あとがき
「文化祭死闘編」、長い話となってしまいましたが、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
連載当初からお付き合いくださっている方々はご存知のことだと思いますが、この話、当初は「短期集中連載」と銘打っておりました。
そう、「短期連載」というフレーズに心惹かれて始めたこの話。
恐ろしいことに、当初の予定では一ヶ月足らずで終了するはずでした。
それがあっという間に一月経ち、二月めが過ぎ…気がつけば、もう三ヶ月。
見切り発車もいいところです。
敗因は、まず間違いなく複数名による一人称・視点切り替えなどという荒行でしょう。
おかげで、他に類を見ないほど短いページがごろごろできてしまいました。本当にごめんなさい。
…などということを書き連ねてもおもしろくないので、制作秘話…というか、失敗などを、こっそりと。↓
<詩織>
一番のキーパーソンというかなんというか、一応主役ではありましたが、複数視点のせいで、少し影が薄くなったような気がしないでもないです。一話目の、暴れ豚を蹴り飛ばす勢いはいったいどこへ。
渡会との恋愛など、今回書ききれなかった部分がたくさんあります。
一番最初の予定では、詩織の髪をばっさり切らせるつもりでした。
文化祭の最中に。
ですが、髪を染めさせることにしたとたん、必要性がなくなってしまい、そのシーンはカットに。
ざんばら髪になった詩織を見たとたんの渡会&森本の反応まで想像していたので、少し残念です。渡会はともかく、森本の反応は書きたかった。
渡会との距離も近づいたことですし、次回作では進展があるでしょう。……多分。(待て)
<渡会>
準主役で、一応位置付けは「主人公の相手役」のはずですが、恋愛色が強くならなかったこともあり、まわりのキャラに食われ気味になってしまいました。
作者自身、「剣道少年」などという設定はすっかり頭からすっぽ抜けておりました。
そこら辺を見ると、不憫な役回りだったかもしれませんが、最後には美味しい役得もあったことだし。
キャラ設定が甘かったため、言葉づかいが最初と最後では若干違ってしまいました。そこらへんはもうどうにも手直ししようがなくて、渡会はこんなキャラなんだ、と開き直ってしまってます。見逃してください。
詩織との関係がどうなるかは、また次の機会に…。
<住吉>
「スミ君」というあだ名は、名字ではなく名前の方から取ったものです。数実を適当に音読みした結果。本文中で出すべきだったのですが、結局出す機会がつかめなかったので、こんなところでの呟きでご容赦ください。
この人は、そんなに性格が変わらなかったような気がします。「まとめ役」という位置付けがしっかりしていたからでしょうか。(でもまだ甘かった気もしますが)
とにかく詠理にはベタ惚れです。
住吉の家族構成なんかについては、また別の機会に描きたいと思っています。
今回は本当に表面しかなぞれなかったので。何で姉とそんなに年が離れているのか、とか。
<詠理>
おっとりふわふわ。
はっきり言ってそのていどのキャラ設定で描き始めたこのキャラは、やはりというかなんというか、とても曖昧なキャラになってしまいました。
ポジション→住吉の彼女。と、それだけ。
一応、メンバー中一番機械が扱えるのだ、とか、放送局員よりも機材を使うのが上手いとか、そういう裏設定があったのですが、生かされないままでした。それが一番残念。
<のぞみ>
ポジション=渡会を巡る詩織のライバル。
…だったのですが、詩織の方があいまいなため、から回りに終わってしまいました。個人的にこういう子は嫌いじゃないです。
普通の女の子なんですね。普通の。
今回はこんなことになってしまったけれど、この子は幸せになって欲しいので、次回は何かしらあるでしょう。出逢いとか。
<透子>
お元気少女で盛り上げ役。それに相応しい活躍をしてくれた…と思っているんですが、どうでしょう。
初期設定からほとんど性格が変わりませんでした。
今回は脇役に徹していましたが、次回作ではもうちょっと活躍する予定。
というか、メインの一つに(二つあったらメインではないんじゃ)
<野島>
透子と並んで盛り上げ役なのはいいけれど、やはりどこか影が薄かったキャラ。
出そうかどうしようか悩んだ結果書きませんでしたが、彼の兄はいろんなことをやっていて、その一つがいわゆるヤンキー(死語。でも、「青葉」の世界では通用する気が)。だから、井名里に対しては、結構複雑な気持ちを抱いたようです。あんな状況で「俺の兄ちゃん、不良なんだ」とか言い出せないので、結果書く機会がつかめずに。
次回ではもっと活躍できるといいんですけどね……。どうだろう…。
<森本>
学園トップの実態はただの髪フェチ。
…なんですが、じつは、一番最初の予定では、森本=じつはロリコン、だったんです。
ですが、きっかけは忘れてしまいましたが、一瞬で髪フェチに変更。本当に一瞬。
「あ、こっちのほうがいいじゃん」。…そんな感じで、決まりました。そんな奴です。
森本の、詩織に対する感情は恋愛感情に似てはいますがそれとは別物。今はとにかく髪に触りたくて触りたくて仕方がない様子。渡会にガードされていますが。
こいつも、まだまだ書き足りない部分がありますので、多分次回まわしになるのではないかと。
<七尾>
森本のあおりを食らって一瞬でロリコンに決定してしまったのがこいつ。おかげで変にキャラが立ってしまいました。
最初はただ顔がいいだけの勘違いやろうにしようと思っていたんですが、微妙に真面目な少年に変身。
…おかげで、よけいなお荷物を背負わされてしまいましたが。
結構タフな奴だと思うので、明るく生きるでしょう。きっと。
<井名里>
悪役に回ってしまったキャラですが、彼には彼なりの正義があって行動していました。そこのところをもう少し深く掘り下げたかったのですが、詩織たちの視点では、表面的な捉え方にしかならず。
彼と詩織たちとの関わりは、これで終わりません。まだまだ、詩織たちと関わってもらいます。
その中で、彼の本当の姿なんかを、少しでも多く書けたらいいと思っています。
さてさて。タイトルを見てもわかるように、、この話はシリーズものです。したがって、続きます。
次は三年生編になるでしょうか。
もしかしたら短い話を何点か書くかもしれませんが。
今回の失敗を踏まえて、次回作は三人称になると思います。(一人称では限界があるので)
それでは、長々とお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
青い青い話ではありますが、お気に召されたら幸いです。
次回作でまたお逢いできることを祈って。
2002.12.22 けら