ストーリー
伊豆半島の南に位置する月琴島に大道寺家とゆう家があった。その大道寺家に不気味な脅迫状が届けられた。「あの女の前には多くの血が流されるであろう。あの女は女王蜂である、、、」と言う内容だった。その後、早くも殺人事件が発生。殺された人物は大道寺家の娘の3人のうちの求婚者の一人であった。しばらくして、求婚者の1人がまたしても殺害された。すべての殺人は大道寺の娘の前で起こっていく。そして脅迫状を裏付ける19年前に起きた殺人事件との関連は、、、、。依頼を受けた名探偵金田一耕助は謎に挑むのであった。
女王蜂について
まず映画とは関係ないのだが映像が暗すぎて見づらかった(笑)御寮人的にはこの映画のレビューに関して自信が無い。何故なら金田一映画の中でも取っつきづらいという印象があるからだ。原作、映画を両方見終わってみて、とにかく話が違いすぎていて混乱してしまう。大まかな筋は同じなのだが、映画版は違うと言うよりはポンポンと話が飛んでいる感じがする。どちらを面白いと言うのかは個人差が出るのではないだろうか。御寮人は若干原作派かもしれない。この映画のテーマは「狂信的愛情」と言えるかもしれない。誰かを守る、守るために殺人と言う手段を使うといった所だろうか。原作だと近親相姦的な部分を感じるのだが映画版では「守る」という見せ方の方が強い。この映画では金田一が犯人に襲われ負傷して入院してしまうという場面がある。悪霊島でもピンチがあった。この映画の犯人はどうも自分を早く捕まえて貰いたいのか、金田一にワザワザ謎解きを手伝ってしまったりしている。何かに似てるかと思ったら「獄門島」の犯人と似ていたのだ。後、配役はかなり凄いメンバーを起用している。高峰三枝子、仲代達矢、司葉子や市川金田一には必ず登場する坂口良子、三木のり平、大滝秀治、白石加代子など。特に仲代さんの大道寺欣造はハマッていた。異彩をを放っていた感じがする。白石さんの回想シーンは必見。あの瞬きせずにモッタリと語る時の目は、みのもんたの眼光並に凄い。吸い込まれていく感じだ。「病院坂の首縊りの家」でも見ることが出来る。タイトルの意味が始め分からなかったのだが「女王蜂』と言うのはどうやら大道寺智子を指しているようである。要するに智子という女王蜂の周りに求婚者と言う兵隊蜂が群がってくるという意味なのだろう。女王蜂名物に「九十九龍馬」がいる。彼の存在はとにかく浮いている感じだ。最終的にはハッピーエンドで終わったので終わりよければ全て良しと言った所か。