死霊のえじき
喰われる兵隊
ストーリー
世は正に世紀末。地球がゾンビに支配される日がやってきた、、、。
とある場所に、溢れ来るゾンビ達を捕獲し研究している一団が居た。
その狙いとは、ゾンビと化した人間とコンタクトし、共存をしようと言う研究であった。
博士とサラを中心に行なわれる研究の成果は思うような方向に行かない日々が続いていた。
思うように研究のはかどらない博士達に段々苛立ちを感じ始めたローズ司令官は「早く結果を見せなければ、ゾンビどもを一掃し我々は引き揚げるぞ」と脅しを掛けるのであった。
ローズ司令官率いる数人の兵隊達は研究員を保護するとの名目で来ていた。
ある時、ゾンビ捕獲に失敗しローズの2人の部下がゾンビによって殺されてしまった。この一件から軍隊側と博士側の間に溝ができ、遂に保護拒否とゆう行動にでたのだった。
ローズ達はゾンビに囲まれる研究所から脱出する為に研究員を人質にヘリの操縦士・ジョンを脅しに掛かる。
ジョンはローズに「人質を放せば話に乗る」と取引を要求する。しかし、ローズは取引不成立とばかりに研究員の1人を銃殺。
そんな頃、ゾンビに噛まれた兵隊・ミゲルは何を思ったのかゾンビの侵入を防ぐ為のバリケードを解き、ゾンビの大群を研究所内に導いてしまう。開け放ったミゲルは自らゾンビに肉体を捧げ果てるのだった、、、。
大量のゾンビ軍団の侵入に慌てるローズ達とサラ達研究員は研究所脱出に急ぐ。
恐ろしいゾンビの群れから果たして何人が生還できるのか?、、、、。
死霊のえじきについて
あのゾンビ映画の巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督の名作である。
この映画はロメロ監督のゾンビ映画の最終作だそうである。「ナイト・オブ・ザ・リビングデット」、「ゾンビ」、「死霊のえじき」の3作品がゾンビ3部作として有名。
ゾンビ映画全般に言える事なのだが、この手の映画のストーリーは掴み所がなく、あいまいな所がある。
例えばゾンビが何故出てきたのか?ゾンビは何処からやって来るのか?等の根本的な部分がわからないまま始まり終わってしまう。
この部分がもう少し明確なら今まで以上に作品に感情移入出来るのだが、、、。
ゾンビと言えば人肉を喰うと言うのが定番。ゾンビ映画の見所と言うのも「人が喰われるシーン」が最も重要である事をこの映画で再確認した。
ロメロ監督は、この「喰われる」とゆうシーンに非常にこだわっていて、ゾンビが人の体を引きちぎってむさぼるシーンや体のどの部分を喰わせるのか等の見せ方に凝った演出をしている。
日本でも海外でも有名な「バイオハザード」と言うゲームはロメロ監督の影響を受けていて、映画の演出と似たような場面を幾つかゲームで観られた。
ゾンビ映画のお決まりとして必ず黒人が登場する。今作品でも登場しており重要な役割を果たしている。
その黒人が命台詞とも言える発言をする。

「神は我々に天罰を与えた。我々は何でも出来ると思いあがり、横柄に成り過ぎた。」

と言うようなセリフを言う。この映画で最も印象に残った。
人間は偉大な存在ではないと言うロメロ監督のメッセージのように感じる。世の中で問題視されている「クローン人間」等の研究が最もその言葉に当てはまるのではないだろうか。

ゾンビの不思議

ゾンビに噛まれると、噛まれた人間もゾンビ化してしまう。何故なんだろう?
似たような事なら吸血鬼に噛まれた時、狼男に噛まれた時も同じような現象が起きる。
ゾンビ菌なるものが存在すると言う事なんだろうか(笑)
又、ゾンビが歩くと言うのも矛盾している。ゾンビは1度死んだ人間がなる訳で、当然、体のあらゆる機能も死んでるはずなのだが「噛む」、「喰いちぎる」、「引っ張る」なんて芸等もできるのである。
「バタリアン」と言う映画では、なんとゾンビが「走る」なんて事もしてくれる。
後は他のモンスター系は日中は行動できないのに対しゾンビは昼間でも活動が可能。
ゾンビは元々死んでいるので基本的に殺す事は不可能。しかし、頭部を破壊すれば活動を止める事は可能。
腕を切っても、足を切っても、上半身だけになっても動く事が出来るので非常に厄介である。

死霊のえじき・最終版に騙されるな

これは今現在、レンタル、又はDVDで販売されている死霊のえじきのリニューアル版なのだが、最終版と銘打って出してるからには、さぞかし凄い物なんだろうと思って買ってみた。
所が騙された。
実はこれ人が喰われるシーンや流血等の残虐シーンを全てカットしてあるインチキ版だったのである。
はっきり言ってどの辺が「最終版」なのかが謎である。
残虐シーンがカットされているのが判った瞬間、怒りが込み上げてきた。あんまり悔しいので後日、レンタル店でオリジナル版を借り「○ビング」したほどだ。(笑)
もし、これから観るという方は「最終版」と言うタイトルに騙されないように注意。

しかし、この映画が出てる時にやたらと「死霊の〜」と言うタイトルの映画がたくさんあった気がする。
元祖はサム・ライミ監督の「死霊のはらわた」が最初ではないかと思う。

名演技のエキストラ達

ゾンビ映画のゾンビ達は当然ながらエキストラの人達が演じてる訳だが、これが非常にユニークで面白い。
例えば歩き方なんかは「ゆっくり」、「のっそり」で、格好は「奇抜な衣装」。ピエロ、看護婦、フットボーラー、サラリーマン、パンク、老若男女など様々で笑えたりする(笑)
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