『危ない恋愛!?』
第3弾『危ない夏休み!?』
0.
カレンダ〜は8月。
楽しい楽しい夏休みの真っ最中。
…のはずが…
「…で、ここが、こうなる。分かった?」
「はい。良く分かりますわ。とっても!」
私は、ニッコリ微笑んだ。
しかし、心の中は、
くっそ〜!!こんな難しいの今しなくても…
と、いう感じで…。
家の、ク〜ラ〜万全の部屋で…新しく家庭教師がついて、お勉強の毎日を送っていた。
しかも、家庭教師は1日6時間。
週7日。
下手したら、他の人より一緒にいる時間が長い。
何で私がこんな目に??
クラスの子は皆、「フランス」だの「アメリカ」だの「ハワイ」だのに旅行に出かけている。
日本国内でも「軽井沢」やら「沖縄」やら…。
あー…優とどっか旅行に行きたいな…
1.
「ねぇ!優ってば…」
「何ですか?」
私は、やっと、家庭教師から開放され、お稽古に行く車の中で、優に話しかけた。
「『何ですか?』じゃないわよ〜〜!!どっか、行きたい!!ねぇ〜!!旅行に!!」
「ダメです」
相変わらず、即答ね。
「ど〜してよ〜!」
「別に旅行に行く必要なんて無いじゃないですか?お母様だって、忙しいんですよ?」
「別に…母と行きたいわけじゃ…むしろ、母となんて、行きたか無いわよ」
母だって私となんて、行きたくないだろうしね。
そ〜ゆ〜人なのよ。
母は。
ロクに会話すらしない親子関係。
「じゃ、どうして…」
「それは、分かって聞いてるの?いや…優が、バカなだけ?」
「何ですか…。その言いぐさは…」
「と・に・か・く!旅行の手配をして頂戴!してくれなきゃ、家出するから!」
私は、堂々と家出宣言したのだった。
「ど、ど〜してそう、ワガママなんですか!」
毎日、家庭教師にも猫被って、ニッコリ微笑んで授業なんて受けてる私が…
それに、文句言わない(いや、少しは言ってるかも)私が!?
わがまま…?
私の中でプチンと何かが切れた。
「『わがまま』!?これが!?も〜い〜〜!!優のバカ!一輝に頼む!!」
最後の手段よ。
一輝は、誰よりも私に甘いの。
こ〜言えば、優も…
「一輝さんに?…絶対OKするに、決まってるじゃ無いですか!」
「だからよ」
「も〜……分かりました。なんとか、手配してみますよ」
「やった〜!優、だから、好きよ」
私は、優に飛びついた。
「まったく…」
優は、ふ〜っとため息をついている。
ふふふ。
これで、万全。
OKだわ!
私の
『脱★バ〜ジン大作戦』
始動だ!!!
優とは、なんだかんだ言っても最後まで…やってないのよ。
「もらうつもりです」
とか言っときながら…優ってば…!
何年後のつもりだ!?一体!!?
優のことだから、そ〜ゆ〜事は20を過ぎてから…とでも、思ってるんでしょう?
その手の雑誌を買って(って、メイドさんに頼んで買ってきてもらったのだが…)、
色々研究したのよ。
私は…。
でも、やっぱり、普通の雑誌ね。
肝心の部分がシッカリ書いて無いし…。
まぁ、良く分からないけど、いざとなれば、なんとかなるわね!
ほら、よくあるじゃない。
マンガとかでも。
二人で迎える幸せな朝。
だから、まぁ、流れで何とかなるでしょう!
と、適当に推測して、私は微笑んだ。
「何笑ってるんですか?」
優に言われて、私は顔が笑っていることに気付く。
「へっ…!?いや、ははは…」
「場所はどこが良いですか?たぶん、2泊くらいですけど」
「あ、旅行の…ね。軽井沢の別荘は?あったでしょ?」
「あぁ、あんまり使われていない…。そうですね」
軽井沢。
別荘。
まぁ、設定としては良いわよね?
で、優と二人で過ごす夏!!
オッケイよ!!
すごく良いわ!!
2.
「…で、ど〜して…!」
あれから、1週間。
私は、軽井沢の別荘前まできていた。
「ど〜して、一輝までいるのよ〜〜〜〜!!!?」
私は一輝を見て叫んだ。
「かわいい妹と一緒に居たいだけだよ」
とか言いながら、一輝はさっさと別荘に入っていく。
「優〜〜〜〜」
私は優を見て、恨めしい声を出した。
「なんですか?」
なんで普通に聞き返すの?
「なんで…一輝が一緒なのよ!?私、聞いて無い!!」
「え?言ってませんでしたっけ?」
「聞いてないっ!!」
「一輝さんが『ど〜しても』って、言うもんだから。
奈美さんも、一輝さんと一緒のほうが嬉しいでしょ?」
「バカ!!」
「な、なんですか!?いきなり?」
「も〜い〜〜!!知らないっ!」
私は、そう言うと、走って別荘に入った。
そう、今まで優とできなかった理由の一つに一輝があるのよ。
一輝は…勘が良いから。
良い雰囲気になると、必ずと言っていいほど、部屋に入ってくる。
カメラでも、しかけてあるのでは、ないだろうか…?
やっと…二人で過ごせる夏…と、思ったのに…。
3.
別荘内は2階建てで、この日の為に優が、使用人とSPを何人か配備している。
そんなの、いらないのに…。
どんどん、
『優と二人で過ごす夏』
ってのから、遠ざかっている気が…。
あきらかに、2桁の人数が居るじゃん!!
優のばか〜〜!!
4.
「奈美!どっか行くか?」
一輝が、私の部屋…と用意された部屋に私がついた瞬間入ってきた。
「ど、ど〜しよ〜かなぁ〜…?」
「別荘内にある、プ〜ルに行こう!」
そう言いながら、一輝は、私を引っ張り出した。
「か、一輝〜〜?」
「あ、テニスの方が良かったか?でも、やっぱり、夏はプ〜ルだろ?」
と、勝手に話を進めている。
しょ〜がない…。一輝と思いっきり遊んで、一輝を疲れさせなきゃ…。
「プ〜ル!行こう!!」
私は、走った。
プ〜ルは、50mプ〜ルだった。
一輝と思いっきり遊ぶ。
「一輝泳ぐの得意でしょ〜?」
私は一輝を見て言った。
「そうだけど…?」
「ね、見せて!!」
「え〜?しょうがないなぁ〜」
と、言いながら、一輝はスイスイと、50mを泳いだ。
こんな事を繰り返し、兄を疲れさす妹。
悪いけど。
一輝には疲れて、今日はさっさと寝てもらわなきゃ…。
「疲れたな」
一輝がそう言った。
私はニッコリして、
「そうね」
と、答えた。
そりゃ、そうでしょ。
一輝には疲れてもらったんだから。
「もう、夕食ですよ」
優が、プ〜ルに呼びに来る。
「行こう!一輝」
「おう」
私は一輝の手を取ると、一緒に走った。
5.
夕食後、私はお風呂に入った。
「しっかり、洗っとかなきゃ…」
私はいつもより、念入りに隅々を洗い切った。
やっぱ、好きな人には
『キレイ』に思われたいでしょ?
それに、なんせ…はじめてなんだから。
お風呂をあがると、私は、髪を乾かす間もなく、優の部屋に走った。
「優〜??」
私は、トントンと戸をたたいた。
ドキドキしながら…。
中から
「はい?」
と、声がする。
「入るわよ」
私は、戸を開けた。
そこには、優と一輝が一緒に居た。
「か、一輝!?なんで…」
「あぁ、ちょっと、話してたんだよ」
と言って、一輝が笑った。
ちょっと〜〜〜…
一輝と優が話すことなんてあるのかしら?
「何?」
一輝が聞いてきた。
「いや…えっと〜…なんとなく…」
優とHしにきた!
とは、さすがに言えず口篭もってしまった。
「奈美さん!」
突然優が怒る。
「な、何?」
「髪も乾かさずに…全く…。風邪ひいたらど〜するんですか?」
「あぁ…大丈夫よ。子供扱いしないで」
「大丈夫じゃないですよ。この別荘、結構冷房効いてるんですから」
そう言うと優はタオルで、私の頭をクシャクシャっと拭いた。
そんなやり取りを、一輝は嬉しそうにニコニコ見ていた。
「な、何?」
「いや。じゃ、俺は、もう寝ようかな?」
一輝がそう言うと、私は、
「そう…そうしなよ!今日は疲れたでしょ?」
と、言った。
「じゃ、おやすみ」
一輝は、そう言いながら優の部屋を出た。
ちょっと調子狂うくらい、一輝はさっさと部屋を出たのだ。
「…?」
6.
「…で?どうしたんですか?」
優は、椅子に座りなおすと、聞いてきた。
「いや…あの〜」
…って…一体、ここから、ど〜すれば良いわけ!?
そ〜いえば…『彼の家に居ると、彼から…』とか…雑誌に書いていたような。
そうか!
とにかく、ボ〜っと、一緒に居れば…。
「ちょ、ちょっと、やることないから、優とでもボ〜っとしよう…と思って」
「そうですか…」
シ〜ンとなる室内。
優は不動だし…。
ここから、ど〜すれば、い〜のよ〜〜!?
『彼からしてきてくれなかった場合…』
私は、必死に言葉を捜していた。
『ちょっと、大胆に私からキスしたら…そのまま…』ってのも、あったわね。
私は優の近くに行くと、優の膝に手を乗せてキスをした。
優はいつもの如く、キスをし返してくれた。
「んっ……」
しかし、優は、すぐ唇を離した。
「はい。今日の分は終わりです。一体どうしたんですか?急に…」
…それで、終わり!?
ピッタリキレイに…。
ちょっとちょっと〜〜〜!!
こ〜ゆ〜コトすると、なんていうの?
こう、ムラムラ(?)っとくるもんじゃないの?
それに、こんな良いシチュエ〜ション…なかなかないわよ!?
優は…、普通の男とは違うから…ど〜も、読めないわ…。
って、普通の男のことでさえも、分からないんだけどね…。
7.
「ねぇ…ど、ど〜して…」
「はい?」
「ど〜して、Hしてくれないのよ!?」
私は、つい叫んでいた。
「…はぁ!?」
優が、拍子抜けの顔をしている。
「わ、私って…そんなに魅力ない?」
「な、何言ってるんですか!?」
「だって…優、何もしてくれないんだもん」
私は涙目になっていた。
…女の子にこんなこと言わすなんて…最低よ!!
「あのですね…奈美さん…」
「へっ?」
優は、そう言うと、私の頬に手を触れた。
私はそれだけで、ビクッと、体が反応してしまう。
「こんなに、ビクビクされたんじゃ、手なんて出せませんよ…」
優は、困った様にそう言った。
「だ…だって……勝手に体が…ビクってなるんだもん。別に恐がってるわけじゃ…」
「恐がってますよ。充分」
優はそう言うと、小さくため息をつく。
「ちが〜〜う!!…私、優と…したい…んだもん」
「そ、それは…」
「優はしたくないの?」
「…あなたには敵いませんね。全く」
「本当!?」
私は、そう言うと、優に飛びついた。
8.
そして、またキスする。
優は、そのまま私を抱きかかえると、ベッドに向った。
い…いよいよだ…
私は息を飲んだ。
「服…脱がせますから、ちょっと、腕、上げてください」
「へ?」
「ほら…」
「あ、はい」
私は、そう言うと、言われたとおり腕を上げる。
優は、簡単に服だけ脱がせた。
そして、やさしく胸を触る。
「んっ…!!」
それだけで、気が狂いそうなほどドキドキしていた。
優は、いつもと雰囲気違うし…。
雑誌には、『気持ちいい』とか、書いてたけど…そんな気持ちより、緊張のほうが先に出る。
ブラのホックをはずして、さっさと、剥ぎ取ってしまう。
「あっ…!」
ついつい、私は手で胸を覆った。
「見えないじゃないですか…」
優はそう言うと、私の両手を右手で掴んだ。
「えっ!?や、やだっ…エッチ!」
「エッチって…。こんな事やってるんだから、当たり前じゃないですか…」
「そ、それもそうだけど…」
…両手を掴まれて、どうも…成すすべがない。
隠したいけど、隠せないし…。
「大丈夫ですよ」
優はそう言うと、胸をペロっと舐めた。
「ひゃっ………!」
声が上ずる。
皆、本当にこんな事してるの!!?
お、おか、おかしいわよ。
優は尚も、手を止めない。
私が望んだことなんだけど…。
優の手が下に下りてくると、自然と体が強張った。
太股を撫で、下着にすぐ手をかける。
「きゃ〜〜!!」
私は、つい叫んだ。
手は動かせないし…。
「どうしたんですか?」
「あの、あの…」
「恐いですか?」
「こ、恐くなんて…!!」
私は、つい、言ってしまった。
恐いわよ。
でも…優とはしたい…んだよね。
優は、私を見ると、クスっと笑った。
余裕だ…。
いつも、いつも、私に合わせてくれてるけど、本当はちゃんと大人なんだから…
当たり前なのかもしれない。
優は下着を取ると、その部分に手を触れてきた。
溝を行き来する。
「んっ……」
ゆるゆると、中から何かこみ上げてくる。
その時、急に下半身に痛みが走った。
「いたっ!!」
「キツイですね…。やっぱり」
「な…何?」
「指、1本入れただけですよ」
「ゆ、指ぃ!?」
指なんて…入れるもんなの!?
というか…入るの!?
「そうです。にしても、1本だけでこんなに痛がられるとは…」
優が、困った様に言った。
そう言われると、感覚が湧いてくる。
私の中で、指が動いているのが分かる。
タンポンすら使ったことのない私だったから、それだけで充分怖かった。
「な、やだっ………」
私は、足をバタバタさせた。
「ちょ、ちょっと…奈美さん!」
「は、…はい?」
「もうちょっと、おとなしくできませんか?これじゃあ、私が、
奈美さんを襲ってるみたいじゃないですか」
優は苦笑して言う。
「そ、そんなこと言われても〜〜」
「どうしたんですか?恐くなったんですか?」
「そ、そうじゃ…ないけど…えっと、そんなトコ触ったら…き、汚い…し」
私は口篭もった。
「汚いって…さっき、お風呂入ってたでしょう?それに、全然、汚くなんてないですよ」
「ぅぐっ…!……優…いつから、そんな台詞言う奴になったのよぅ?」
「いつも通りですよ」
「嘘っ。優…なんだか、優じゃないみたいだもん…」
「私は私ですよ。それは、奈美さんが、私のこ〜ゆ〜面を見たことなかっただけでしょう?」
「そ、そ、そうだけど…」
こ〜ゆ〜面って…ど〜ゆ〜面よ!?
見たかったような、見たくなかったような…。
優は、さっき入れていた指を出して、口に含んだ。
「えっ!?ちょ、ちょ、ちょっと!!」
「はい?」
「そ、そんなの…舐めないでよぉ!」
「美味しいですけど?」
優は上から見下ろした状態で、笑って言った。
「おっ………!!?」
私は、顔から火が出そうになった。
美味しいって…。
そ、そんなもんなの!?
頭の中は、もう、オ〜バ〜ヒ〜ト寸前。
いや、もうしてるかも…。
「もう、1度、入れますよ?」
「へっ?って、あぁ!」
また、指が入ってくる。
さっきより、スム〜ズに入った…
けど、痛い。
「いたいっ…よぅ〜〜」
私は、もう、泣き声混じりの声になっていた。
声も、こんな最中に喋り捲ったせいか、もう、かれてきた。
「濡れてきましたね」
「へっ!?」
耳に入る雑音が分かった。
クチュクチュという。
何か…水のような…音…?
「聞こえますか?」
そ…それって…私の…!?
「ちょ、ちょっ…!!何してんのよ!?」
「何って…ちゃんと、濡らしとかないと、後で、痛いですよ?」
「変態っ!!ど〜して、そんな事…」
「変態って何ですか。酷いですね、全く。これが、普通ですよ」
「うっ……」
お、大人って…
最低…。
「2本に増やしてみますね」
「う、うそっ…」
「嘘ついてど〜するんですか」
優は困った様に言うと、指を2本に増やした…らしかった。
見えないけど…分かる。
さっきより、大分キツイ。
クチュクチュっていう音と、私の心臓の音が伝わってくる。
「くっ…ぅっ…」
そして…さっきよりマシだが、大分痛い。
「このままじゃ、まだちょっと、痛いかもしれませんね」
そう言うと、優が視界から消えた。
「へっ?」
すると、いやな感覚が走る。
「んんっ!?」
こ…これは、舐められてる…!?
「ちょ、ちょ、ちょ〜〜〜っと!」
私は、つい足を閉じてしまう。
しかし、優はそれを許してはくれなかった。
「ダメですよ」
「だ、だって…」
「ほら、ちゃんと、集中して下さい」
集中って…。
ど〜しろって言うのよ!?
集中したら、余計に、音が耳に入るし…。
嫌悪感が走る。
しかし、
「んっ…………」
声が自然にもれそうになる。
でも、こんな、変な声…優に聞かせるのは、恥ずかしい。
私は、唇をかみ締めた。
もう、顔は、たぶん茹蛸並に赤くなっているだろう…。
「そんなに、唇かみ締めると、切れちゃいますよ?」
優がからかうように言う。
「だ…だって…」
「ほら」
そう言うと、優はキスをして、舌を侵入させてきた
「ふぁっ…ぁ」
「声、出してくださいよ」
優はニッコリそう言った。
優は、また、指を…たぶん2本入れた。
「あっ…」
指を内部で動かす。
しかも、微妙に…ランダムな動きで出し入れされる。
なんか、胃はムカツクんだけど、それとともに、違う感覚が走る。
「あっ……やだっ…なんか…変」
「気持ち良いんでしょ?」
「わ、ワカンナイ…。あっ…、はぁっ…ん」
い、今のは誰の声…!?
なんか、とてつもなくエロイ声は…。
私…なんだけど、私じゃない!!
「あっ…、やだっ……」
「何が嫌なんですか?」
「だって…わた…し、一人で…こんな…あっ…」
「大丈夫ですよ」
優は、ネクタイをゆるめただけで、キッチリ服を着こんだままなのに…私は…裸で…。
「はぁっ…あっ…ん……」
「もうそろそろですかね?」
「な…んっ…・何…がぁ?」
優はそれには答えず、指の動きを早めた。
「やっ……あ、あっ…あんっ……」
もう、気が狂いそう。
声も…止まらない。
「ちょ、ダ…メだって…、あぁっ…はっ……」
喉が痛い。
でも、声は自然と出てくる。
「あっ…はぁっ……い、やぁ、ん、んくっ…、あっやっ、もっ!な?…あぁぁぁん!!!」
私は意識が遠のいた。
9.
優のキスで、目覚める。
う〜ん。
おとぎばなしに出てくる、お姫様みたいだ。
と、いっても、さっきから、5分くらいなんだけど…。
「大丈夫ですか?」
「だ…大丈夫よ…」
「じゃぁ…」
「へっ!?」
優は、また、
手をそこに、差し入れてきた。
「何っ?」
「まだ、何もしてないですよ?」
「だ…だって…」
優は内部にまた、指を入れると、
「もう、大丈夫ですね」
と、ささやいた。
「…?」
何が『大丈夫』なんだ…?
すると、優が、急に服を脱ぎ出した。
「何…?」
「したいんでしょ?」
「そ…そりゃ…」
「私ももう限界ですからね」
優は苦笑してそう言った。
私には意味不明だ。
何…が?
「あ、あの、じゃあ…」
私は勝手に口が動いていた。
「はい?」
「私が脱がす!優のは!」
「へっ?」
優は、ビックリした顔をしたが、フッと笑うと、
「じゃぁ、お願いしましょうか」
と、言った。
なんだか、やってもらってばかりじゃ、悪い…とも思ったから。
つい、そんな事を言ってしまった。
変な子だと…思われてはいないだろうか…?
服に手をかける。
ス〜ツだったので、結構上は脱がせやすかった。
しかも、優も協力的だし。
しかし…ズボンは…、
何かにひっかかって、脱がせられない。
「い、いいですよ。自分でしますから」
優は、そう言ったが
「ダ〜メ」
と、私は、優のズボンに手をかけた。
優の協力のモト、どうにか、脱がす。
「な…何?」
私は、つい、保健体育で習った男の人の大事な部分をしっかり見てしまった。
教科書と…大分違うような…。
どこかで、コレを
「ぞ〜さん」
とか、言ってたけど、そんなかわいらしいものでもない。
「ジっと見ないで下さいよ」
「えっ!あ、あぁ、ゴメン!!」
私は、謝ると目をそむけた。
あ、あ、あんな大きいの!?
普通!?
アレをアソコに…!?
む…無理なのでは…。
私は、色々考えてしまう。
そして、また赤面。
端から見たら、百面相だ。
と、優は何やらゴソゴソしている。
「何やってんの?」
ひょい、と、手元を覗く。
なんだか、見たことあるような、ないような…。
小さい…
えっと…そうだ…。
「こ、コンド〜ム……?」
私は、恐る恐る聞いてみた。
「そうですよ」
優はニッコリ微笑んだ。
「そ、それ、そんなの…持ってるの!?優ってば」
「いや、大抵の男は皆持ってますよ」
「そ、そう…?」
私は、ジ〜っと、目線がいく。
「見たいんですか?」
優が少し困った様に聞いてきた。
「えっ!?いや…えっと、そうじゃなくて…」
「なんですか?」
「それ…つけるのよね…?ソコに」
私は、優のを指差した。
「そりゃ、そうですけど…」
「ね、ね?つけて良い?」
「へ?」
「私が…つけてあげる」
「そ、それは、ダメです」
「どうして〜?」
「そんなことされたら、つけてる途中で、出てしまいますよ…」
優は困った様に言った。
「へ?何が?」
「精液」
「せっ…!?」
「はいはい。ちょっと、待っててください」
優は、固まってしまった私をなだめると、さっと、後ろを向いた。
優が、
『保健体育』
の授業…みたいなことを、口走った…。
優の口から、
『せ…精液』とかいう言葉が…出たよ!?
優が遠い世界にいるように感じられた。
10.
「もう、いいですよ」
その言葉に、ドキっとする。
そうか…。
ここからが…本番…と言う事に…。
優は、私をコロンと転がすと、また、ソコに指を入れる。
「あっ…」
「もうちょっと…ですかね」
「へっ?」
優は、指を内部で掻き回した。
「やっ…あっ……」
さっきの、感覚がよみがえる。
「もう、いいですね」
優が、そう言うと、体が自然にビクっとなった。
恐い…んだろうか…。
私は…。
下半身に何か押しつけられているのが分かる。
「あっ…」
「いきますよ?」
優が、少し動いたところで、激痛が走る。
「いたっ!」
「やっぱり、まだ、キツイですね…」
「だ、だ、大丈夫…よっ」
「でも…、まだ、先も入ってないですよ?」
「へっ!?」
まだ、先も入ってないのに、こんなに痛いの!!?
私は涙目になってしまった。
「もっと、力抜いてください」
「む、無理〜〜」
「ほら…」
優が、腰を持った。
「いたいいたいっ…」
「頑張ってください」
何て…、酷い。
どんだけ、痛いか…分かってるの!?
「腰が逃げてますよ?」
優は、少し困った様に笑った。
「だ、だって…痛い。痛いんだもん!!」
「ほら、私の首に手を回してください。抱きついてても良いですから」
「え?う…うん」
言われたとおりに、優に抱きついた。
「いきますよ?」
「うん」
私は、唇をかんで、痛みに耐える用意をした。
優が、ぎゅっと力をこめて、入ってくるのが分かった。
『好きな人だからこそ絶えられる痛み』
だと、思ってた。
実際、雑誌にもそう書いてあった。
しかし…
『好きな人でも耐えられない痛み』
に、確実に変わっている。
「いたい!!」
私は優の体に、ギュっとしがみついた。
優も、たぶん痛いだろう。
でも、そんなの…
構ってられないよ〜!!
「ぅくっ………!!」
息ができない。
息の仕方を忘れてしまったみたいだ。
「くぅっ…んっっ!!」
「もうちょっと、で、全部」
優が少し、差し迫った顔でそう言った。
「つぅっ…・!!いたっ…あぁ…!!」
ま、まだなの〜〜??
もう、ヒリヒリしすぎて、感覚ないわよ…。
「一気にいきますよ?」
優は、そう宣告すると、文字通り、一気に入ってきた。
「いたっ…!いたぁいぃぃ!!やぁっ」
「もう、全部入りましたよ。ちょっと…動きますね」
「え!?えぇ!?」
優は、私にお構いなしで、動き出した。
始めはユックリだったのに、次第に早くなってくる。
私は、痛い…けど、どんどん、さっきの…違う感覚…がよみがえる。
「あっ……もう…」
「ほら、どう…ですか…?」
「どうって…わ…わか…ない……。変…なの…はっ…」
優が少し動くたびに、どんどん、声が溢れてくる。
「はぁっ……、んんっ…やだっ…あんっ………!」
痛いけど…痛すぎて…わからない。
「ふっ……うくぅっ…………」
「一緒に…」
そう言うと、優は、私を強く抱きしめて、深く突き上げてきた。
「へっ…?あぁっ…!!」
「私ももう…」
11.
「ねぇ、優…。良かった?」
「えぇ。とっても」
優はニッコリ微笑んだ。
私はそのあと、優のベッドでゴロゴロしていた。
血は少しだけ出たけど、大騒ぎするほどの量でもなかった。
ただ、アソコは、ヒリヒリいたい。
ハッキリ言って。歩けないわよ。
「大丈夫ですか?」
優が聞いてくる。
「大丈夫…じゃないわよ…。歩けないわよ」
「まぁ、2泊ですし、明日1日ユックリしてらしたら、大丈夫ですよ」
「それも、そうね」
私はそう言うと、優にピタっとくっついた。
「何ですか?」
「へへへ。嬉しい…から」
「そうですか」
優は優しく笑った。
「優、だ〜い好き!」
「私もですよ」
「じゃ、またしようね?」
「別に…私は構いませんけど…。日々の生活に支障がない程度に…」
「私。もっと、も〜っと、勉強する」
「それは、良いことです」
「保健体育を!」
「へ!?」
「もっと、優を喜ばせてあげる、テクニックとかを、学ぶわ!!」
「いや…それは…」
「嫌なの…?」
私は優の目を見た。
「嬉しいですけど…。ちゃんと、勉強もして下さいよ?」
「はいはい」
私は、生半可な返事をすると、そのまま眠った。
12.
次の日の朝。
一輝が朝食中に、
「奈美!今日はテニスでもしようか!」
と、元気良く誘ってきた。
テ、テニス…だと〜?
できるわけない…。
少し歩くだけでも、アソコにひびくのに…。
「ゴメ…ン。今日はちょっと…」
と、言うと、私は朝食の席を立って、部屋に向った。
13.
そんな、少しガニ股気味の、私の後ろ姿を見ながら、一輝は、斜め前に座っている優に、
「どうだった?」
と、聞いた。
「良かったですよ?」
優は、ニッコリ微笑む。
「だろうな。なかなか、隣の部屋だから、良く聞こえていたよ」
「そうですか…」
優は笑った。
「わざとだろ?」
「わざとなんて、そんな」
と、言いながら、優は不敵な笑いを浮かべた。
「…全く。良かったぜ。コンド〜ム渡しておいて」
一輝が安心した様に言った。
「一応持ってたんですけどね」
「そうなのか?」
「でも、1個じゃ足りないでしょ?わざわざ、2泊にしたんだから…」
「て…てめぇ…」
一輝は、優をジっと睨んだ。
