悪魔の手毬唄
ストーリー
常に難事件に追われ、解決したかと思うとまた事件発生とゆう人生を歩む名探偵金田一耕助は、久々に気分転換の休養を取る事ができた。旅行先は岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村(おにこべむらと読む)と言う場所であった。金田一耕助も磯川警部に旅行先を相談したのが運のつきだった。実はこの鬼首村は20数年前に殺人事件が在ったのだが事件の謎が結局解けず迷宮入りになってしまったと言う磯川警部には忘れる事の出来ない土地であった。磯川警部はこの事件にはカラクリがあるのではないかと言う疑念を20年経った今でも忘れる事は無かった。現地で再会した金田一と磯川はお互い懐かしんだ後、さりげなく磯川は迷宮入りになった事件の話題を切り出す。その話術にグイグイ引っ張られていく金田一、、、。やがて滞在先で奇妙な殺人事件が起こった。鬼首村に伝わる手毬唄の内容に当てはめて次々と殺されていく。誰が何のために、、、、そして20年前の事件との関わりは?名探偵と鬼警部は謎解きに立ち上がるのであった。
悪魔の手毬唄について
内容的には獄門島とよく似ている。獄門島は芭蕉の俳句に見立てて殺人が行われるのだが、この映画では民間伝承の手毬唄の唄に当てはめられて殺人が起こっていく。殺されるのが女性3人と言うのも共通である。この作品の主役は原作、映画共に磯川警部といっても過言ではない。いつも脇役の磯川警部も今回は堂々と主役を張っている点がポイントだ。磯川役に若山富三郎さんが演じているのは凄い。若山さんと言えばコワモテのイメージが強いんですがこの映画では心優しい愛嬌のある役を演じています。全然不自然さ無く安心して観れるのはさすが大者役者の貫禄と言った所でしょう。とゆうことは御馴染み加藤武さんは出ないのか?安心して下さい、しっかり出てきます(笑)。立花警部補役でご登場です。この方の表情は実に豊かで喜怒哀楽が極端なほどはっきりしていていつ観ても笑えます。原作とそんなにズレは無く映画を先に観た私でも違和感無く最後まで読めました。違いは何点かあるんですが、まず仁礼の文子の死体表現が違います。原作だとブドウ酒工場の樽の側で絞殺されてるだけなんですが映画だとブドウ酒樽の中に体を漬けられて死んでます。初めて観たらビックリする事間違いなしです。夢に出るかもしれません。里子は原作だと殺されたあと裸にされて放置されると言うちょっとエッチなシーンなんですが、さすがに映画ではそこまで過激には表現されてないようです。この里子は「注目の人」の所で取り上げます。亀の湯の女将役には岸恵子さんが演じてます。原作では何となく冴えない女将として描かれてるんですが映画では冴えてます(笑)美人過ぎるんでしょうな。私的には司葉子さんの印象があるんですがどうでしょうか?で、この映画の殺人の動機なんですが一番判り易いんじゃないでしょうか。男女関係のもつれとゆうか女性の性とゆうか、あえてテーマを付けると「女の独占欲」と言えるんじゃないかと。犯人が最後の方のセリフで「酷い男と判ってても、あの人の事が好きやった」と言う言葉が印象に残ってます。この映画、又は原作は多分、女性が観て読んだほうがきっと共感できるんじゃないかと思います。
たたずむ金田一と等々力警部
金田一の部屋へ
注目はこの人
オマケはこの人