!!!!」
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