小説
STORY
おすすめ“小説”を紹介するページです。
国内外問わず、歴史小説からサスペンスまでフィクション作品を幅広く紹介させていただきます。
  


26.『東亰異聞』 とうけいいぶん
小野不由美
新潮文庫 ¥590/443P (1999.5.1)

人を突き落として全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ−。

25.『逆光のメディチ』
藤本ひとみ
新潮社 ¥1600/373P (1993.12.5)

メディチ家といえばロレンツォ豪華王が有名だが、そのロレンツォの弟・ジュリアーノを描いた書は、私が知る限りこの1冊しか知らない。そして、主人公のアンジェラという女性は実在していたのか?歴史的にも有名な『パッツィ家の陰謀』でのジュリアーノの惨劇まで描かれており、歴史書物としても面白い作品だと思います。 私がメディチ家に興味を抱いたきっかけをくれた大切な一冊です。

24.『クロニカ』太陽と死者の記録
粕谷知世
新潮社 ¥1700/365P (2001.12.20)

第13回ファンタジーノベル大賞・大賞受賞作。
文字をもたない。死後も肉体を保ち続けた。滅亡後、彼らと彼らの築き上げた世界のありさまは、皮肉にも征服者の文字によって後世に残された−インカ帝国−。そのインカ帝国を滅ぼしたスペイン最強の武器は、「文字」だった。文明の衝突に挑むマジックリアリズムの超新人デビュー作品。

23.『黄金のローマ』法王庁殺人事件
塩野七生
朝日文芸文庫 ¥600/279P (1994.12.15)

永遠の都ローマ。古代からの時間と空間が濃密に積み重なり、豊穣な想像力の世界へと誘う。その一方で、覇を競う列国の陰謀が交錯する都市でもあった。ルネサンス最後の法王パウロ三世と教会軍総司令官の息子、孫の枢機卿、そして遊女オリンピアの秘密とは。華麗なルネサンス 歴史絵巻第3部。

22.『銀色のフィレンツェ』メディチ家殺人事件
塩野七生
朝日文芸文庫 ¥600/341P (1993.11.1)

若きヴェネツィア貴族マルコ・ダントロは花の都フィレンツェを訪れたが、かつての共和国は今や大国を後楯にする公爵の独裁下にあった。その専制君主をめぐるメディチ家の陰謀に巻き込まれるマルコと遊女オリンピア…16世紀前半、翳りゆくルネサンス・イタリアを描く絢爛たる歴史絵巻第2部。

21.『緋色のヴェネツィア』聖マルコ殺人事件
塩野七生
朝日文芸文庫 ¥600/354P (1993.7.1)

16世紀前半、海の都ヴェネツィアは、トルコ、スペイン、神聖ローマ帝国の3強大国に狭撃され、国家存亡の聞きに瀕していた。国難にあたる若きヴェネツィア貴族と謎のローマの遊女、貴婦人との秘めた愛を胸に野望を抱く元首の庶子…。権謀術数が渦巻く地中海を描いたルネサンス歴史絵巻第1部。

20.『魔性の子』
小野不由美
新潮文庫 ¥590/437P (1991.9.25)

もう一つの十二国記。教育実習のために母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。彼をいじめた物は“報復”ともいえる不慮の事故に遭うので“高里は祟る”と恐れられているのだ。広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。幼少の頃に高里が体験した“神隠し”が原因らしいのだが…。彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何処なのだろうか?「風の海 迷宮の岸」を読む前に是非読んで欲しい作品です。

19.『華胥(かしょ)の幽夢(ゆめ)』
小野不由美
講談社文庫 ¥648/342P (2001.7.15)

「十二国記」シリーズ。載国王驍宗の命で漣国へ赴いた泰麒を待っていたのは、芳国王沖韃への大逆の張本人月渓に慶国景王陽子から届けられた親書とは、才国の宝重華胥華朶に託された理想の王国への憧憬の行方は、そして陽子・楽俊・十二国はいま…。心をふるわせ胸を熱くする十二国記珠玉の短編集。

18.『黄昏の岸 暁の天』
小野不由美
講談社文庫 ¥714/444P (2001.4.15)

「十二国記」シリーズ。登極から半年、載国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のために自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預かる幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然に失い、偽王の圧政が始まった載…。その行く末を案じ、将軍李斎は命を懸けて景王陽子に会うため空を翔るが…。

17.『図南の翼』
小野不由美
講談社文庫 ¥695/389P (2001.1.15)

「十二国記」シリーズ。何不自由なく豪商の娘として育った少女・珠晶じゃ、先王の歿後、荒廃した恭国を憂い自ら主となるため蓬山を目指す。侍女の衣を失敬し家を抜け出したものの、騎獣を騙し取られ苦難の末に辿り着いた蓬山には自らを恃む人が溢れていた。だが、最後に麒麟が跪いたのは…。十二国供王誕生への遠大なる旅の物語。

16.『風の万里 黎明の空』
小野不由美
講談社文庫 (上)¥629/344P (下)¥629/363P (2000.10.15)

「十二国記」シリーズ。天命により慶の国・景王となった陽子は、民の実情を知るために街に出た。目前で両親を殺され、芳国公主の座を奪われた祥瓊は父王の非道を知り、自らを恥じていた。蓬莱から才国に流されてきた鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の仇討ちを誓った。それぞれの苦難を抱いて三少女はやがて運命の邂逅(であい)の時を迎える。

15.『東の海神(わだつみ) 西の滄海』
小野不由美
講談社文庫 ¥629/313P (2000.7.15)

「十二国記」シリーズ。廃墟と化した雁国の復興に励む延王・尚隆と延麒。幼い頃に出会った更夜の来訪になつかしさで一杯の延麒は、実は仕組まれた罠であることを疑いもしなかった。争いごとや殺傷を忌み嫌う麒麟を人質にとられ、雁国は怒濤の騒乱に巻き込まれてゆくが…。

14.『風の海 迷宮の岸』
小野不由美
講談社文庫 ¥629/348P (2000.4.15)

「十二国記」シリーズ。天啓にしたがい王を選び仕える神獣・麒麟、泰麒には王を選ぶ自身も本性を顕わす転変の術もなく、葛藤の日々を過ごしていた。やがて十二国の中央、蓬山をのぼる人々の中から載国の王を選ばなくてはならない日が近づいてきたが…。

13.『月の影 影の海』
小野不由美
講談社文庫 (上)¥533/264P (下)¥533/255P(2000.1.15)

謎の男、ケイキとともに海に映る月の光をくぐりぬけ、高校生の陽子が辿り着いたのは、地図にない国−功国。おだやかな風景とは裏腹に闇から躍り出た異形の獣たちとの苛烈な戦いに突き落とされる。何故孤独な旅を続ける運命となったのか。天の意とは何か。愛と冒険のスペクタクル。TVアニメ化された「十二国記」シリーズ第1弾。子供の域を超え、大人もどっぷりとハマること間違いなし!超お勧めの作品です。

12.『火怨かえん 北の燿星アテルイ』
高橋克彦
講談社文庫 (上)¥762/494P (下)¥781/547P(2002.10.15)

辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥(みちのく)の民。八世紀黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に蝦夷(えみし)の若きリーダー阿弖流為(アテルイ)は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。蝦夷の心を守り戦い抜いた古代英雄を圧倒的迫力で描く歴史巨編。
吉川英治文学賞受賞の傑作。息つく間も無い程、面白く、あっという間に読んでしまいました。何度も目頭が熱くなり、最後は号泣してしまいました!絶対におすすめです。

11.『即身仏(ミイラ)の殺人』   
高橋克彦
文春文庫 ¥533/380P (1998.2.10)

出羽三山の一つ、湯殿山麓の映画ロケ地からミイラが出土した。その所有権を巡って騒動が持ち上がるなかで、肝心のミイラが消失。さらに殺人事件が!日本有数の聖地で起きた惨劇はミイラの呪いなのか、ロケに参加していた女優“月宮蛍”の依頼で推理作家の長山と編集者の亜里沙、そして塔馬双太郎が謎に挑む。

10.『聖豹約ジャガーセンチュリー/バンドネオンの豹』
高橋克彦
講談社文庫  ¥733/519P (2000.2.15)

地球支配をもくろむ魔人の標的は、地下に隠された“魂を操る機会”。迎え撃つのは戦士ジャガー、藤村剛、ラマ僧ツォン師、その前に立ちふさがる美少女マリがもつ強大な破壊力とは?!地底王国アガルタを舞台にした宿命の対決、躍動するバトル&アドベンチャー。高橋克彦ファンならずとも、あっという間に読み終える程、本書にのめり込むこと間違えなし!創造力の圧倒的なすごさ。次から次へと主人公に降りかかる困難。アイデアの豊富さに読者はずっぽりとハマるに違いない作品。

09.『龍は眠る』   
宮部みゆき
新潮文庫 ¥743/537P (1995.2.1)

嵐の晩、雑誌記者である主人公は、車で老境に向かう道すがら道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年は言った。「僕は、超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…。宮部みゆきさんの作品の中でとくにこれは好んでいます。

08.『降魔王』
高橋克彦
講談社文庫  ¥495/242P (2001.11.15)

TVで生中継された政治家の転落死に不審を抱いた主人公が行き着いたのは岩手県東和町。そこには不思議な霊力を持つ神社と理想的共同体「ドリーマー」を創設した美少年が待っていた。陰に蠢くのは神か怨霊か?

07.『総門谷』 そうもんだに   
高橋克彦
講談社文庫 ¥895/784P (1989.8.15)

岩手県で一年間にわたり、UFOの目撃者が続出。そして、奇怪な焼死体さえも!だが、このUFO騒動の裏には驚くべき陰謀が…。TVでUFO騒ぎを取り上げた途端、“ヤラセ”だとひっくり返され…というすべりだしから、世界の謎である、ナスカの地上絵、ピリ・レイスの地図、極移動、インカの脳手術、日本と世界のピラミッド、ノストラダムスの大預言などなど、どれをとっても一本立ちできる超ミステリーが続々登場!超古代史・超科学・超常現象が満載!分厚い文庫もあっという間に読み終えてしまう程面白いです!

06.『ノストラダムスと王妃』
藤本ひとみ
集英社文庫 (上)¥620/333P(下)¥620/332P (2002.2.25)

フィレンツェの富豪メディチ家のカトリーヌは、フランス王太子アンリ二世に輿入れしたが、宮廷で影の薄い存在だった。自分を守り、権力を握ろうとするカトリーヌは予言者として評判になったノストラダムスに手をのばす。激動の破綻の時代を生き抜いた共犯者たちが描かれた歴史大河ロマン。ノストラダムスの予言解釈書は多くあるが、人間としての彼を描いた小説は案外乏しく、主人公として登場させた本書はめずらしく面白いです。

05.『A&R』   
ビル・フラナガン
新潮文庫 (上)¥629/372P(下)¥629/358P (2002.2.1)

A&Rとは、新人アーティストを発掘し、レコード会社との橋渡しをするスカウトのこと。弱小レーベルに勤めるジムは、業界の偉人が経営する大手会社にヘッドハントされ、A&R部門副部長に。早速注目のバンドのレコーディングにこぎつけるが、意外な珍事が待ち受けていた…。ポップでヒップな音楽業界小説。ある程度ノンフィクションなんでしょうか…妙にリアルです!

04.『BRAIN VALLEI』 ブレイン・ヴァレー
瀬名秀明
角川文庫 (上)¥619/486P(下)¥619/439P (2000.12.25)

第19回日本SF大賞受賞作。人間の根元を司る「脳」に最先端の科学理論で迫り、オカルト現象をはじめ、様々な謎を解き明かす。究極のサイエンスフィクション。東北大学大学院薬学研究科博士号を取得した著者だけに、医学専門用語の嵐である。しかし、ストーリーに説得力があり、“脳”に興味を持ち始めるなど、それだけ面白いのである。下巻の巻末に添付されている参考文献の膨大な量のリストを見て欲しい。医者でなければおそらく解読不可能であろう…!

03.『霊の柩』 たまのひつぎ   
高橋克彦
祥伝社 ¥2500/618P (2000.2.20)

前2巻で完結だと思っていましたが、6年ぶりに復活!待っていました!期待を裏切らず、人類最大の謎と歴史の定説に敢然と挑む著者・高橋克彦さんの知識の広さは本当にスゴイ!ただの小説ではないですね…。更なる続編希望!!

02.『新・竜の柩』
高橋克彦
祥伝社 ¥1143/463P (1994.12.1)

前回(竜の柩)の続きのストーリーだが、またこれがスケールが大きい!物語にどんどん引き込まれていき、大変面白いです。詳しくはこれから読む方の為に伏せておきますが、舞台は「地球外!?」とだけ言っておきましょう!

01.『竜の柩』 りゅうのひつぎ   
高橋克彦
祥伝社 ¥1238/552P (1993.8.31)

長編伝奇小説。西洋では悪魔、東洋では聖なる存在である“竜”とは何か?各地に残る“竜”の痕跡を辿り始めたTVディレクターに妨害が続出した。“竜”が語る驚愕の真相とは?文明史と、その定説を覆す壮大な推理に激賞!!上下段の文字でかなり分厚いのですが、面白いので、あっという間に読み終えました。