プリティーリーグについて
1992年度作品。かつて実在した全米女子プロ野球の実話を元に描いた異色の野球映画。
私はどんな映画を観ても大抵は泣かない。しかし、この映画を観て不覚にも涙してしまった。そして、いつか絶対レビューしようと思っていた個人的ベスト映画の1つ。
1940年代男社会真っ只中に「待った」を唱えた作りに仕上がっていて、姉妹愛、女の友情、女の生き様、プライド等が女子野球という箱庭の中で上手く表現できている。
監督はロバート・デ・ニーロ主演「レナードの朝」、トム・ハンクス主演「BIG」のペニー・マーシャル。映画では珍しい女監督と言う事もあってか女性の視点から作られているのも特徴の1つ。
映画の中でのプレイは全て女優達が実演
この映画の撮影にあたり、どの女優を使っていくのか?が問題だった。
女優達の運動能力とセンスをチェックする為、名作「フィールド・オブ・ドリームス」の技術指導だったロッド・デドー氏を起用。
特にゲスト出演のマドンナの運動能力、精神力には舌を巻いたらしい。マドンナは全く根を上げる事が無く、気づいた時には体がボロボロになっていたと言う舞台裏があったそうである。
主役のドティー役を演じるジーナ・デイビスは以外にも撮影当初から入ってなく、撮影もかなり後になってからだと言う事らしい。というのも元々、ドティー役がジーナ・デイビスではなかったらしく途中からバトンタッチされたのが原因。しかし、流石女優経験の多いジーナ・デイビスで、ペニー・マーシャル監督の要求にも飲み込みが早く、スムーズに撮影は進んだそうである。

感動の殿堂入り&同窓会のシーン
この映画は年を取ったドティーの登場シーンから始まる。
長い年月を経て、全米史上初の女子プロ野球殿堂入りの会場へ向かい、ドティーは若き頃を思い出しながら過去をオーバーラップして物語が進んでいく。この展開は私のもっとも好きな類の映画である。
物語の舞台が1943年であり、殿堂入りが1988年なので45年の月日が流れた訳だ。最愛の妹でありライバルだったキットとドティーが殿堂入りの会場で45年ぶりに再会。
感動的な音楽が流れる中、年を取った2人は抱擁、、、、、この瞬間、私の目から涙が零れ落ちた。
この映画が好きな者にとって、このシーンで涙しない者は居ないのではないか。メイやマーラ等のピーチズナインも老いて登場し最後はドティー、キットも含めたピーチズナインが揃って記念写真。私の中で彼女達の映画の中での役がオーバーラップして、又しても涙が出てきた、、、。
野球映画も数多くあるが、その中でも私はこの「プリティーリーグ」はトップクラスだと思っている。
特に学生時代スポーツに打ち込んでいた全ての女性達に是非、観て頂きたい。必ず何かを感じる筈である。
主題歌
エンディング曲は映画にも出演のマドンナがこの映画の為に歌を歌ってくれる。
「THIS USED TO BE MY PLAYGROUND」という曲。個人的にマドンナってアメリカのイロモノ系かと思ってたのだが、この場を借りて
その言葉を撤回します(笑)
彼女、色んな事やりますが(笑)本業は歌手なんで、歌聴いてみてやっぱり上手いと思います。
最近ではブリトニー・スピアーズがマドンナの再来みたいに騒がれてますが、マドンナの持つオーラには到底及ばないのではないか???
まあ、比べられるのもどうかと思うがブリトニーとマドンナは全く違うタイプだと思います。