「シンドバット・黄金の航海」、「原子怪獣現る」等の作った
ハリー・ハウゼン制作の不屈の名作。
ファンタジー映画の御手本とも言えるような作品でファンの方も多いのではないだろうか。
当時、コンピュータ・グラフィックと言う物が無かった時代にこれだけの作品を作りあげたハウゼン氏の功績は非常に大きい。
なんと言うかCGでは表せない独特の世界がこの映画にはあるのだ。
ストーリーは超有名な
「ギリシャ神話」である。御寮人は、この神話の世界観が堪らなく好きなのである。
有名なペガサス、蛇女・メドゥーサ、怪物・クラーケンなんかも登場。
この映画が日本公開された時は、まだ幼かったので観たのはテレビ版だった。日曜洋画劇場で放送してたのを憶えている。
今回、めでたくDVD版として発売されたので、速攻で購入した。
名作は何度見ても飽きない物で、久々にこの映画を見た御寮人は、その懐かしさで感動したのだ。
メニュー画面が出たときにタイタンの戦いのサントラが流れ出した時は思わず涙ぐんだ、、、。
テレビの編集版ではなく完全版のDVD版タイタンの戦いを始めて目にした。テレビ版では出てこなかった死の島への案内人・カロンが出てきたときには
「おお〜、こんな場面があったのか」と驚いた。
この映画最大の見せ所は
「メドゥーサVSペルセウスの一騎打ち」であろう。
観た者を石に変えるメドゥーサに石の柱に隠れつつ、盾に映る姿を見ながら戦うペルセウスのシーンは観ているこちら側も思わず息を止めてしまう人も居る筈。
怪物・クラーケンのデザインなんかも後に出来た映画やゲームにも大きい影響を与えてる事は間違いない。
DVDの特典でハウゼン監督のインタビューが聞けるのは貴重。モンスターがどのように出来たのかも語られるのは嬉しかった。
この映画が作られた時代はファンタジー映画が非常に多くあった。
シンドバットシリーズやアルゴ探検隊なんかも、その系統なのだが、この時代ならではの凄み、面白みがある。
批判っぽくなるが今のようにCGグラフィックスが当たり前になってしまっている映画を見ても面白いと思わない。
作り手としては多少は楽になったのだろうが、その反動で役者達の真剣で本気の篭った演技が見られなくなったように感じる。
そう感じてしまうのは自分の映画の観方が変わったからなのか?それとも時代の影響なのか?どちらかなんだろうなとは思う。
一見、映画業界は発展してるように見えるが、実は変な部分で退化してきてるとも言えるかも知れない。まずはCGが当たり前になってきて、見る側も目が慣れてしまっていて
「CGは当たり前」のような見方になってるのかも。
一時期ブームになり社会現象まで起こした某パニック映画は確かに興行成績は残し、騒がれていたが今や誰も語る者も居なくなった。果たしてその某パニック映画は成績は良かったが不屈の名作と呼べるのかは疑問が残るのではないだろうか。
10年後に再び人から語られる程の作品として残るのかどうかは判らないが、、、。
名作の基準ってなんだろう?ってなった時に答えるのは難しい。
御寮人的に言えるのは
「年月が経たないと作品の良さは判らない」のではないかと思う。
興行成績が悪くても後に評価された作品は一杯ある。その逆もある。
その時代によっても違うのだろうが「いつ何時」観ても面白いと言えるのが名作ではないかと思う。
その意味で、この「タイタンの戦い」は、これから何年経っても御寮人が選ぶ「不屈の名作」に入るのだろう。