ドラゴンフィスト・龍拳
敵を討ったタンとムーラン
ストーリー
互いの武術を競い合う恒例の武闘大会が行われた。
タン・ホーウェンの師であるチャン・サンタイは並み居る敵を次々と倒し、見事に優勝したのだった。
優勝を祝うサンタイ道場で祝賀会が盛大に行われたが、それも束の間であった、、、。
大会に間に合わず、サンタイの優勝にケチをつけた男が居た。その名も百勝道場のチュン
チュンの挑発に乗り挑戦を真っ向から受けるサンタイであったがチュンの圧倒的な強さに遂に降参する。
しかし、降参したにも関わらず執拗かつ異様なまでの殺気を含んだチュンはサンタイを致命傷まで追いやり、サンタイ道場の看板を叩き降り、優勝の証・金の看板を貰い受け去っていったのであった、、、。
間もなくしてサンタイは弟子のタンに妻と娘のムーランを託し死亡。タンはチュンへの復讐心を募らせたのだった。
修行を積み、機の熟したタン一行はチュンの元へと出向いてゆく。
チュンとの面会を果たしたタンは、決闘を申し込むがチュンの体は戦える体ではなかった
あの日の暴挙を悔いていたチュンは金の看板を返すと同時に自らの片足を切断し詫びとしてタンとサンタイの遺族の元に差し出したのであった。
何の為の修行だったのか?怒りの矛先を何処に向けたら良いのか苦悩するタンと遺族、、、。

そんな頃、チュンの道場と反目するウェイ道場という麻薬密売組織がチュン道場壊滅を企んでいた。
ウェイはタンの強さを武器にしようと、勧誘する為に策略を巡らしたのだった、、、。
時期を同じくし、サンタイの妻が原因不明の胸の痛みを訴える。医師との相談の末に、病を治すにはウェイ一家が持つ秘薬を飲ますしか方法が無い事を知る。
タンはウェイの元へ訪れ薬を譲ってくれと要求。ウェイは条件としてチュン道場の壊滅を要求し、気は進まないながらも仕方なく引き受ける事になってしまうのだった。
ウェイは策を念入りに張り巡らせ、道場破りを正当化させる事に成功。遂にチュン道場壊滅の為に乗り込んでいく。
ウェイ一味に加わったタンを見たチュンは彼への失望の念と共に致し方なくウェイ一味と決戦。
しかし、気の乗らないタンは明らかにチュン道場を相手に手加減を見せる。焦れたウェイは奥の手段、サンタイの遺族を人質に取り、タンを脅迫。

サンタイ未亡人「ホーウェン、夫・サンタイは真っ直ぐな人でした。このような悪党に手を貸しては成りません」

と叫ぶと、自ら舌を噛み切り果てたのだった。そして、未亡人の胸の痛みは病ではなく、ウェイの盛った毒による症状で在った事が発覚。これを知ったタンは烈火の龍の如く

怒り爆発

ウェイ一味にドラゴンフィスト・龍拳を炸裂させるのであった。タンの怒りはもはや止まらない、、、。
ドラゴンフィスト・龍拳について
モンキーシリーズとは一味違う、敵討ちドラマ風なクンフー映画
印象としては地味で暗い内容の作品なのだが、ジャッキーファンからすると、そんな所が逆に通好みだったりするのではないか。
典型的な敵討ちクンフーで、それ以外の何物でもない。蛇鶴八拳と同じく、お馴染みの修行シーンも無く、物語が始まった瞬間からイキナリ、ジャッキーが強い
モンキーシリーズとは質感その物が違う。モンキーシリーズは清の時代等の、日本で言うと痛快時代劇なのだが、この作品のテイストは、その時代よりももう少し先の近代的な感じになっている。

又、音楽が西部劇っぽいのも特徴
いつものノリの良い音楽ではなく重い感じの音楽になっている。主題歌は「ドラゴン・フィスト」
この主題歌も日本公開版のみ使用となっていて現在発売中のDVDでは聞くことが出来ないのは残念。
御寮人と同じぐらいの年代の人にとって、モンキーシリーズに主題歌が入ってるか入ってないかは非常に重要視する傾向がある。勿論、御寮人も同じ。
ごく最近、モンキーシリーズを観始めたと言う人は、勿論、主題歌がどうのとかの事は解らなくて当然なのだが、主題歌付きバージョンを何とか手に入れて是非、現在のバージョンと見比べて観て欲しい。
絶対に見方が変わる筈と断言できる。それだけ差があるのである。

タイトルの「ドラゴンフィスト・龍拳」というのは個人的にシックリ来なくて好きではない。どうせなら

ドラゴンモンキー・龍拳の方が聞こえが良いと思うのは御寮人だけか、、、。

この映画を観てると、どの辺が龍拳なのかが解らない。龍拳と言うと、あの五獣拳の龍の型を想像してしまうのだが、それとも違うようである。
個人的に考えてみてドラゴンフィスト・龍拳の意味はジャッキーの烈火の如く激しい龍のような拳と解釈してたのだが、物語の中でタン・ホーウェンは「俺の龍拳を見せてやる」と言ってたので、どの辺が龍拳だったのかは解らないが、龍の拳なのだろう(笑)

地味な作品ながら出て来る出演者は豪華メンバーではないだろうか。
鉄の爪・任の人も出てたし、ジェームス・ティエンもノラ・ミャオも出ている。何気に笑拳のスタッフが多かったのが目に付いた。
それにしても、今作のジェームスとノラは実に冴えてない、、、。
拳精の頃のロッチンのような存在感もないし、ノラも蛇鶴八拳の四川唐門総帥のような煌びやかさがない。
もう少し何とかならなかったのだろうか???
こうなったらクムコンに出て貰わなくてはならないかも(爆)

見せ場はラストバトルのキレたタン・ホーウェンの凄まじさだろう。
特にウェイの参謀を両手でボコボコにするシーンは圧巻。観てるだけで痛そうだ。
ちなみにお馴染みのラスボスは居ない者と思って良し。ウェイが武闘家ではないので弱すぎる。
ここもやっぱりクム、、、、、、(笑)

この映画はテレビではフジの土曜ゴールデン洋画劇場でしかお目に掛かった事がない気がするが、、、。
1回か2回観た程度しか思い出が無い。
この作品が好きという人はかなり「ジャッキー通」と言えるかもしれない。
主題歌

ドラゴンフィスト
クンフーの部屋へ
登場人物その1
ウェイ一家達
トップへ