ストーリー
ある日、ルーシー、マイケル、サムの3人の親子がサンタカーラと言う土地に祖父を訪ねてやってきた。一見、賑やかで明るいこの町には突然人間が
謎の失踪を遂げる怪事件が相次いで起きていた。町のあちこちに貼られた尋ね人の無数の写真が不気味な不陰気をかもし出していた、、、。
町に着いた
マイケルとサムは、早速とばかりに町見物へと出掛けて行った。町ではライブが行なわれ観客達がワイワイと賑わっていた。そんな中でマイケルは一人の不思議な女性と遭遇する。怪しい魅力を放つ彼女の姿はマイケルの眼に焼きついたのだった。
一晩明け、またしても町に繰り出したマイケルは例の女性とバッタリ出くわした。名は
「スター」と言う事が分かった。マイケルはスターを口説きバイクでデートに誘う。そんな時に
4人の暴走族が2人に絡んできた。実はスターは、この暴走族と接触を持っている事が判明する。リーダーの名は
「デビット」と言った。
デビットはマイケルをからかいチキンレースを挑んでくる。危うく崖に転落しそうになった
マイケルは怒り爆発、デビットに殴りかかる。
「カッカするな、まだ先があるんだ」と言うとマイケルを自分等のアジトに招待した。どこか普通ではない彼らから赤い液体の入ったビンを渡され
「これを飲めば君は俺達の仲間だ」と説得されマイケルはその液体を飲み干してしまうのだった、、、。
翌日マイケルは体の変調に気づき、何か自分の体の中に変化が起きている事を感じる。
「あの液体はなんだったんだ」とマイケルはスターに詰め寄る。彼女は言った
「自分達はバンパイアであり、あの赤い液体はデビットの血なのよ」と。
徐々にバンパイア化してゆくのを弟のサムに感づかれマイケルはサムに助けを求めるのだった。サムは町で知り合った
自称バンパイアハンターのエドガーとアランの2人に相談、兄貴を助けるには
「親バンパイア」を殺すしか道は無いと告げられる。早速とばかりにバンパイア狩りに動き出す4人。マイケルはデビット達のアジトへ3人を案内する。マイケルは体の不調の為、車の中で休息し、後の3人はバンパイアの巣窟へと侵入していくのだった、、、。
どこにも彼等が眠っているであろうと思われる棺は見当たらない。ふと、天井を見てみると、何と彼らは日中の為に
ぶら下がって眠っていたのだった。引き返そうと説得するサムを振り切ってエドガー、アランの兄弟は調子に乗って眠っている4人の一人マルコの心臓に杭を突き刺すと
断末魔と共にマルコは絶命。
目を覚ましたデビットは
「殺ったなー」と言うと3人に襲い掛かる。三人はデビットの手に太陽の光を当て何とかその場を逃れる事が出来た。その晩、デビットはマルコの復讐に燃えサム達の家に襲撃を仕掛けたのだった。
今まさに
少年VSバンパイアの戦争が始まろうとしていた、、、、。
ロストボーイについて
昔も今も御寮人がオススメする「吸血鬼映画」はこの
ロストボーイを置いてほかに無い。
この映画と
「フライトナイト」と言う映画は今まであった吸血鬼映画のイメージを吹っ飛ばした存在の映画だと思う。吸血鬼と言ってまず思い浮かぶのは有名な「ドラキュラ」で、黒マントにオールバックにダンディーなオジサマと相場が決まっていたのだが、この映画の吸血鬼は何と「暴走族」なのだ。しかもタバコも吸うし薬もやるしバイクにも乗るのだ。しかも、この暴走族吸血鬼4人は
とにかくカッコいいのだ。
リーダー役を演じたのはキーファー・サザーランドと言う俳優で、あの名優ドナルド・サザーランドの息子なのである。この映画が切っ掛けでキーファーのファンになったぐらいだ。
キーファーについてはほとんどの人は「スタンドバイミー」でお眼に掛かっている筈だと思う。あの不良のリーダーの「エース」を演じてた人だ。
話がそれたが、この映画は「スタンドバイミー」と「グーニーズ」を混ぜてホラーにした感じに仕上がっている。それもその筈で、製作総指揮には「グーニーズ」のリチャード・ドナーで、監督はジョエル・シュマッカーなのだ。とにかくスピード感があって一気に最後まで見させてくれる。タイトルの「ロストボーイ」と言うのは
「失われた少年」と言う意味なんだそうである。これは、この映画が創られていた時に実際にアメリカの方で失踪事件が多発したそうで、それをうまく取り込んで付けられたタイトルなんだそうである。
この映画の舞台のサンタカーラと言う町は昼間は活発で明るく賑わうのだが日が暮れて夜になると霧が発生し昼間とは全く違う不陰気になるそうである。海辺に創られた遊園地みたいな感じの
イカした町で、このテイストが凄く気に入ってます。本当にあるみたいなので行って見たい気になります。
で、映画の中で、いかにもポップな感じの曲が流れるんですが「スタンドバイミー」でも合間合間に懐かしの名曲が流れてたのを思い出します。この映画が他の吸血鬼映画と違うのはバンパイアハンターに少年を使っている所で、普通はピーター・カッシングのような教授が出てきて戦うんですが、この辺に新しさを感じます。しかも、その少年の名前がエドガー、アランと言うのも
受けを狙ってるような感じです。
ロストボーイの吸血鬼には従来の「十字架」や「ニンニク」は
利きません(笑)しかし、太陽光線と木の杭に弱いのはどの吸血鬼映画でも同じようです。そんな新しいバンパイアにどうやって立ち向かうのかがこの映画の魅力の一つです。ステレオ電気でやっつけたり、ニンニク&聖水風呂なんてゆうのも登場します。
親バンパイアVS半バンパイアの対決なんかも見られます。最終的にデビットを倒して終わりなのかと言うとそうではなく、しっかりホラー映画のお約束の
「どんでん返し」が待ってます。始めてみた方は「えっ、あの人がまさか、、、」と思う事間違いなし。
実は御寮人が始めてみたDVD映画がこの「ロストボーイ」だったのです。まさかこの映画がDVDなんかで出ないだろうなと思いダメもとでインターネットで検索した所、存在していたのです。その時は感激ですぐに手に入れました。パッケージもカッコよくリニューアルされていて良い感じでした。このロストボーイはアメリカでは大変人気がありサイトなんかもあるみたいです。
最後にエンディングの曲に
「ドント・レッツ・ザ・サン・ゴー・ダウン・オンミー」と言う歌が流れるんですが、この曲はエルトン・ジョンが作曲したそうで凄くこの映画のテイストに合っててお気に入りの映画サントラの一つです。
この映画は15、6年前の作品なんですが、今でも通用しそうな感じです。今時のバンパイア映画しか観た事が無いと言う人、又はバンパイア映画に興味がおありな人は
是非オススメします。