『恋愛お見舞い申し上げます』〜A Happy New Year! A&M〜



「ミキたん、あけおめ〜」
「亜弥ちゃん、おめでと〜」

 ミキたんの腕の中で新年を迎えた。
 窓の外は、一面の銀世界。

 もう、まさに夢に描いた一コマ!
 東京を抜け出してきて、正解だったなー。

 ひーちゃんは、梨華ちゃんとウマくやってんのかな? 
 ま、ひーちゃんの事だから、うるさいヤツがいなくて、せいせいしてるんだろうけどね。

 ミキたんと泊まりがけで出かけたスキー旅行。
 もちろん、スキーは二の次、三の次なんだけど、ミキたんは、かなり楽しんでるみたい。
 ま、折角来たんだから、私もそれなりに楽しんでるけどね。

 北海道出身のミキたんだけあって、スキーは、すっごい上手なの。
 ますますミキたんの事、惚れ直しちゃった。

 スキーなんて少ししかやったことなかったんだけど、結構疲れるじゃない? 
 ミキたん、私より楽しんでたし、張り切ってたから、夜が心配だったんだけど
ミキたんはタフなんだね。夜も、しっかり楽しんじゃった♪

 やっぱり来て良かったなーって思ったヨ。

 でもね、朝目覚めたら、すっごい筋肉痛なの…。



「ミキたん、身体いたぁーぃ…」

 甘い世界は、亜弥ちゃんの、このセリフで一瞬にして、崩れた。
 大体、私より、亜弥ちゃん滑ってなかったじゃん?

「せっかく、来たんだから、今日も滑ろうよ、亜弥ちゃん」

 我が儘お姫様の事だ、次のセリフは大体予想がつくんだけど。

「身体痛くて動けないよ〜ぅ」

 わざと甘えた声を出す。

「亜弥ちゃん、あんまり滑ってなかったじゃんか」

 ぐずる亜弥ちゃんの腕を布団から出して、引っ張ろうとした。

「ベッドで激しくしちゃったからかなぁ〜」

 ニヤリとする亜弥ちゃん。サーッと頬を染める私。
 くそっ、この娘は!

「亜弥ちゃんが求めるからでしょー。私は平気だからね」

 あくまでも姿勢を変えない私。
 しかし、次の瞬間、私が握っていた腕は逆に引っ張られ、私はベッドに押し倒された。

「ミキたん。スキーよりベッドで教えて欲しいコトがあるの♪」

 小悪魔っぽく微笑む彼女は、やっぱり確信犯だと思う。

「もーぅ、亜弥ちゃんには、敵わないよ…」

 苦笑いしながら私は彼女の背中に腕を回し、堪忍するように彼女を受け入れた。


                                           
〜〜 お 終 い 〜〜


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