西洋美術
ART
ルネサンス・フィレンツェに関する本を紹介するページです。
  


07.『美術にみるヨーロッパ精神』
田中英道
弓立社 ¥2400 220P (1993.7.10)

遠いところの西洋美術ではなく、我々の文化の一部となった存在として語られている著者の20年程の間に書かれたものの中から選択されたもの。ボッティチェルリからダリまで、作品の謎を解き、芸術家の内面に到る。

06.『レオナルド・ダ・ヴィンチ』   
田中英道
講談社学術文庫 ¥1000 426P (1992.2.10)

万能の天才・ルネサンスの巨匠。思いつく最高の讃辞とともにその生涯と芸術について余すところなく研究し尽くされたかに見えたレオナルド。人類史に聳える至高の作品群を全く新しい眼で見つめ直し、絵の中に秘められていた驚くべき暗号(メッセージ)を解読し、レオナルド芸術の最大の謎を明らかにする。「二重人格像」とは何か。「モナリザ」とは誰か。イタリア語に訳され、欧米でも大きな反響を呼んだ東洋の俊秀の画期的論考。

05.『ルネッサンスの光と闇』芸術と精神風土
高階秀爾
中公文庫 ¥700 415P (1987.4.10)

人間性の開放と現実世界の肯定という明るい光の部分の裏側に、世界の終わりに対する恐れ、死の執念、混乱と破壊への衝動、破滅へのひそかな憧れ、非合理的幻想世界への陶酔といった別の一面を持つルネッサンス…。ボッティチェルリの「春」やヴァチカン宮殿の署名の間、メディチ家の礼拝堂といった傑作を輩出したその精神的風土と芸術のからみあいを、多数の挿図とともに明快に説き明かす。

04.『ルネサンスの宗教改革』   
トレルチ
岩波文庫 ¥410 202P (1959.8.5)

ドイツのプロテスタント神学者、文学哲学者トレルチ(1865-1923)の代表的論文「ルネサンスと宗教改革」「啓蒙主義」「プロテスタンティズムと文化との関係」の3篇を収録。宗教改革によってもたらされる西欧の「近代」の意味を追求し、その歴史的把握の一典型を明快に示す。キリスト教の絶対性を否定するその論旨は当時多くの議論をまき起こした。

03.『イタリア・ルネッサンスの文化』
ブルクハルト
中公文庫 (上)¥660 358P (1974.5.10)
(下)¥640 350P (1974.6.10)

個性の自律的発展こそが真の文化に通ずる唯一のものである−と確信する十九世紀最高の歴史家ブルクハルトが世界史上最も感動的に人間個性を謳い上げたルネサンス期イタリアにおける国家・社会・芸術などの全貌を精細に描いて、鋭く二十世紀文明を透察する作品。

02.『ルネサンス』   
会田雄次・中村賢二郎
河出書房新社 ¥680 413P (1989.12.4)

「世界の歴史」の文庫版。この巻のルネサンスと宗教改革の歴史はあくまで日本人として外から眺めるという立場で著されている。その点で何らかの新しい歴史像を結び得たのではなかろうか。文庫版とはいえ、挿図もあり、お得な一札になっていると思います。

01.『メディチ家の人びと』−ルネサンスの栄光と頽廃−
中田耕治
河出文庫 ¥780 451P (1984.6.4)

ルネサンス時代の隆盛を誇ったフィレンツェの名家メディチ家の歴史は、その栄光の蔭に一族の壮絶な悲劇を秘めている。なかでも名君ロレンツォ没後コシモ一世を中心に繰り広げられた流血劇の数々は、時代の頽廃を映すかのごとく悽惨を極めたものであった。正史では触れることの少ない裏面史にメスを入れ、人間悪の極限を描き出している。