23.


急にそれは入ってきた。
ちょっと待って、って言ったのに。

ほんと急に。

「んくっ!!ぅぁあああんっ!!」


いたっ。痛いって!!
死ぬ…。

「いたっ!!ふぁんっ!!!」

飯島明久の嘘つき。
死なないって言ったのに。


「蜜柑」


耳元で呼ばれて。
目をあけた。


飯島明久の顔が上にある。


「わかるか?」
飯島明久が少し動くと、そこに飯島明久が入ってるって実感せずには、いられなかった。


「んっ!」


やだっ。


痛い。
でもそれだけじゃない。


「はぁんっっ!!」


ゆっくりと飯島明久が動き出した。

「やっ」
「くっ…蜜柑」
「飯島あっ!!んむっ…」
名前呼ぼうとしたらキスされた。
もう、なによぅ…。

「明久って呼んでみろよ」

飯島明久は不敵な笑みを浮かべた。

「できなっ…!はぁっ…、あき…」

無理よっ!
むりっ!!

だって、自分より凄く上の地位に居る人のこと呼び捨てなんてっ!!

「聞こえない」


飯島明久は意地悪く、急に中を乱暴に擦った。


「くっぁっ!!いたっ!!痛いっ!!うぁぁんっ!や、卑怯っ…はぁ…!」


「卑怯でいいよ。ほら、もっと気持ちよくするから」



「あっ」

もう。


「あきひさ、明久ぁっ」


あたしは、ついに彼の名を呼んでいた。



あ…。



何か、今。
…また1つ繋がった気がした。




「…蜜柑」

飯島明久は。
ううん、明久は微笑む。


「あっ!はぁっ…!!や、どうしようっ…んっ、あ、あぁっ!」


おかしくなるっ。

なに?
さっきと同じような、感覚。


「いいよ」
そう言って明久は、キスを落とす。




「やっ、やだっも、あぁ!明久っ、明久ぁっ!!は、んっあぁぁあああっ!!!!」




なにがなんだかわからなかった。



でも1つだけ感じたのは。








あたしは、この人に出会うために生きてきたんだってこと。