『 悲壮 』

貴方の奏でるメロディや 其の口唇で解き放つ言葉達が
何時からかきらきらヒカルようになりました。
貴方が居なくなってから 一年が過ぎて二年が過ぎて
少しずつ貴方の温もりを忘れて来た自分を 傷つけたりもしました。

目を覚ますために飲んだ薬は
どうやらワタシの人生を狂わす薬だった様で
今はもう依存症です。

聞こえてるのでしょうか?
届いているのでしょうか?
ワタシの叫び声が 貴方の元に

どうか聞かないで。
どうか届かないで。
貴方の中のワタシが何時までも笑っていられるように。


本当は少しずつ歯車が狂い始めていたんです。
気付いていました。
だけど
貴方を失った哀しみから逃げたくて
気づかないフリをしたんです。

只 其れだけだったのです。


やがて 全てがワタシに襲いかかる様になり
カァテンを閉めて
光が隙間から零れない様にして
壁はワタシを押さえる事が出来ず 為すがまま。
真っ赤なインクをぶちまけて。
笑うことも泣くことも忘れ
眠り続けました。

そうして己すら信じる事が出来なくなった心を
何度潰そうと思ったか。


其れでも 薬の量は増えるばかり
其れでも 貴方の温もりを探すばかり
もう二度と目が覚めないのなら
大量に置かれた薬達を
一気に、そう一気に 飲み干すのに。。


貴方の中のワタシは笑っていますか?
貴方の中のワタシだけを信じて。
狂ったワタシを見ないで。

貴方の中のワタシだけを信じて。