ゴーストハンターズ
嵐の3人組・参上
ストーリー
舞台はサンフランシスコ・チャイナタウン。
トラック野郎・ジャック・バートンは中国人の友人・ワン・チーと再会した。ワンは緑の眼を持つ女性・ミャオ・インと婚約しており、ジャックを伴って空港へと迎えに行ったのだった。
ミャオ・インを乗せた便が到着し、ようやく再会したのも束の間、ホワイトタイガーと名乗る闇組織によって誘拐されてしまった。
ホワイトタイガーは売春を商売としており、緑の瞳を持つミャオ・インを高値で売りさばく目的であった。
ジャックとワンは急いでホワイトタイガーの手下を追跡するが、近道に利用する為にチャイナタウンの路地へと迷い込む。
チャイナタウンでは2つの組織が対立しており、今、正に両組織は激突せんとしていた。
激戦を見守るワンとジャックの目の前に爆発と共に怪しい3人の怪人が現われた。その名も

嵐の3人組。

3人はクンフーと妖術で両軍を蹴散らす。トラックで、その場を逃れようとする2人の目の前に、伝説の怪人・ロー・パンが立ち塞がった。
トラックで跳ね飛ばそうとローパンに突っ込む2人であったがビクともしない。逆に眼と口から怪しい光線を浴びせられるが、2人はなんとか逃げ延びたのだった、、、。
一方、ホワイトタイガーの屋敷に捕らわれの身となっているミャオ・インの元に嵐の3人組がやって来た。
3人はミャオ・インを連れ去り姿をくらましてしまう。
ミャオ・インはローパンの元へと連れて行かれてしまった。
ローパンは大昔に、呪いを掛けられ実体が無く、その実体を取り戻すには緑の瞳を持つ女を東方の神に捧げなければならなかった。
ローパンの完全復活を阻止し、婚約者・ミャオ・インを取り戻す為、ワンは友人ジャックと霊能力者・エッグ・シェンと数人の仲間と共にローパンの住む秘密基地へと向かったのであった、、、。
辿り着いた彼らの目の前では、今、正にローパンの儀式が始まろうとしていた。
ワン一行と妖魔軍団を率いるローパンとの戦いの火蓋が切って落とされた。
ゴーストハンターズについて
1986年作品、監督は御寮人の好きなジョン・カーペンター監督である。
正直、この映画は出てくるのが早すぎた。
アメリカの舞台に中国武術の世界を放り込んで作られた奇想天外な発想は86年の時代では理解できる人が非常に少なかったと言える。
又、公開当時は中国人から「中国を馬鹿にしてる」と猛反発が来たそうでカーペンター監督は苦労したらしい。
この作品は近年になって認められ出し、遂にはDVD化もされた。オマケに特典付きである。
御寮人は早速、手に入れ本編、メーキング、未公開シーン等を観た。値段の割にはコンテンツが充実しており、お買い得で、しかも満足できた。

このDVD版では特典に主題歌を歌うカーペンター監督の貴重な映像が収録されている。
カーペンター監督がバンドをやっていたと言うのは初めて知ったので驚き。エンディングの「ビッグ・トラブル・イン・リトルチャイナ」を歌っているのはカーペンター監督だったのだ。

ゴーストハンターズはホラー映画と言うよりもクンフー映画と言った方がいいかも知れない。
嵐の3人組の一人には、あの「少林寺への道」「ドラゴン太極拳」等のカーターワンが出演している。
主演のジャック・バートン役のカート・ラッセルとの絡み等は実に新鮮味があって面白い。
監督もB級クンフー映画が好きらしく、アメリカに中国武術を混ぜるといった発想は、いかにもカーペンター監督らしくて良い。
後に「グリーンデスティニー」と言うファンタジー風クンフー映画が作られるのだが、86年に既に、この手の映画を作っていたのは評価されるべき点ではないだろうか。
カーペンター作品は出だしはパッとしないのだが後になって評価され出すと言うジンクスがある。
「遊星からの物体X」なんかは特にそうだった。
更に不幸なのは超メジャー映画といつもぶつかってしまう事だ。ゴーストハンターズが上映された頃、あの「エイリアン」が上映されており、又しても影に隠れてしまった印象がある。
DVD特典のカート・ラッセル&ジョン・カーペンターの解説バージョンの中で「ゴーストハンターズは想い入れのある作品の1つと語っていた。
制作費用も相当掛けたらしく、その割には当時はあまり受け入られづらかったようだ。

この映画は突っ込みどころが多いのだが、はっきり言って「下手な理屈は入らない」のではないか。
単純にファンタジーとしても楽しめるし、クンフー映画としても楽しめる。
解説によると、この映画はワザと恋愛シーンや、よくこの手の映画で見られる仲間が死んでいく等の場面は作らなかったそうだ。
結果的にファンの人は、それらが無い方が良かったらしく、もし、そんな場面を入れてたら又違った映画になっていたかもしれない、、、。

お気づきだろうとは思うが、この映画のタイトルは「ゴーストバスターズ」と似ていて紛らわしい(笑)
狙って付けたのか偶然なのかは解らないが、まさかレンタルで間違えて借りてしまったと言う人も居るかも知れない。
以外に今、公開したら結構当たるかもしれない。
今観ても時代を感じさせない映画なので、やはり公開されるのが早すぎた作品かも、、、。
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ローパンと嵐の3人組
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