「My wish」
沙希編
第1話「涙の理由は・・・」
目次へ戻る 第2話
朝から一段と冷え込んだ今日は、天気予報でも雪のマークが付いていた。
部屋の隅にあるヒーターからは、暖かい風が噴いている。
「ふう」
一息吐いて作業の手を止めた沙希は、少し寒いなと感じた。
ある予感がして立ち上がり、カーテンをめくって窓の外を見ると、空から白いものが舞い降りていた。
「やっぱり」
案の定、雪が降っていた。
「少しは積もるかな?」
そう期待しながら元の位置に戻ると、公とお揃いのマグカップを手に取りココアを一口流し込む。
そして、流れ込む温かさを心地よく感じながら作業を再開した。
「あと少しね」
沙希は、自分の部屋で毛糸と格闘していた。料理は得意だが、編み物は初めてだった。
初め何を編もうかと考えたとき、編み物と言えばセーターだろうと思い、
後輩である秋穂みのりに教えを請うたが、無理だからと言われて手袋にした。
手袋なら初心者でも1ヶ月位で出来るということだった。しかし、沙希にとっては
そんな甘いものではなく、10月に始めたのにもう2ヶ月も経っていた。
「で、出来た。やったね」
出来たての手袋をかざして笑顔を零す。
「良かった。間に合って」
明日はクリスマス。これで公へのプレゼントが完成した。
時計を見ると、午前3時を回っていた。

公が沙希を選んでくれた運命の日から3ヶ月が経った。
今では二人は恋人同士だ。
あの日、そう公が沙希を選んでくれた日。
目をつぶれば、鮮明に想い出すことが出来る。
夏休みが終わって間もなくの、ある日の土曜日。
夜の7時頃、公園に呼び出された沙希は、電話で「公園に来てくれないか」と言われた時から
胸のドキドキが静まらなかった。
正直言って、詩織に勝つ自信はなかった。
強がってはみても、公と詩織の絆には勝てないだろうという思いの方が強かったから。
「はあ」
公園の入口まで来て、緊張の余り溜息を吐く。胸に手を当てると、心臓の高鳴りが手の平に伝わってくる。
「どっくん、どっくんいってる。はあ〜」
断られるのが恐くて、このまま回れ右をして帰りたい気持ちにさえなった。
しかし、こんなに好きになった公のことを諦めることは出来ない。
「ス ーーー ハ ーーー」
大きく深呼吸をして、大きな一歩を踏み出す。
中に入ると、まるで公園内の灯りが公が待つベンチまでの道のりを照らしているような錯覚を覚えた。
「公くん」
少し歩くと、ベンチに座っている公の姿が目に入った。
沙希に気が付いた公が、立ち上がって迎える。
「こんばんは、公くん」
「こんばんは。座って」
隣に座るように促し、自分も元のように座る。
「うん」
「遅くに呼び出してごめん」
「ううん。いいのよ」
首を横に振る。
「何で呼び出したのかは、検討が付いてるよね」
「う、うん」
「じゃあ、早速本題にはいるよ」
「は、はい」
胸の鼓動が更に速くなり、ドドドドドと絶え間なく脈打つ。
「この3ヶ月の間、俺なりによく考えた。詩織と沙希ちゃんのどちらがより一層好きなのか」
公は前を向いて、手を組み肘を付いた姿勢で話し始めた。
「詩織は幼馴染みで大切な存在だ。詩織の事が子供の頃から好きだったし、詩織に相応しい男になるために、
勉強やスポーツを頑張ってきたと言ってもいい」
「うん」
沙希の頭に、公との想い出が甦る。あれは全て詩織のためだったのだろう。そう考えると、
改めて自分の入る余地などないように思われた。
「だから、俺の好きな人は詩織だと思っていた」
「・・・・・そう」
沙希の中に諦めの気持ちが出てきた。
「じゃあ公くんが選んだのは、詩織ちゃんなのね?」
目の奥から、込み上げてくる物があった。
声も少しうわずっている。
「いや、そうじゃないんだ。ごめん。言い方が悪かった。早とちりしないでくれ」
公が顔を上げて、沙希の目を見て慌てて否定する。
「え?」
「確かに詩織は今でも大切な人だけど、もっと大切な人が出来たみたいなんだ」
沙希は、何も言わずに公の目を見ていた。
「バスケの自主練習を始めようとしたその日に、沙希ちゃんと少し親しくなって、
手伝ってくれるようになって更に親しくなって、一緒にいる時間がどんどん長くなっていった。
たった2年間だけど、どんどん君の存在が大きくなっていたみたいだ」
公は一呼吸おくと、膝の上にあった沙希の手に大きな手を重ねてきた。
「あっ」
手から伝わってくる体温に、思わず小さく声を漏らす。
「詩織に良いところを見せたいと同時に、沙希ちゃん、君に喜んでもらいたいという気持ちも大きくなっていったんだ。
2年の夏に予選で負けたとき、雨の公園で言ってくれたよね。
『辛いときは言って、力になりたいから』って」
「うん」
あの時は、雨と悔し涙に濡れる公の姿を見ていたら、いてもたってもいられなかった。
「あの言葉が、すごく残っていたのかな。インターハイで怪我をして気を失っているとき、
うなされて夢の中で浮かんだ顔は、沙希ちゃん、君の顔だったんだ」
「私?」
暗闇の中に立ち尽くす公に声が聞こえてきて、声の方に歩いていくと一筋の光が差し、
その先に待っていたのは沙希だった。
「そう。苦しいとき心の中で求めたのは、詩織じゃなくて沙希ちゃんだった。多分その頃には、
詩織よりも沙希ちゃんの存在の方が大きかったんだ」
「ホント?」
「うん。詩織と沙希ちゃん、二人の内どちらを選ぶか保留した後に、よく考えて悩んだ結果出た答えは・・・・・」
触れていた手を握られ、胸の高さまで挙げられる。
「沙希ちゃん。君が好きだ。俺と付き合って欲しい」
その告白に沙希は目を見開いた。
そして、一度止まっていたものが再び込み上げてきて、我慢することが出来ずに一気に流れる。
「私で・・・・・・・良いの?」
「ああ」
「ホントに・・・・・ホント?」
「うん」
未だに信じられなくて疑う沙希に、真剣な顔で力強く頷いてくれた。
「嬉しい。公く〜ん」
ガバッ
沙希は両手を広げると、大胆にも公に抱き付いた。
『!?』
公は突然のことに声が出ない。
抱き付く沙希に、なされるがまま硬直した。
「あっ、ご、ごめんなさい。あまりにうれしくって、つい」
自分のしたことにやっと気が付いた沙希が、慌てて離れようとする。
「あんっ」
しかし、公が背中に手を回したので離れることが出来なかった。
「もう少しだけ」
「・・・・・・・うん」
二人とも顔を赤くしながら抱き合った。
・
・
・
・
・
数秒後、どちらかともなく離れた。
「ふふ。私たち、今から彼氏と彼女なのね」
「ああ」
「嬉しい。あっ」
沙希は、また流れてきた涙を拭こうとした。
すると、公がポケットに手を入れて何やら探しているのが見えた。どうやらハンカチを探しているようだ。
しかし、そんな気の利いた物はなかったらしく苦笑いしている。
「ふふふ。持ってるから」
沙希は自分のハンカチを取りだして、目元に当てた。
「ごめん」
「私こそごめんなさい。ボロボロ泣いちゃって」
「いいんだよ。それだけ喜んでくれたってことだろ」
「うん
」
泣きながらも満面の笑みで答える。
しかし、すぐに消えて目を伏せてしまう。
「どうした?」
公が心配そうに下から覗き込むと、心底悲しそうな表情で呟く。
「公くんは、詩織ちゃんに話したの?せっかく仲良くなったのに、これで嫌われちゃうかもしれない」
「いや、この後呼んで話すけど。詩織に限ってそんなことはないと思う」
「そうかな。だといいんだけど。どっちを選んでも恨みっこなしって言ってたし」
以前、詩織とかわした言葉を信じたい。
「じゃあ、大丈夫だ。詩織も分かってくれるさ」
肩に腕を回して引き寄せられたので、沙希は身をゆだねた。
公と恋人になれたのはとても嬉しいが、詩織との関係が無くなるのは悲しい。
「うん。虫が良すぎるかもしれないけれど、大切な友達だから。失いたくない」
「そうだな。俺も大切な幼馴染みだから」
沙希を選択したことに後悔はない。それを詩織がどう思うのかは分からないが、
それを伝えなくてはいけない重責に、公の心は重たかった。
「そうよね。公くんの方が辛いよね・・・・・」
「・・・・・」
公は何も言えなかった。恋人関係になることはなかったが、仲がよい幼馴染みという関係は壊したくなかった。

その頃詩織は、自分の部屋で読書をしていた。BGMにはクラシックが静かに流れている。
詩織はふと単行本を閉じると、物思いにふけった。
「・・・・・」
こういうときは、必ずといっていいほど公のことを考えている。
3ヶ月前に今のような状態になって、今日まで普通に接してきたが、心の中では私を選んでと叫んでいた。
「はぁ」
あの日から、一体何回目の溜息を吐いただろうか。
そんな曖昧な日々が、今日で終わろうとは夢にも思っていない詩織に、運命の電話が鳴る。
トゥルルル、トゥルルル
電子音を鳴らす子機を手に取る。
「はい。なあに、お母さん」
「詩織?公くんからよ」
「公?分かった」
ピッ
ボタンを押し子機へ繋げる。
「もしもし」
「あっ、詩織か?」
「う、うん」
詩織は、トーンが低い公の第一声に戸惑う。
「今、出られるかい?」
「え?うん。いいわよ」
時計を見て、まだ大丈夫なのを確認する。
「どこに行けばいいの?」
「近所の公園まで来てくれ」
「公園・・・・・結論が出たのね」
あの公園を選んだことで察した詩織が答える。
「・・・・・・うん」
「わかったわ。すぐに行くから」
「うん」
ピッ
詩織は子機を置くと、急いで着替えて家を駆けだした。
その後ろ姿を見送った母親は、詩織の真剣な表情を見て何となく感づいていた。
始めに電話に出たときの、公の様子がおかしいことも声で判別出来たから。
「大丈夫かしら」
母親は、いい結果であるように祈った。
時間は8時半を回っていた。女の子には遅い時間だ。近所の公園だから出てくることが出来た。
「まだ・・・・・か」
早くに着いた詩織は、周りを少し見渡して公がいないことを確認すると、ベンチに座って待った。
「電話の公くんの声、ちょっと恐かった。ダメなのかな」
背比べをしたときに印を付けた、木の幹がある方を見ながら呟いた。
「ふう」
沙希の方を選んだのではないかという思いが頭をよぎり、気分が落ち込んできた。
数分後、下を向いていた詩織の視界の中に、街灯に照らされて出来た影が入ってきた。
「詩織」
「公・・・くん」
悲しい事を考えていたので、顔を上げて出た声はすでに涙声に近かった。
「隣、いいかな」
「う、うん。どうぞ」
詩織は少し横にずれた。
「サンキュウ」
・
・
・
・
・
隣に座った公だが、なかなか切り出すことが出来なかった。
言い出すことが出来ないということは、イコール悪い知らせということである。
それくらい詩織にも分かる。そして、頭の中で葛藤しているであろう事も。
黙って宙を見ている公を、黙って見ていた詩織が沈黙を破る。
「ねえ、公くん」
「え?」
少し驚いて詩織の方を見る。
「沙希ちゃんを・・・・・選んだのね」
「え!?」
自分が言い出せないのだから、当然バレているであろうことが、今の公には判断できなかった。
それくらい、詩織になんて言えばいのか考えて混乱していた。
「そうなんでしょ?」
さっきまで悲しい思いで一杯だったのに、公の顔を見ていたら、逆に冷静になってしまったみたいだ。
「う、うん」
「そっか〜」
斜め上を見て言う。空には幾つか星が見えた。
予想していたことだが、公が否定してくれることを望んでいた。
「私のことが・・・・・嫌いになったわけじゃないよね」
「もちろんだ。詩織のことも好きだ・・・・・それが、恋人の好きにはならなかったけれど・・・・・」
「そっか。よかった」
嫌われた訳じゃない。それが救いだった。
「詩織、ごめん」
公は深々と頭を下げ、膝に額を付けた。
「確かに俺は詩織のことが好きだった。けど、今では沙希ちゃんを想う気持ちの方が大きくなっていたんだ。
いや、言い訳は男らしくないな。ごめん」
「顔を上げて、公くん」
「詩織。怒らないのか?」
顔を上げた公は、苦渋の表情をしていた。それを見ていると、公がどんなに悩んだのかが、詩織には良く分かる。
だから攻めることなど出来ないし、自分が公に対してしてきたことを思えば、怒るという思考は出てこなかった。
「ううん。怒るなんて・・・・・」
一度言葉を止めると、再び口を開くまで公は何も言えなかった。
時間にして3分程度なのに、公にしてみれば無限に感じる沈黙だっただろう。
「公くんが苦しんでいるとき、側にいたのは沙希ちゃんだった。ずっと公くんの力になっていたのよね。
それに引き替え、私は公くんを苦しめていた。沙希ちゃんは本当に貴女のことが好きだし。
彼女になら負けても仕方ないかなって思う。その代わり、絶対に幸せにしないとダメだよ」
「ああ、必ず」
そう断言した公の目に、涙が浮かんでいた。
滅多に泣かない公が涙を浮かべるなんて、それだけ自分の事も想っていてくれたということだ。
それが嬉しかった。
「ふふ。男の子が泣いちゃダメだよ」
「詩織、本当にごめん」
公は握り拳を作ってグッと堪える。
それは公の苦悩と決心が感じられた。
「最後に・・・・・最後に抱きしめて」
それは、今までの気持ちに区切りを付けるための、詩織の最後のお願いだった。
「詩織・・・・・」
「お願い」
「分かった」
公の手が肩に置かれ、力強く抱き寄せられた。
詩織は目を閉じて、心の中でそっと公への恋愛感情に終わりを告げた。
『さようなら、公。私の初恋の人』
『さようなら、詩織。俺の初恋の人』
何分抱き合っていただろう。詩織の方から離れて立ち上がった。
「一緒に帰ろう、公」
ポツリと呟いて立ち上がると、先に歩き出した。
「え?う、うん」
公もすぐに後を追い、隣に並んで公園を出た。
家までの帰り道、詩織は口を開くことが出来なかった。すぐに普段通りに話せるほど大人ではない。
公も掛ける言葉が見つからなかった。
3分後、二人は自分の家の前でそれぞれ門の前に立った。
「詩織」
そのまま何も言えず中に入ろうとすると、公に呼び止められた。
無言で公を見る。
「俺はこれからも、仲のいい幼馴染みの関係は続けていきたい。詩織がどう思うのかは分からないけど、
俺の中で、それは絶対に変わらないから」
いまの詩織に、その答えを出すことは出来なかった。
ただ、口元を緩ませて微笑むことしか出来ない。
「沙希ちゃんも友情が変わらないことを望んでいる。俺も・・・・・変わらないから」
声が段々小さくなる。
「じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
最後にそれだけ交わして、二人とも中に入った。

バタン
「ただいま」
詩織が靴を脱いでいると、心配していた母親がすぐに顔を出した。
そして笑顔ではない娘を見て全てを察した母親は、何も言わず我が子を抱きしめた。
「な、なあに?お母さん」
心配を掛けまいと素っ気なく言ったつもりだったが、母親はだませない。
「お母さんには、そんな事しなくてもいいのよ」
「え?」
「お母さんには、強がらなくてもいいのよ。それとも、泣くほどのことじゃなかった?」
何もかも察していると知り、目を丸くして母親を見る。
「そ、それは・・・・・」
自分でも、未だに泣いてないのが不思議だったのだが、それもここまでだった。
「詩織、悲しかったら泣きなさい」
「え?」
「想いを溜め込むと、今後良い方に行かないわよ。だから、感情を抑えるのは止めなさい。そして思いっ切り泣くの」
その言葉に、今の今まで心の底に沈んでいた感情が爆発した。
「おかあさーーーーーーーーーーーん」
母親の胸に飛び込んで顔を埋めると、大きな声を出して泣きじゃくった。
公のことを想っていた分だけ、涙が次々と流れ出てくる。
「私、私、選ばれなかったの」
母親は、ただ黙って頭を撫でる。
「沙希ちゃんの事は好きだし、納得したつもりだけど、やっぱり悔しいよ!!」
泣き続ける詩織の身体をギュッと抱きしめる。
数分後、やっと泣き止み、しゃくりを上げるだけになって母親は口を開いた。
「詩織。公くんの事、嫌いになった?」
「ひっく。ううん。そんなこと・・・・・ない。公は、ひっく、大事な幼馴染み・・・・・だもん」
しゃくりを上げながらも、懸命に言う。
「なら、明日からじゃなくてもいいから、仲良くできる?」
「うん。出来るよ。きっと」
「そう。偉いわね、詩織は」
小さい娘をなだめるよに、母の愛で優しく包み込む。
いまはそれに甘えよう。
しかし明日からは、恋愛感情抜きの関係を再開しなくてはならない。
すぐには出来ないかもしれないが、時機に出来るようになるだろう。
また笑って公と話せるようになれることを祈りつつ、今日は今までの想いを涙で流し尽くそう。
その泣き声を、公は自分の部屋で聞いていた。
家に入るなり、すぐに二階に駆け上がってベットに横になっていると聞こえてきた。
それを聞いた途端、涙が止めどなく流れてくる。
「詩織・・・・・・・すまない」
男だって、悲しい時は我慢など出来ない。仰向けで天井を向いていたが、涙で霞んで何も見えない。
それを拭くことなく、公は泣き続けた。公もまた、詩織への想いを断ち切ろうとする。
トントン
ノックの音とともに母親の声がする。
「公、公」
「な、なに。母さん」
急いで涙を拭いて答えたが、その声は裏返っていて明らかに泣いていたのが分かる。
「何があったのか、検討はつくわ」
「なにがだよ」
怒られるかと思って白を切るが、母親に見抜けないわけがない。詩織の泣き声が聞こえてくるのだから尚更だ。
しかし、だからといって叱るわけではない。詩織を泣かせることを承知で、我が子が選択したことなのだから異論はない。
「詩織ちゃんとは、幼馴染みとしてこれからも仲良くするんでしょ?」
「なっ!?」
バレバレだったので驚くが、一呼吸置いて気を取り直すとハッキリと答える。
「もちろん。そのつもりだよ」
「そう。頑張りなさい」
母親はそれだけ言うと、下へと降りていった。
その階段を降りる足音を聞き終えると、布団を被り詩織への謝罪と母親の優しさを胸にまた涙した。
今日は泣こう。詩織と笑って話すことが出来る日が来ることを願って。
つづく
あとがき
早いアップの沙希編第1話でした。
最初に、難関である詩織を振る場面があるにも係わらず、短いとはいえ一週間で書き上げました。
当初はクリスマスの話として、この後に公と沙希の甘い話にするつもりだったのですが、
悲しい場面のすぐ後に甘いのは構成上合わないだろうということで、2つの告白シーンのみとなりました。
詩織のシーンは、かなり気に入っています。
詩織ファンには申し訳ないですが、この先詩織の登場場面はかなり減ります。
まあ沙希編ですからね。
詩織のフォローには、奈津江、恵、美樹原あたりに頑張ってもらいます。
では、第2話をお楽しみに。
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