その1.”不運なX’masイヴ


数年前のX’masイヴ!
よりにもよって、イヴの日に事件は起こったのである。

時はお昼休み中!早めに食事を済ませ、会社のチャリンコでビブレに買物に出かけた。
さすがに街は華やかである。X’masムード一色のビブレで買物を済ませ、
駐輪場に止めていたチャリンコに乗り、いざ会社に帰る予定であった。

前カゴに荷物を載せ、自転車のカギを開け、ハンドルを握った。
事件がおきたのはその時だった。

「えっ!何これ?」
右手に何だか異様な感覚! 
今までに触った事の無い感触!ねっとりとした物が・・・
何だか変〜んなものを握ったぞ〜。

「も、もしかして???」不吉な3文字が頭に浮かんだ。
「いやいやー、そんな訳無いだろう・・・」こんな街中で!
おそるおそる右手を見た。ガ〜ン!しばし呆然とした。
(きっと口をあんぐりと開けたまま・・・)
そう、残念ながら予感は的中したのであった。

ぬ ぬわぁ〜んと右手に”う うんち”が
”うんち”が付いていたのである。


とっても悲しい。よりによってイヴの日に
”うんち”を握ったのである。

ハンドルのちょっと見分からない所に、ねっとりと付けられていたのであった。(かなり大量)
紛れも無く、人間様の・・・「な、何で〜〜?」急に動機がしてきた。

もう頭の中は真っ白・・・!ハッ!ふと我に返った。 
そうだ。きっと犯人は何処かで様子を見て楽しんでいるはずだ!
「負けないは〜」とりあえず冷静にならなくては!

何も無かったかの様に、コートの右袖をまくりあげ
(コートの袖が長くて”うんち”つきそう)

左手だけで自転車を押し、会社に帰った。
誰にも気が付かれない様、平生をよそおって・・・
右手には”ぶつ”がついたまま・・・
何とか知り合い誰にも会うことなく会社まで帰れた。

会社に着くと自転車を止め、一目散に手を洗った。
どのくらい洗ったであろうか!「もう、そろそろいいだろう・・・」
恐る恐る右手を臭ってみた。「く、くさ〜〜い!!! 吐きそうだ!」
お昼食べたものが、込み上げてきそう。
一向に臭いが取れない。かなり強力である。

「辛〜い。」「本当に辛い。」もう涙が出そうだ〜。
なんて辛いX’masイヴ!人生汚点の出来事だ!
”うんこ”踏んだ!という話は良く聞くが、
”うんこ”握った!という話はあまり聞かない。

午後からも来客が来るたび、笑顔でお茶をだした。
そうまだかすかに臭い手で・・・
何事も知らぬが仏である。


戻る

HOMEへ

次へ