水滸伝
集え、梁山泊108星
ストーリー
時は北宋の時代。乱れた世を正そうと、集まる英雄・豪傑達が居た。その名を梁山泊。
山と沼地に囲まれたその土地は正に天然の要塞であった。
ある時、朝廷に仕える大臣・コウキュウは梁山泊に武術大会開くと言う紹介状を送った。コウキュウにとって目障りな梁山泊を試合にかこつけて滅ぼそうという狙いであった。
真っ向から受けて立つ梁山泊。試合は全5試合。梁山泊軍師・呉用は並み居る豪傑5人を選抜。
花和尚・魯智深、行者・武松、九紋竜・史進、石秀、浪子・燕青の5人が出場する事に決まったのであった。
梁山泊首領・宋江は5人に先立って燕青を連れ、山を下りた。旅の途中、2人は賊に襲われる僧侶を救出し、僧侶から助けた礼にと寺に招かれたのであった。
その晩、宋江は闇の中から数人の黒装束の男達に襲われ拉致されてしまうのであった。
ボディーガードの役目を果たせなかった燕青は悔いるが、時既に遅し。宋江は行方不明となった。
だが時間は迫る。首領である宋江が不在、更には出場予定の燕青も間に合わなくなる。このままでは試合放棄とみなされてしまう、、、、。
後から辿り着いた4人は、試合会場へ出向き、試合時間を待つのみとなった。
大臣・コウキュウは、この最強5人と宋江の不在の隙に梁山泊に軍を向けるのであった。
留守を守る軍師・呉用は得意の策を巡らし、官軍に応戦。リキ、コサンジョウ、ロシュンギ等を巧みに使いこなし何とか防ぐ事に成功する。
一方、試合会場では仕方なく試合が開始された。
第1戦、魯智深、第2戦の史進が相次いで破れ第3戦の武松が試合に臨むが、本来の力が出せない。
コウキュウは第1戦目から梁山泊チームに「試合に勝てば宋江を殺す」と脅しを掛けており、彼等の力を半減させる卑劣な手段に出でるのだった、、、。
宋江は寺の坊主に騙され、幽閉されていたが燕青が駆けつけ、無事に救出。
無事に試合会場に現われた宋江、燕青の姿を見た武松は奮起し、これに勝利。続く、第4戦にて石秀も勝利し、遂に引き分けのまま燕青VS官軍最強の豪傑・ゼンゲンとの試合が始まった。
激戦の中、燕青は遂にゼンゲンを打ち破る、、、、、がその時、コウキュウは不穏な動きを見せる。
このまま生かしては帰さぬつもりのコウキュウは宋江等を囲むが、そこに呉用が援軍を率いて駆けつけるのであった。
コウキュウ軍VS梁山泊の戦いは火蓋を切って落とされたのだった、、、。
水滸伝について
まず、この映画は歴史映画ではない。
クンフーブームの人気に便乗し、水滸伝と言う中国の伝記小説を元にクンフー映画に仕上げている。
この映画が公開された当時、丁度、少林寺への道、少林寺36房、ジャッキーチェンの拳シリーズ、リー・リンチェイの少林寺等が公開されてクンフー大人気の真っ最中だった。
当時、御寮人は小学生で、この水滸伝を劇場で生で観た。はっきり言って子供が見ても、この物語自体が判る筈もないのでお楽しみはと言ったら、やはり豪傑達が少林の武術を披露し戦う場面しか見所はないといっても良いだろう。
大人になり、三国志や水滸伝や日本の戦国物、等に凝り出し、偶然にもこの映画水滸伝をレンタルする事が出来たので改めて観る事が出来た訳だ。(当然ダビ)
改めて見ても、やはり見所はクンフーの場面しかない(笑)要するにラストバトルに行くまでがやたらとダラダラと長い印象を受けた。
別にこの映画は原作の長編・水滸伝に合わせてる訳ではないので、見方としては間違ってはいないと思う。
以外にも架空上の梁山泊の豪傑達が少林寺武術を使いこなしている姿は不自然ではない。
棒術も登場すれば酔拳、蟷螂拳、三節混、剣術等も登場する。

水滸伝と言う物語の面白さは、豪傑達が梁山泊に集まってくるまでの1人1人のストーリーが面白いと言うのがある。
実際に小説の中でも史進と言うキャラは棒術を駆使して官軍と戦ったり、魯智深は62斤の禅杖を振り回して蹴散らす等の活躍も見せてくれる。
このような、個性溢れる梁山泊とクンフーを合体させたとゆう発想は面白かったし、アイデアの勝利と言っても過言ではないだろう。
水滸伝に興味のある方は、この映画を見た後、又は見る前に小説の方を読んでみるのも面白いかもしれない。
その方が感情移入して、この映画を見る事が出来るのではないかと思う。

水滸伝とは?

要するに悪政に耐えかねた武人、盗賊、山賊、知識人、等が集まり「俺達が世直しをしてやろう」とゆうのが簡単な説明だと思う。
単に官軍に対して好き放題暴れまくるのか?と言ったらそうでもないのだ。
結果的に108人の宿命の星を背負った英雄豪傑が集まり、長い戦いの中で中間達が次々に命を落とし、星になって帰って行くとゆう激しくも悲しい物語が本筋なのである。
この映画を始めて見て、水滸伝はクンフー物語なのかと思ってしまう人も居るかも知れない(笑)

梁山泊とは?

これも簡単に言うと、今風で言えば仕事を無くした実力のあるホームレスの集まり。と言ったら失礼か。
面白いのは、それぞれの豪傑達の本職が医者、大工、師範代、金持ち、妖術師、文化人、盗賊、山賊、海賊、漁師、狩人、浪人、酒屋、美男美女なんかも登場する。
彼等は自分達が望む理想郷を目指し活動をしている訳だが、梁山泊とゆう山塞自体が町のような形になっており、各住人はそれぞれの持ち場を預かり、仕事に励んでいる
決して寄せ集めの軍勢ではなく、個人個人が実力を持っており、敵の侵入や攻撃にもちょっとやそっとでは通じないだけの構えがあるのだ。
又、勧誘で入るより、行き場を無くした者達を受け入れると言う形で規模が拡大してるのが特徴である。

この映画のラストは、続編を匂わすような感じで終わるのだが20年以上経った今でも続編が出ないと言う事は製作者もどうでもよくなってるのかもしれない(爆)
近年でも中国で水滸伝を題材にした映画、ドラマが作られたりしてるが、主人公選びに関しては、この映画水滸伝のように燕青でなくてもいいのだ。
武松でも出来るし、魯智深でも可能。色男系を主人公に置きたいのなら燕青、史進、林沖(映画には出てない)あたりが良いかもしれない。

三国志は人気があるのに、この水滸伝は可愛そうなほど人気が無いのは何故だろう。
そう言えばメディアで扱ってるのも非常に少ない。取っつきにくいと言うのはあるかもしれない。
漫画なんかでも本格的な劇画チックな水滸伝を描いてくれる人が居たら面白いし、受けるかもしれない。
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